2024/07/14(日) ASH FRAST 1st Anniversary one-man『ROCK and LIBERTY』 / 吉祥寺SHUFFLE

音楽

以前に、なおキャスでヒグラシくんからこのイベントに誘われた。

それに対して「まぁ前向きに検討はしとくよ」と適当に返事をしておいたんだがwww

1か月ほど前になっても特に予定が入る気配がなかったので行くことにした。
愛沢絢夏本人やぺこラシのツイキャス(応援配信のようなもの)を聴いて、テンションが上がってきたというのもあるかもしれない。

本末転倒というほどでもないが、周りの人のひと押しというのは大事なもんだな、と昔からよく思う。

ライブ観覧

吉祥寺に早めに着いたので食事をすることにした。
いや、違うな、食事をしてから行くために早く着いたんだな。

今まで気づいてなかったんだが、炒王があるではないか!
国道463号線沿いにしかないと思っていたが、吉祥寺の駅前にあったとは。
(さいたまヘヴンズロックに行くときによく食べる)

ということで、あんかけ炒飯を食べてから会場に向かった。
何かと吉祥寺でやることの多い界隈なので、炒王を見つけたのは個人的に大きな収穫だ。

スタートの5分前ぐらいにのんびりと入場した。

ライブそのものはTIGETでの予約だが、入場時にピクチャーチケットをもらうことができた。
先日のCIVILIANのワンマンも、Fanicon予約→入場時にピクチケだった。

最近の流行りなんだろうな。
便利なシステムを使って予約をしたい(あるいは演者側が予約をさせたい)けど、ピクチャーチケットは欲しいというユーザーの需要に合ったサービスだ。

また、入場時にサイリウムももらった。

丁寧にイベントの印字がされている。
運営が用意したのか有志が用意したのかわからないが、なかなかテンションが上がるもんだな。

ASH FRAST

4か月ぶりの観覧。

ワンマンを観るのはいつ以来だろうか。
少なくともASH FRASTとしてのワンマンは観たことがない。

遡って愛沢絢夏名義のワンマンを観た記録を探してみた。
どうやら2年半ほど前が最後のようだ。
え?そんなにワンマン観てないかな?www

今回のイベントは、ASH FRAST名義になってから1周年記念となっている。
俺がASH FRASTを初めて観たのは2024年になってからなので、どちらかと言うと新参である。

さて、入場したのは最後の方だった。

前方段下の両サイドにはカメラの通り道、後方段上には物販机があった。
その上で、フロアはなんとなくいっぱい、という感じだろうか。

また、フロアには見知った客が多くいた。

単純に俺の知り合いが増えただけなのかもしれんが…。
いろんな界隈の客が集まっていた印象でもある。

俺はセンターよりの後方の段上から観ることにした。
視界的にも音質的にも良いバンランスで楽しめる位置だ。

昨今のASH FRASTの代表曲とも言える『OVER LIMIT』から始まった。
最初に相応しいテンションの上がるイントロだ。

フロアも一気にスイッチが入ったような感じで、前方はいきなりワチャワチャしていた。
安全に観れる後方を確保していて良かったと思うww

続いた『to BAD to FAKE』は、比較的新しい曲だ。
今までの愛沢絢夏にはないシャッフル調の曲で、サビメロも非常に良い。

好きな曲が続いて早くも満足度が高かったんだが…。

さらに、個人的に一番好きな曲とも言える『Stay alive』が続いた。
こちらはシンコペーション的な、いわゆる「クッている」リズムを多用している。

どうもここらの地下ガールズ界隈は、ノリやすい四つ打ち至上主義だからなぁww
シャッフルやシンコペーションの曲ってだけで、けっこう光って見えるもんだ。

もう元を取れた気分なので、いつ帰っても大丈夫という気持ちで続きを観ていたww

MCを挟んだ後だったろうか、『HELLO』が演奏された。

この曲はサビの入り方がわりと好きなんだよなぁ。
イントロからシンプルなギターリフ曲なんだけど、サビで一気に開ける感じが良いんよね。
もう少し具体的に言うと、パワーコードからメジャーコードにいく感じ、とでも言おうか。

その後も『go for it』など、全く休ませる気がない曲が続いた。

いわゆるバラード曲は『blieve』だけだっただろうか。
散々暴れているフロアの猛獣たちも、このときばかりは落ち着いている。

シンプルに良い曲だと思うし、ライブの緩急という意味でも重要な役割を持っている。
なんならラストやアンコールにやってもいいぐらいの曲だろう。

後半のアナウンスがあったのはこのあたりかな?
『もしも今日世界が終わるとしても』など、最後の畳みかけという感じだ。

『優しい人よ』は愛沢絢夏の曲の中でもかなりパンク色が強い。
改めて観て、青春パンクのような印象を受けた。

相変わらず『Be crazy』では空気椅子をさせられた。

後方だったので適度にサボってはいたが…。
観るたびに「まだ空気椅子やるシステムだったのか」と思っている気がするww
大半のファンは楽しんでいるんだと思うが、俺は空気椅子反対派であるwww

ラストは『wake up』で締められた。
前向きな印象を受ける曲だ。

1周年記念のライブというのは、2年目スタートのライブでもある。
それに相応しいライブだった気がするね。

本編終了後に告知の映像が流れた。
ワンマンではよくこういうパターンを見かける。

ただの予定調和的なアンコールをするぐらいなら、本編終了後即告知の方がスッキリするので好きである。

告知では、まず8/10に新曲がリリースされることが発表された。
そしてそれに伴うツアーが下半期に渡って開催されるとのことだ。
ファイナルは12月にチェルシーホテルで行われるワンマンとなっている。

12月はこの日も来ていたキャスバルくんが推しているミツキルリもワンマンがある。
何かと界隈は忙しくなりそうやな。

メンバーが再登壇してMCが始まった。
あまり内容は覚えていないが、いくつか印象に残ることを言っていたと思う。

アンコール1曲目は告知で発表された新曲『DEAD or ALIVE』が演奏された。

今までにあんまりなかったような感じの曲調だったな。
しかしまぁ、フロアの順応能力高すぎやろwwww

ラストは『OVER LIMIT』で締められた。
つまりスタートと同じ曲であり、上記の通り昨今のASH FRASTの代表曲だ。

イントロはスタートを彷彿とさせる感じだが、サビのキャッチーさはラストに相応しいとも言える。
当然ながら、フロアもこの日一番の盛り上がりだった。

思えば『OVER LIMIT』のMVは、ここシャッフルを使って撮影がされていた。
そして、12月にワンマンをやるチェルシーホテルでのライブ映像も使われていたと思う。
そのチェルホ行ったなぁ、と思い出しながら観ていた。

たかが数年ではあるが、愛沢絢夏を観始めてからそれなりに時間が経ったもんだ。
この規模のアーティストで、それなりに長く活動を続けていること、そして俺が飽きないのは珍しいもんだよww

さて…。

非常に良いライブだったと思う。

ライブが終わって思ったことは…。

あー、1周年なのに『DREAMS』やらないんだww

ということだなwww

このワンマンライブにはいろんな客が来ていた。
仲の良い人や久しぶりに会う人なども多かった。

そんなわけで、終演後はファン仲間とくっちゃべっていた。

物販も締める時間となり、チェキを撮っていた愛沢絢夏が声をあげた。

「もうみんな大丈夫?なおきノ乱、大丈夫ー?」

これだけ客がいるにも関わらず…。
最後まで残ってるわりにチェキを撮ってないのが俺だけだと把握しているとはな…。
愛沢絢夏、恐るべしだぜ…。

いや、感心してる場合じゃないな。

なんなんだよ!名指しすんなwwwwww

パスは買ったからいいじゃんwwww

数が出るであろうワンマンということもあり、事前にサインが書かれてる限定パス有能。

まとめ

ASH FRASTというか愛沢絢夏のワンマンを観るたびに思うことがある。

愛沢絢夏はロックだな、ということだ。

はっきり言ってしまうと昨今の売れ筋の音楽ではない。
しかし、俺のような世代の音楽好きに脈々と流れる血液のような音楽なのだ。
(アレンジしている楽器隊がそういう人たちなんだろうww)

それは一見、マイナスのようにも思えるが…。
今の若者からすりゃ逆に新しいということかもしれない。

少し言い方を変えると…。

シンガーでもアイドルでもなんでもいいんだが…。
大して技術も信念もないのにロックと謳っている演者は愛沢絢夏を見習え、と思う。

俺は後方から観ていたが、俺の前に若そうな女性たちがいた。
どういう人なのかはわからない。
ASH FRASTのファンなのか、何なのかもわからない。

彼女らは腕を上げるなりはしていたが、基本的にはその場で動かず観ていた。

しかし後半になるに連れて、次第に彼女らは前方の圧縮に加わるようになった。

これがロックの産み出す衝動なんじゃなかろうか、と思った。

ラストの『OVER LIMIT』では近くにいたNARUくんも前に突っ込んでいった。
いや、おまえはそもそも前にいく人間なのに我慢しとったやろwww
と思ったので、これは衝動の件とは関係ないかもしれないwwww

ロックというか音楽そのものが衝動なのかもしれない。
曲を作ることもそうだし、ライブでの演奏もそうだし、それを聴いている観ている客もそうだ。
愛沢絢夏というアーティストは、それをシンプルかつストレートに体現している気がする。

行動に現れるものだけではなく、心情を動かされるのもまた衝動だ。
逆に言えば、体も心も動かされないものは音楽としての価値が低いとさえ思う。

愛沢絢夏のこの1年ほどの活動を見ている(ライブでというわけではなく告知などで)と…。
ASH FRASTになったことを除いて、大きく2つの特徴があると感じていた。

まずひとつは、モンパレをやり始めたということだ。
このMONSTER PARADEというイベントは、非常に効果的だった気がする。

集客の難しい平日にやっているということ、愛沢絢夏がオケで歌えるホームであるということ。
それらは本人にとってもハコにとっても収益的な効果があるんじゃなかろうかと思う。
さらに、ホームがあるということは精神的にも心強いはずだ。

それ故にASH FRASTとしての活動も充実したのではないだろうかと類推している。

また、結果的にモンパレ界隈の客が、この日のライブに多く来ていたのは最も良い効果の表れだったと言える。
フロアはアーティストの活動を写す鏡みたいなもんだしね。

その上でもうひとつの特徴が、ハシグチカナデリヤとの対バンやツアーだと思う。

愛沢絢夏が最後のMCで少し触れていた。
なんて言っていたか忘れたが、良い対バンに恵まれた、みたいなことだった気がする。
ニュアンス的に、勝手な俺の解釈としては、格上との対バンとでもしておこうか。

その対バンやツアーが、今回のワンマンの集客にどれほどの効果があったかはわからない。
でも、いわゆる格上との対バンは多かれ少なかれ良い効果があると思っている。

音楽やパフォーマンスの勉強になるかもしれないし、さらなるイベント出演へのきっかけになるかもしれない。
大げさだが、そういう経験を積むことこそが、本当の意味での活動だと言える気もする。
俺はそういうところにステップアップの可能性を感じるのだ。

具体的にパフォーマンスがどのように向上したのかはわからないが…。
少なくとも自信に満ちたライブだったとは思う。

ワンマンライブというのはそれまでの活動の答え合わせのようなものだ。

その1年なのか半年なのかわからないが…。
そのアーティストが直近でどんな活動をしてきたのか、それを感じるイベントではないだろうか。
出演してきたイベントもそうだし、リリースもそうだし、宣伝もそうだ。

ワンマンライブの頻度が少ない小規模アーティストであれば尚更だ。

だからこの日、俺に一番刺さったMCがあった。

「ソールドアウトできなくて悔しい」

というニュアンスのことをチラッと言っていた。
俺にはそれが全てのように感じられたんだよな。

もちろん来場した客への感謝は大きいだろうし、演者も客も満足度の高いライブだったとは思う。
でも、安易に成功と言い切らずに、悔しさを出せるところにグッと来たわけだ。
そこで満足しているようでは、その程度のアーティストなんだな、と見限っていたかもしれない。

チェルホはシャッフルよりも大きな会場だ。
そこに向けての約半年で、愛沢絢夏が、ASH FRASTがどのような活動をしていくのか見ものだね。

そういった意味でも、まだしばらく楽しめそうなアーティストだな、と実感したワンマンライブだったかもしれない。

おまけ

ライブが終わったあとにフロアでみさきさんと話していたら…。
この後に、なおキャスのオフ会がある、と教えてもらった。

いや、主であるはずの俺が知らないところでそんなムーブメントがあったとはwwww

ということで、ライブの後に飲み会に参加してきた。
10人ほどの集まりで、その中のごく一部がたまたまなおキャスリスナーだったというだけだなww

こういう会合に顔を出すのは久しぶりだし、この界隈では初めてだ。
個人的に、ファン仲間という概念を好んでいるので楽しかったね。

とにかく席でタバコが吸える店に入れて良かったwwww

そんな飲み会の場で、上記のツアーファイナルワンマンの先行予約時間を迎えた。

同席者たちは、予約ページのパスワードがわからない、と慌てていた。
告知のフライヤーにもパスワードらしき記載はなかった。

開催日の「1215」ではないか、ツアー名の「connect」ではないか、といろいろと試してもログインができなかった。

そうこうしているうちに、みさきさんが本日の日付である「0714」という正解に辿り着いて、みんな無事に予約できていた。

なんて不親切なシステムなんだと思っていたら…。

X(旧Twitter)で普通にパスワードが告知されてたwwww
飲み会の連中は、はしゃいでたからチェックしていなかったという痛恨のミスwwwww

俺は予定が空きそうだったら改めて予約しようかな、という感じだ。

さて、そんなわけで…。

飲み会まで含めて非常に満足度の高いイベントだったな。

愛沢絢夏にも、それを取り巻くファン仲間にも、今後の活躍に期待しておこう。

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