久しぶりの大規模ライブの観覧である。
とは言え、普通のライブではなく、より趣向の凝ったイベントとなっている。
形式としては、岡崎体育とヤバイTシャツ屋さんのツーマンライブではあるが、対戦形式になっているのが特徴だ。
各ラウンドごとに、ルールに即して交互にパフォーマンスをしていくものになる。
客席の両サイドというか前後に、レッドブルのカラーである赤と青のステージが用意されている。
そこでそれぞれのアーティストがパフォーマンスをするので、客はそれに合わせてこっちを向いたりあっちを向いたり、という感じだ。
概要の説明は以上。
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ここ2年ほど、コロナ禍の影響でなかなかメジャーアーティストの大規模ライブに行く機会がなかった。
昨年のビバラやさユり(ゼップだから中規模ぐらい)以来である。
ヤバTを観るのはそのビバラ以来およそ1年ぶり。
岡崎体育を観るのは、コロナ前に行われた伝説的ライブとも言えるSSA以来およそ3年ぶり。
つまり、どちらもたまアリ以来なんだなww
幕張メッセに行くのはもはやいつぶりかわからんwww
ライブとしてはルナフェス2018以来か??
ライブの感想
上記の通りなので、以下にラウンドごとに感想をまとめようと思う。
基本的には、岡崎体育が赤で先行、ヤバTが青で後攻となっている。
それぞれのラウンドのルールは公式サイトからの引用にて。
ROUND1「The Clash」
各自の“オリジナル楽曲”を制限時間内にできるだけパフォーマンスして、自身の魅力を最大限にアピール。いかに自分が素晴らしいアーティストか? 1stラウンドでオーディエンスに教えてあげよう!
いわゆる普通のライブパートである。
それぞれの持ち時間は25分だったかな。
先行の岡崎体育はMCも挟みつつなので5曲ほど。
「FRIENDS」はやるだろうなと思ってたけど、もっと攻めてくるかと思いきや自虐路線だったww
そしてこの日のために作られたと思われれる「クイックレポート」(?)がやばかったなww
まさに岡崎体育らしい手のこんだおもろい曲だったwww
観客のボルテージは一気に最高潮になったと思うwwwwwwww
それに対して後攻のヤバTは曲数を詰め込んでくるスタイルだ。
ライブバンドらしい王道の攻めたセトリで楽しかった。
ROUND2「The Cover」
事前に与えられた同一の課題曲をステージ上で初披露する。誰もが知っているあの曲で、いかにオリジナリティを発揮できるのか?“同じ楽曲をカバー”する2ndラウンドは個性が重要だ。
課題曲はAdoの「うっせぇわ」だったww
納得の選曲でおもろかったと思う。
ただ、事前に課題曲は発表されてなかったので、対戦という点においてはかなり先行の岡崎体育が有利な気がしたなぁ。
岡崎体育はワンコーラスを普通に、というかあえて童謡のような簡易的なアレンジと歌唱で歌い、後半は得意のゴリゴリのEDMアレンジ。
かなり良かったな。
一方のヤバTも得意のメロコア系のアレンジで演奏。
「癒着☆NIGHT」や「ヤバみ」の合わせ技のようなアレンジだった。
非常にわかりやすくヤバTって感じww
(ダンス対決)
この2組のアーティストには、それぞれマスコットキャラクターがいる。
岡崎体育には「てっくん」、ヤバTには「タンクトップくん」だ。
そのキャラ同士の対決もあったww
これは事前番組のようなものから因縁?があるようなのだが、俺は詳しくは知らない。
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被り物のキャラではあるが、まさかのダンス対決ww
動きが鈍そうなので、それぞれのキャラにはダンスのプロ(レッドブルの大会での受賞者なのかな)が助っ人として付く。
キャラ+プロのセットでダンス対決をして客の反応によって勝敗が決まる仕組みのようだ。
セットと言っても、上記の通り被り物なのでキャラはほぼ動けず、実質プロ同士の対決だ。
だから、別にどっちのキャラがすごいってもんでもないww
そんな感じなので、ステージ上でも、キャラがダンスしないと意味ない、みたいな流れとなり…。
キャラだけでのダンス対決へ。
まぁこのあたりからなんとなくオチは察しているがww
実はキャラの被り物の中の人もダンス熟達者で…。
どうせ踊れないんでしょ→実はすげぇ踊れる!
というオチでしたww
ROUND3「The Takeover」
“お互いのヒット曲をカバー”しあう3rdラウンドは攻撃こそ最大の防御だ。対戦相手の人気曲を、独自のスタイルでカバーしてオリジナルを上回ることができるのか?スリルと興奮を味わえるラウンドとなっている。
かなり楽しみにしていたコーナーである。
岡崎体育は、ヤバTの「肩 have a good day」をカバー。
意外な選曲ではあったが…。
肩パッド?ラグビーウェア?で、肩幅がいかつくなっててワロタwwww
ヤバTは、岡崎体育の「MUSIC VIDEO」をカバー。
もともとこの曲のMVはこやまたくやが撮っていることもあり、曲としてもわかりやすい選曲だ。
曲中の歌詞に合わせて、映像でもりもとを使ってたのがおもろかったなwww
ROUND4「The Wildcard」
最大の盛り上がりを見せるのがFinalラウンド。両組ともに会場を沸かせるため“スペシャルゲスト”を登場させることができる。一体誰がやってくるのか?何をパフォーマンスするのか? その瞬間がやってくるまで乞うご期待!
最後は、ゲストを呼んで一緒にパフォーマンスができるというもの。
とは言ってもさ、そこまで大物が来るとは思えんしなぁ…と、少し疑っていたのだが…。
岡崎体育が呼んだゲストは…。
まさかの10-FEET!!!
考えられる範囲の中で最も大物と言っても過言ではない。
まさにワイルドカードである。
いや〜これは震えたね。
事前に同行のAoyiくんとあれこれ予想はしていたのだ。
「まぁ関係性から考えて10-FEETはあるかもしれないけど、さすがにわざわざ全員で来るってことはないんじゃない?」
というのが俺の中での結論で、さすがに10-FEETはないやろ…と思っていた。
しかも可能性があるとしたらヤバTの方だろう。
だから、岡崎体育が呼んだということへの衝撃も大きかった。
岡崎体育はコール時に「同じ京都出身でヤバTの事務所の先輩でもある…」みたいなこと言ったから…。
声出しNGの中でも、その瞬間はさすがに隣のAoyiくんと声出しちゃったよねwww
10-FEETを従えて岡崎体育がパフォーマンスしたのは「なにをやってもあかんわ」だった。
確かにこの曲はパンク調の曲なので、10-FEETにはぴったりだった。
ちなみに10-FEETは、この3分のためだけに2泊3日で上京したらしいwwww
嘘か本当かはわからんけど。
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一方のヤバTは、さすがにこれ以上の衝撃はないやろ…と思ってたが。
ある意味衝撃のゲスト!
まさかのテツandトモwwwwww
レッドブルの色に合わせて赤と青がモチーフになっているイベントなので納得だwwwww
しかも演奏されたのは、テツandトモの代表ネタである「なんでだろう」のアレンジであるwwww
こちらはこちらで非常にレアなものが観れて最高だったなwwww
まとめ
最後はこのイベントのために作られた2組の共作「Beats Per Minute 220」で締められた。
ヤバTがデジタル系の同期に合わせて演奏するのは珍しいよなぁ。
まさにコラボという感じで良かった。
その前に、岡崎体育がヤバTのステージの方に移動するシーンがあったんだけど。
そこでグッときてちょっと泣きそうになってしまったなww
知らない人にこれを説明するのはすごく難しいんだけど、トロッコといえば岡崎体育なんだよwww
さて、このイベントは表面上は対戦形式ではあるが、結局は勝敗をつけるわけでもなく仲直りという終わりwww
なんとなく全て台本通りのテレビ番組を観たような印象ではある。
イベントの見せ方もそうだし、どちらのライブも非常に楽しめたので甲乙付け難いところではあるが…。
あえて勝敗をつけるなら、個人的にはやはり岡崎体育の勝ちかなぁ。
もちろんヤバTも唯一無二のバンドだと思うが、このイベントを通して改めて岡崎体育の独自性の強さを感じた。
っていうか、10-FEETはズルいwww
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また、岡崎体育が最後のMCでこんなことを言っていた。
「今日は赤と青で戦ったが、年末は紅と白で戦いたい」みたいな。
ここ数年ぐらい毎年言ってるけど、NHKにもレギュラーを持ってるこの2組以外に出すアーティストおらんやろ…という感じなんだけどなぁww
あと、大きな告知としてはヤバTの武道館ライブが発表された。
ついにヤバTが武道館!と思ってテンションが上がったが、それだけではなかった。
帰宅後に改めてTwitterの告知を見たら…武道館ツアーと書かれている。
武道館なのにツアー?と思いきや。
なんかようわからんどっかの葡萄観光農園みたいなところでもやるらしいwwww
んで、そのツアーのファイナルが日本武道館とのことwww
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久しぶりに大規模なライブを観ることができた。
ましてや好きなアーティスト同士の対バンで、非常にテンションが上がった。
もちろん声出しはできない等の制約はまだまだ多い。
それでもライブが楽しいことに変わりはない。
コロナ禍になる前の岡崎体育のSSAもそうだったが…。
歴史的なライブを観ることができてとても満足である。
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