2021/04/23(金) 82回目の終身刑 5th独房LIVE JUDGE -Revival of the dead- / 渋谷CLUB QUATTRO

音楽

俺は持病があるため、定期的に通院をしている。
この日も西新宿と表参道の病院をハシゴしなければならないので、”仕方なく”仕事を休むことにした。

しかし、表参道から渋谷というのは近いものでね…。
病院が終わった夕方から”たまたま”渋谷に行ったわけだ。

するとどうでしょう?

何やら面白そうなイベントをやっているではありませんか。

82回目の終身刑 ワンマンライブに至るまで

今回の独房ライブ(=ワンマンライブ)だけでなく、せっかくなのでそれまでの経緯も振り返ってみる。

82刑を知るまで

まず、2019年に遡る。

この頃の俺は、別の某バンドを熱心に追っていて、その仲間であったM氏やA氏からさらに他のバンドの情報を聞くなどして見識を広めていた。
ライブハウスでも路上ライブでもとにかく3人で現場で顔を合わせることが多かったし、喫煙所での会話は常にそういう内容だ。
chocol8 syndromeなんかもその流れで知ったバンドの1つで、ライブを観たら結果的にハマっている。

ある日、某バンドの現場にA氏が現れなかった。
どうも「82回目の終身刑」というバンドの現場に行ってしまったらしい。
そんなに良いバンドなんだろうか、なんかおっかない名前だけど…。

その辺りからM氏やA氏からなんとなく82回目の終身刑を推されるようになっていた。
(A氏はほぼはっちゃんはっちゃんとしか言ってなかったけど)

まぁ観る機会があれば観ようかなという程度には考えていたけど。
そうこうしているうちに世間はコロナ禍に突入して、ライブに行く機会はすっかりなくなってしまった。

82刑に出会うまで

2020年、ライブハウスやアーティスト(及びイベンターなどの関連業種)は苦境の中でもがいていた。
配信ライブやYouTubeやSNSのコンテンツを充実させる動きにシフトしていたと思う。

しかしその中でも、2020年の夏ぐらいからは、ライブハウスに客を入れての活動も目立ってきた。
感染症対策を徹底した新たなライブハウス文化の幕開けである。

俺も推しバンドの配信ライブなどにいい加減飽きてきたこともあり、現場に行きたい熱が高まっていた。
また、はっきり言ってしまうとその他諸々の理由により、推しバンドへのテンションが下がっていたというのもある。

ライブハウスに行きたい気持ちと、もっと他のバンドも観たい気持ちが相まったわけだ。
ということで、自粛中の反動もあって、2020年9月あたりから今まで以上に積極的に動き始めた。

久しぶりに現場復帰したのはチェルシーホテルだったかなぁ。
(新世界にも行ってたけど、いつが正確な現場復帰なのか謎)
知り合いのTOMOちゃんと、M氏が推してたガールズバンドブロックが対バンするということで行ってみたわけだ。

そうこうしているうちにちょこフェスオンラインがあり。
ちょこはちとGBBを観に、東京会場に行ってみることにした。

大阪会場では、M氏やA氏からよく名前を聞いていた爆弾幸気圧、そして82回目の終身刑が出るとのことで。
オンラインとは言えど、まぁ観てみるかぁという感じだったかな。
それが完全な初見であった。

しかしそこはやはり俺的なオンラインの限界なんだろうか。
何も予習してなかったし、両バンドともおっぱいを観てるうちに終わってしまった。
(ちなみに翌月には爆弾幸気圧を生で観れて、ざっくんのかっこよさに見事にハマってる)

今思うとホントろくでもない感想だが、仕方ない。

82刑を好きになるまで

そのあたりから82回目の終身刑をなんとなくリサーチするようになった。
その時点では好きとか嫌いとかでもなく、よくわかんないからとりあえずフワッと調べてみるかぁぐらい。

基本的にはライブを観て判断するのが早いというスタンスなので、サブスクとかYouTubeはそこまで熱心にチェックしてなかった。
いつだったか忘れたが、確か無料で配信をしていた、リクエストの多かった人気曲をその場でいきなりやる、みたいなライブの配信も観てみた。
いや、それはもうなんかわちゃわちゃしててよくわかんなかったけどwww

しかしまぁ、無料で観れるのはありがたいと思ったし、そこまで刺さっていなかったものの興味はあったから観てみたんだろう。

好きになるまでのポイント①

おそらく82刑を知るよりも先に、てのひらえるという名前は知っていた。
とにかくいろんなところで名前を見かけていた気がする。

可愛いなぁとは思ってたかもしれないけど、俺からしたら何者なのか全くわからない。
それこそ歌う人なのかどうかもよくわかっていなかった。

そんなボンヤリとした微かな記憶と興味の中、「ちょこえるバー」というイベントが開かれるらしいとの情報を得た。
コロナ禍の中でライブハウスNostyleが打ち出した苦肉の策なのだろうか。
M氏やA氏が行くとのことで、とりあえず俺も行ってみるかぁ、と。

ちょこはちは知ってるし、他にあんまりライブハウスに行く機会もないし。
あとは、全体的にライブハウスの経営が苦しくなっていた時期だったので、少しでも助けになれば、ぐらいの気持ちだ。

えるちゃんだけでなく、ゆぅみんも参加するとのことで。
ある程度、82刑をリサーチしていた俺としては興味もあったのだろう。

その時のツイートはコチラ

そりゃもう実際に会ってちょっと話でもすりゃ可愛さにやられるだろ!

しかし、残念ながら俺は硬派なのである。
ミュージシャンの好き嫌いは、可愛さやおっぱいで決まるのではない。
音楽性やライブでのパフォーマンスを観ないことには何もわからない。

それでも、より一層82刑への興味が増したことは事実である。
その日はとりあえず、ありのまま「82刑を実際にライブで観てみたい」という程度の話だけしてたと思う。

今思えばかなり大きなターニングポイントだった気もする。
結局、そこから何度もNostyleに行ってはえるちゃんに会っているので、なんとなく馴染んでいったのは大きい。
それはパパさんも同じだし、もっと言ってしまえばちょこはちもそうだ。

人間というのは単純なもので、それだけでもより応援するモチベーションになったりするものなのだ。

好きになるまでのポイント②

82刑をサブスクやYouTubeを流し聴きした限り、正直なところまだそこまでピンとはきていなかった。
A氏は常に「はっちゃんの声が好き」と言っていたが、まぁ確かに特徴的な歌声と歌い方だなぁぐらいにしか思っていなかった。

イメージに引っ張られすぎていたのか、”牢獄発囚人ガールズバンド”というコンセプトを好きになれないとダメなんじゃないか、みたいな敷居の高さを感じていたのかもしれない。
楽曲をさらっと聴いた感じもなんとなくゴシックな印象だけが残っていた。

ところがある日、Twitterに流れてきたライブ動画を観て衝撃を受けた。

それこそが「泡沫」である。

かなり好みの雰囲気だし、何よりも「82刑ってこういう曲もやるのか」という音楽性の幅広さにも驚いた。
82刑の世界観において、こんなにもオシャレ歌謡曲のようなテイストの曲があったとは。

そういうジャンルだけが好きというわけではないが、間違いなく好きなタイプの1つではある。
より正確に言うなら、9mm parabellum bulletのような「ロック×歌謡曲」が好きなんだろう。
唯一性がある組み合わせというわけではないけど、そういうちょっとした工夫というか意外性もたまには大事だ。
(もちろん合っていてこそだけど)

どうも「泡沫」は、ベースのマカさんが作った曲で、自分で歌うパートもあるようだ。
82刑にこのテイストを当てはめた功績は大きいし、何よりも作曲センスと歌声がめちゃくちゃ良い。
心を撃ち抜かれたような、いや、9mm風に言うならば、ハートに火をつけられたようなそんな感覚だった。

公式サイトでプロフィールを調べたら「マカ様とお呼び!!」と書いてあった。
ふむ、こりゃまさにマカ様と呼ぶしかねぇな…。

あと、そもそも基本的にはバンドのコンポーザーが好きというのもある。

そういうきっかけがあれば早いもので。
もちろんバンドそのものへの興味も増してくるし、不思議と他の曲もより輝いて聴こえてくるのだ。

好きになるまでのポイント③

もうひとつ大事な要素として、82刑の「東京移送(上京)」が挙げられる。

いまだによくわかっていないが、おそらくはっちゃんとゆぅみんが所属する色彩WESTが拠点を東京に移したってことなんだろう。
従来の大阪のファンからするとまさになんでやねんって感じかもしれない。
しかし、基本的には東京内でしか動いていない俺としては大きなきっかけである。

興味が湧いてきたから意識し始めたというのもあるけど、今まで以上に東京でのライブやイベントの機会が増えたとは思う。
(コロナ禍なので、本数は知らないけど、少なくとも割合としては増えただろう)

結局俺は、ライブを観ないと判断できないというスタンスなので、そもそも観る機会がなければ好きになれないのだ。
今までも例えば、俺が行ったライブではちょこロックフェスとかでは名前を連ねていたと思うが、タイミングが合わなかったし、そもそもそんときはまだ興味が湧いてなかった。

上京したのが2020年12月なのかな?
そして実際に初めて82刑を観れたのが2021年1月で、そっからなんだかんだ4月まで毎月観てるから、やはり上京によるところが大きいと思う。
基本的に土日しかライブに行かない俺なので、上出来の頻度だと思う。

上記の通り、徐々に82刑への興味が湧いてきた俺は、初めて観れた1月のライブではかっこよさに感動して泣いてしまったww
はっちゃんのソロライブも同時期に観たが、いずれもライブを観てこそのアーティストだな、と改めて思った。

そして、ご覧の通りそっからすっかりハマっているわけだ。

なので実質的には3か月程度の浅いファンである。
そんな俺が初めて迎える82刑の大きなイベントが今回のワンマンライブである。

JUDGE -Revival of the dead-

上記の前振りは飛ばしてここから読んでいただくのが正解だ。
ここからようやく今回のライブの感想が始まる。

OPEN

82刑としては上京後初のワンマンであり、どうやら東京でのワンマンも初のなのかな。
俺としてはもちろん82刑のワンマンを観るのは初めてである。

ついていけるかなという不安もあったが、それ以上に楽しみすぎる。
基本的には人見知りな俺ではあるが、少しずつ82刑ファンにも顔見知りが増えてきている。
フラスタのカンパにも参加させてもらった。
(Dさん、Rさん、みなさん、ありがとうございました)

新参の東京人の俺だが、少しずつでも82刑界隈に馴染めるように動いているつもりだ。

監獄倶楽部(ファンクラブ)への参加もそうだが、このワンマンへの参加もそういう一歩な気がする。
なんとなくここから俺の82刑ライフが始まるんだ!という気持ちもあったかもしれない。

先行物販があるとのことで、プレミアムチケットの特典とリバイバルセット+サイン券+CDを購入。
まぁまぁな出費であるが、内容が充実しているので実にお得である。

何気に82刑の装備(今回はTシャツ)を手に入れたのは初めてである。
他の戦利品については、下記に改めて。

さて、物販で手に入れた大きめのものは車に置いて、いざ本編へ。

クアトロに行くのは実に久しぶりだ。
10年ぶりぐらいかな?
(おそらく奇しくも上記に書いた9mm以来である)
クアトロでインディーズバンドを観るのは初めてである。
わりとインディーズでもやってるみたいだけど、クアトロでワンマンできるってすげぇよなぁ…。

入場はプレミアムチケットの購入順だった。
1桁台を取っているので、下手の2列目を確保できた。
下手と言っても、柱を避けて座席を作っているので、ほぼセンターである。
ゆぅみんの目の前ぐらい。

感染症対策のため間引かれた座席での位置固定となっていた。
ざっと数えた感じだと100席程度かな。
クアトロのキャパを考えると寂しい数ではあるが、ソーシャルディスタンスを保つとこんなもんだ。
大阪のファンなんかは来たくても来れなかった人も多いと思う。

むしろどうやって採算取るのって感じだけど、そのあたりは物販などでうまいことやってるんだろう。
っていうか、俺の感覚だとクアトロのライブで一般チケ3,000円って安すぎてビビる。

START

蔓延防止措置により、元々の開演時間を30分前倒しにしてのスタートだ。

スクリーンに映し出されたストーリーから始まった。
ワンマンの時は毎回こういう演出なのかな。
1枚絵と声のやりとりだけだが、おそらく声優と思われる人を使っていてかなり手が込んでいる。
簡単に言うと、東京で通用するのかJUDGEしたろ!みたいな内容だ。

「ファンファーレ」

もともと新曲を3曲やるというのは告知されていたが。

1曲目からいきなり新曲の「ファンファーレ」だった。
某ウマを擬人化したゲームにハマっているはっちゃんが歌詞を書いているが、なんとなく影響を受けてるんだろうww

82刑の世界観というのは基本的にはダークでドロっとしたものだ。
それ自体を否定するつもりは全くないが、俺はそういう世界観が好きで82刑を追っているわけではない。
だから、明るめの曲(それでもマイナー調なんだけどww)だったりキャッチーな曲でも受け入れやすい。

「ファンファーレ」はかなり俺の中でツボだったなぁ。
82刑の曲の中で、ライブ映えしてより多くの人に受け入れられやすい最強曲って「INFECTIONAL ID」だと思ってるんだけど、それに匹敵するパワーがある曲だと思う。

それでいて、かなりトリッキーな構成になっているのも俺好みかもしれない。
Bメロが4拍3拍の7拍×2になってる上に、その後4拍×5小節を経てサビに繋がっている。
ライブ初見ではついていけないが、まぁ2コーラス目からはなんとなく把握www

あまり詳しく解析できていないが、Bメロ後半からサビにかけて転調してる気がするんだけど…。
ずっと聴いてるとよくわからなくなってくるのでちゃんと耳コピしてみるかな…。

そのあたりのトリッキーさとメンバーによるコーラスパートによって、サビの爆発力がある曲だなぁと思いながら聴いていた。

「八つの大罪」

これは本当に気持ち悪い感想になってしまうのだが

「八つの大罪」の2Aで「愛しいあの子に口づけしたら」ってとこがあるんだけど。
ダンスパートの関係か、はっちゃんが下手で歌ってるのよね。

完全に俺を見ながら歌ってるんだよ!!!

もう多分、はっちゃん的には俺に口づけする勢いなんだと思う(真顔)

って思うことが今までも何回かあった。

ということで、もう完全にノリノリですよ、俺は。

「初公判GUILTY」

「初公判GUILTY」はライブで観るのは初めてだった。
アルバムの最初のイメージが強いせいか、セトリの真ん中に組み込むのは難しそうな曲だなぁとは思った。

とにかく雪さんのツーバスがすごかったなぁ。
クアトロだからってのはあるかもしれないけど、めちゃくちゃはっきりと聴こえた。
バスドラだけでなくて、ライブで観るととにかくドラムの迫力に圧倒される感じだった。

「MEMENTO」

82刑の中では珍しく比較的ミドルテンポ寄りの「MEMENTO」へと続いた。
こういうテンポ感の曲をライブで観るのはけっこう好きなのよね。

逆にいうと、こういう曲をいかに世界観を持って演奏できるかってのが、バンドの実力というか腕の見せ所だったりする。
特にボーカルの力が試されるわけだが、はっちゃんは歌だけでなくて表情や動きも含めてかなり良かったと思う。

「覚」

そして一転して圧倒的キラーチューン「覚」が攻めてくる。
新録CDにも収録されているんだが、この曲は特にベースがパワーアップしてる気がする。

ライブでもベースを観てしまいがちなんだが、とにかくフロント3人もキレッキレである。
セリフパートもいつも以上に気合が入ってた気がする。

「Bass & Drum Session」

ベースとドラムのセッションパートが始まった。
82刑のワンマンでは毎回やっているのだろうか?
(後で配信などを聞く限り、今まではギターも交えて楽器回しをしていたってことなのかな?)

ギターがあった方が派手になるのは確かだが。
LUNA SEAのライブに慣れている俺としては、ベースとドラムだけのセッションというのは非常に馴染みがあるのだ。

パワフルなドラムにファズっぽいベースが乗っかる感じで、非常に心地よい。
それぞれのソロパートも少し交えていたが、基本的にはシンプルなフレーズ故の力強さを感じた。

82刑でそういうパフォーマンスが観れるとは思ってなかったので、何か特別な驚きと感動があった。

「囚人たちの逃避行」

そしてそのままマカ様作曲の新曲「囚人たちの逃避行(エスケープ)」へと。
イントロのシンセリフやクラップ、フロント3人のダンスが印象的な曲だった。
踊るはっちゃんかわいい。

82刑らしいダークさも残しつつ、ポップさかつキャッチーさもあって非常に聴きやすい曲だと思った。

マカ様のコーラスやメロディアスなベースソロも堪能できる、かなり俺得な曲である予感がしたので今後も楽しみ。

振りコピは2年ぐらいかかりますww

「JUDGE」

まだまだ続くマカ様タイムである。

「JUDGE」はイントロのメインリフと裏のベースリフ?が秀逸なんだけど。
改めて聴くとドラムソロ?からのギターソロがめちゃくちゃいいんだよなぁ、すげぇかっこいい。

そして、落ちサビからラスサビで半音転調するパターンは82刑だと珍しい気がする。

「泡沫」

さらに今更言わずもがなの名曲「泡沫」へと続いて、もう俺は泣きそうであるww
会場の広さ故か、マカ様ボーカルパートもいつも以上に良い響きだ。

また、ダンスパートの物語性にも注目したいところだが、はっちゃんが基本的にスタンドマイクで歌ってるのも興味深いところなのよね。
スタンドマイクの姿もかなりかっこいいと思うんだよなぁ。

「英雄戦犯・八式」

新曲ではなさそうだったが知らん曲だーっと思ってちょっとボサッと観てたwww
(泡沫までの流れで満足度が高まりすぎたというのもあるww)

シャッフルビートと拡声器で歌ってたのが印象的だ。

ちなみにこれはあとでRさん(ほぼ伏字になってないww)からTwitterで曲名を教えてもらった。
音源化もされてないようで、はっちゃんが言うには諸般の事情により音源化しづらいとのこと。
改めてアーカイブで聞き直してみると、なるほどなという感じだ。

「舞踏会の悪夢」

ワルツ調?のSEを経て「舞踏会の悪夢」が始まった。

少し前にはっちゃんが配信で歌詞の解説をしていた。
それでなるほどなーっと思ったのもあり、それを踏まえて改めて観ていた。

はっちゃんが本を持っているし、歌詞の内容からなんとなく物語を読んでる体なのはわかっていたが。
簡単に説明すると、その物語を読むと読み手も死んでしまうという内容らしい。
それで最後にはっちゃんが倒れるところに繋がるわけだ。

「起死回生RISING」

キャッチーなギターのメロディリフやスリリングなシンセが印象に残った第3の新曲「起死回生RISING」
細かいキメも多いので難しそうな曲だけど、82刑らしいキメな気もする。

こちらもわりとはっちゃんの踊りが多い感じ。
フロント3人の動きがかなり激しいというか速い。

最高音がかなり高いんだけど、はっちゃん動いた後によう出るなぁww

もうちょい聞き込んでみないと、まだ掴みきれてない曲である。

「共犯BREAK OUT」

「共犯BREAK OUT」は今までのライブでも比較的多く観ている気がするが。
この日はいつも以上に良かったなぁ。
「覚」でも思ったけど、特にえるちゃんの狂猫(?)っぷりがナイスだったね。

「INFECTIONAL ID」

「INFECTIONAL ID」もライブでよく観てきた曲だ。

82刑のすごいところのひとつとして。
広いステージでも持て余さないというのが挙げられると思う。
パフォーマンスもそうだし、サウンド的にもそんな印象だ。

俺が今まで観た82刑のライブの中では、もっとも広いステージでもっとも広いフロアだったと思う。
でも、その広さに比例して大きく強くパフォーマンスができるというのが82刑というバンドなのかもしれない。

比較的見慣れた曲だからこそ、その成長というか進化っぷりを感じる本編ラストでした。

Enc.

アンコールというか映像によるストーリーの続きだ。
展開的には、まぁそうなるだろうなとは思ってたけどww
一貫してよくできた演出だと思う。

合わせてツアーの告知もあった。
八大都市ツアーということで、マカ様の出身地である島根(出雲)も含まれていた。

どうも今年になってから、好きなアーティストが出雲に出演する機会が多いんだよなぁwww
みんな出雲に集まる…まぁ、神様みたいなもんだからね。

ところで、ちょこはちのツアー発表でも思ったんだが。

なぜみんな宇都宮だけ栃木と書くのか…。
俺が宇都宮だと思ってるだけで、宇都宮じゃないのかもしれないけど。

都市名が並ぶ中で、栃木だけ県名なのがどうしても気になってしまう。
(実は栃木市でやるのか!?)

「しゅうしんけーになりたいな(かり)」

アンコールと告知の後は、ゆぅみんとえるちゃんがリードボーカルを務める「しゅうしんけーになりたいな(かり)」であった。
こちらも俺としてはライブ初見である。

はっちゃんがギターを弾く関係で、セッティングの時間などがあるから長尺の時にしかできないらしい。
今回で言えばアンコールの時間を利用しての準備だったのだろう。

事前にD氏より配られていた赤いサイリウムの出番だ!
サイリウムなんてなかなか使う機会ないから楽しいwww

っていうか、薄々気づいてたけど…。

この曲、ライブだとめっちゃ楽しいなwww

はっちゃんはバッキングだけでなく、ギターソロも弾いていた。
その間奏中にゆぅみんとえるちゃんはボールを投げていて、俺のところにもきたが、ギターソロを観てたら取りこぼしてどっかいった…。
誰かがちゃんと拾ってくれたことを願うしかない。
ボールシステムも知らなかったので油断してたというのもある。

理由はよくわからないけど、なんかゆぅみんが歌ってる姿って好きなんだよね。
たぶん歌声が好きなんだと思う。
本人的には上手くないと謙遜しているが、ちゃんと歌ってる時はピッチもリズムもかなり正確な気がするんだよなぁ。
(今回のワンマンで正確だったかどうかは、それはまぁさておき)

とにかくかなり楽しかった。
俺は案外、こういう感じ、好きなのよww

関係ないけど、後日ゆぅみんのソロCDをポチってしまった。

「ファンファーレ」

なんか聴いたことある曲だ!と思ったら、最後も「ファンファーレ」だった。
新曲の中でも推し曲だからってのはあるだろうけど、曲調的に最初にも最後にも合う感じだ。

全員で歌うパートがあることを考えると、どちらかというとラスト向けなのかなぁ。
歌詞は詳しくは把握できてないものの、なんとなくそれで締めて次への繋がりを期待できそうな感じだし。
いや、でも曲の入り方やタイトル的にはやっぱりスタートなのかな…。
まぁそれは俺の個人的な感想なので、とにかくいろんな使い方ができそうってことで。

最初にやったときよりも、ステージもフロアも完成度が上がっていたと思う。

ライブ後の特典会

ライブ後には別会場のスタジオで開催していた特典会にも行ってきた。

アイドル文化に慣れてない俺としては、最近ようやく理解してきたが。
特典会というのは、要は”チェキを買うとメンバーとおしゃべりできるよ”ってものだ。

いやいやいや、そんなもんに興味ねぇよ…と思っていたのも今となっては昔の話。

82刑のメンバーとはおしゃべりしたい!!!

今回は客の人数が多いからか、メンバーごとに整列するスタイルだ。
(少ない時は客が1列に並んでそっから各メンバーに割り振られる感じ)

基本的に82刑のライブでは、マカ雪のチェキしか買っていなかった俺だが今回はメンバー5人分だ。
1人ずつ並ぶというのはすげぇ時間がかかるけど、パパさんとちよちゃんが見事に捌いていた。

特典会の途中で異変に気付く。

あれ?サイン券、1枚多いな…。

メンバー分と思って5枚買ったはずなんだが、どうも1枚多い。
もともと1枚多くもらってしまったのか、特典会中にどっかで渡し損ねたのか…。

事前に撮った写真だと確かに5枚だから、渡し損ねてしまったんだろう…。

とりあえずちよちゃんに返却を申し出ると、忙しかったからか「もう使っていいですよ」とのこと。
じゃあせっかくなので使わせてもらうが、ここに書いたことによってちよちゃんが総長に怒られたらごめんなさいww

ということで、CDにマカ様からサインをもらった!
すげぇテンション上がるやん!!

ちなみにCDには各メンバーのカードが入っていた。
(歌詞やMP3をDLするためのQRコード付きだが、メンバートレカみたいなもの)

俺がマカ様推しであることを知っている心優しき方からマカ様カードを譲っていただいた。
ちなみにライブ中に投げていたボールもマカ様バージョンのものをいただいてしまった。

本当にありがとうございます!

82刑は箱推しも多いと思うが、それでもわりとはっきりと誰推しってのがある気がする。
(俺もマカ様推しと言ってるけど、基本的には箱推しに近い)
そのあたりはアイドルらしいところかもしれないなぁ。
チェキの特典会とかもそうだけど、最近ようやくアイドル文化を理解してきた。
そして、それを楽しんでいる。

トークイベント

翌日の4/24(土)にはプレミアムチケットに付いているトークイベントがあったので、そちらにも行ってきた。
渋谷の某所で行われたもので、俺としては初めて行く場所だ。
そのあとに六本木で用事があったので、六本木に車を停めて渋谷に移動してきた感じ。

客は30人ほどだったと思うが、椅子を並べたらちょうどいっぱいというキャパだ。
のんびり入ったので、場所取りというわけでもなく適当に空いてる席に着席。

メンバーが、お題に沿って用意してきた回答を出してトークするという内容。
関西人だからかどうかわからんけど、とにかくトークがおもろいんだよなぁwww
仲が良いというのも伝わってくるし、こういう場もライブとは違った82刑の魅力のひとつだ。

そして、こういう場でひときわ輝くのが雪さんである。
いや、もう最高におもろかったなぁwwwww

なんなんだよ、ツシマジャンケンてwwwwwww
しかも、連れのAoyiくんが勝ち残ったのも含めてめちゃくちゃおもろいwwww

ちなみにAoyiくんは表立ってペラペラ言わないので代わりに暴露しておくと。
82刑では雪さん推しらしい。
その気持ちはよくわかるwww
人としてすげぇ魅力的なんだよなぁwwww

ワンマンライブに向けて頑張ったこと、という質問で、雪さんは「頑張ってない」と答えていた。
会場は笑いに包まれていたがwww

非常に深い回答だな、と思った。

本人の中では、自分で胸を張って頑張ったと言えないってことなんだろう。
プライベートの大変さがあって充分に活動ができなかったことを申し訳なく思っているようだった。
その分、メンバーに負担をかけてしまったという自責の念なのかもしれない。

しかし、それがたまたま今回のワンマンの前だっただけであって。
他のメンバーにしてもそういう事態は起こり得るもの。
メンバー同士で助け合いができるというのもバンドの良さのひとつだし、それができるバンドこそ良いバンドなのかもしれない。

むしろ、その苦しんでいる中で、よくこれだけのパフォーマンスと笑いを提供してくれたなぁと感謝しかない。
これで頑張ってないと言われてしまったら、頑張ってる雪さんに接したらもう求婚するしかないレベルだ。
それぐらいこの短期間で雪さんの逸材っぷりにハマってるんだよなぁwww

82刑のライブに行った時に、毎回全員のチェキを買えるわけじゃない。
言ってしまえば俺はライトユーザーである。
その俺が、マカ様と雪さんのチェキだけは優先して買うようにしてるというのは、実はすごいことで。
いかに俺が雪さんを重要視しているかわかるだろう。

雪さんはしばらくお休みするという告知もあった。
それは寂しいことではあるが、ぜひ”ゆっくり”休んで復帰することを楽しみにしている。

関係ないけど、改めて前日のチェキを見直してみたら、すげぇカッコよくマッキーを持っていたwww

まとめ

楽しかったーというのはもちろんだが、どちらかというと感動の方が大きかったかもしれない。

コロナ禍という状況の中で、もちろん本人たちは苦しんだ1年だったと思う。

今回のワンマンは、行きたくても行けなかった客も多いだろうし、集客的には本領発揮できなかったかもしれないが。
ライブにかける熱量は大きかった。

もちろん本人たちのパフォーマンスもそうだし、運営の有能さもそうだし、ファンの気合もそうだし。
82回目の終身刑というバンドの魅力を改めて感じることができた。

俺としても、82刑ファンとして大きな一歩を踏み出せた気がする。

素敵なライブをありがとうございました。
なんとも幸せな2日間でした。

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