2022/11/19(土) 虎の子ラミー カオスに吠えろツアー2022ファイナル「お前も虎になれ!GO!GO!五黄の寅ワンマン」 / 渋谷Spotify O-Crest

音楽

虎の子ラミーは、俺的にはロマバカの対バンでも82刑の対バンでも観る機会のある稀有なバンドである。

今年は寅年ということもあって、例年以上に気合を入れて活動をしているのかもしれない。
なんとなくいろんな界隈で名前を見かける気がする。

ちなみに、俺が今年の一番最初に観たバンドは虎の子ラミーである。
そこから観る機会が多く、他のバンドと比べてもよく観ている気がする。

そんなわけで曲にも少しずつ馴染んできたし、満を辞してワンマンに行ってみることに。

虎の子ラミー

新刃祭以来2か月ぶりの観覧、ワンマンは初見。

今までどういうところでワンマンをしていたのかようわからないが、クレストなのでそれなりのキャパである。
あとで聞いたところによると、チケットは250枚ほど売っていたようだ。

俺はスタート直前ぐらいに入ったので、ほぼ最後方からの観覧。
後ろまでいっぱい人が入っているという感じだ。

ちなみにマスクをして声出しは可、モッシュダイブは禁止というレギュレーションである。

このワンマンは、少し前にリリースしたアルバムツアーのファイナルという位置づけになっている。
町田あたりは行けそうだったが、結局ツアーには一切行けていない。

虎の子ラミーのライブは観れど、音源は何も持っていなかった。
これを機に、ニューアルバムも含めて全音源をApple MusicでDLしてそれなりに予習をして臨んだ。

ホントそれなりなのであんまりちゃんと覚えてないけどwww

さて、ライブは…。

ニューアルバムに収録されている「阿呆w」から始まった。
この曲はアルバムの中でも結構好きである。
とにかくギターのアレンジがいいんだよなぁ。

その後は「限界突破」や「めっちゃ元気」など定番のアッパー曲が続いた。

中盤はいろんなタイプの曲が並んでいたように思う。

今回のアルバムの中では「#アルコールしか勝たんねん」はなんとなくブルージーでトリッキーな曲となっている。
長尺のライブでやるとメリハリが出て良いね。

定番の踊れる曲「ゲゲゲのパクチー」に続いて「チュパカブラブラブドキドキ」も踊れる曲だったが…。
音源で予習していたものの、俺はライブでは初見だし、あの振り付けはなかなかむずいwwww
もうちょっと練習させてくんないとwww

アルバムのリード曲とも言える「ハッピー・嫁・ライフ」はかなり盛り上がったように思う。
ベースリサコは間奏でトランペット(と俺が思っているもの、正しい楽器名はわからんww)を吹いていた。
そーいや、虎の子ラミーって誰か既婚者がいたような?リサコ??
曲に合わせてなのか、なんとなく主役感があった。

曲の合間には、ネズミの嫁入りを模した寸劇が行われた。
ゲストは、ロマンス&バカンスのチョメPとプピリットパロの福だ。
Admの偉い人たちだけど、歌う場面がないという贅沢な使い方である。

もちろんメンバー全員も含めて、なかなかおもろい寸劇だったなぁww

ロマバカのワンマンの時は、チョメPたちがマザーに振られる流れだったけど…。
今回はハッピーエンドでよかったです(?)

「妄想ノンフィクション」はかなりキャッチーで良いよなぁ。
音源で聴いた時から、これはウケそうな曲だなぁと思っていた。
俺はライブでは初めて観たんかな?
記憶が定かではないけど、ライブで観るのが楽しい曲の1つやな。

あと、個人的に非常に良いと思ったのは「1110」だね。
印象的なベースリフと多彩なドラムやギターのパターン、そして良い歌メロ。

ちょっとヘヴィな雰囲気で、こういう曲こそライブ映えする曲だと思っちゃうんだよなぁ。
正確に言うと、こういう曲をビシッとやれるバンドこそかっこいい、というか。

終盤は「君住む街へ」などのエモい曲が中心だ。
本編の最後は「OH MY GOD」だったかな。

アンコール後にやっていたスパゲッティの曲は何なんだろうな…。
サブスクになかったと思うので知らないけど、ネタ曲ながらなかなかかっこ良かった気がする。

「音楽」「わびさビート」で幕を閉じた。
最後はゲストも含めての大団円だ。

2時間ほどやってたのかな?
あっという間に終わってしまったなぁ、という感じで楽しめた。

ライブ中のMCでは、来場者に対して「宝物」という表現を使っていた。
スタッフや周りの仲間に対しても同じくで、この場を作る全てが宝物なんだろう。
ベタだけどシンプルでいい表現だな、と思う。

コロナ禍で思うようにライブやツアーができなかった果てのワンマンだ。
今まで以上に”宝物”という感覚が強かったのかもしれない。
そして、それは客からしても同じなんよね。

あと、9周年とも言ってたかな。
続けてきた良かったみたいな感じで、もちろんこれからも進んでいく、という意気込み?だったかな。

そーいえば、俺は知らなかったんだけど…。
ギターミズキのことを社長と呼んでいたな。
事務所の代表とかバンドのリーダーということなんだろうか。

どうしてもボーカルマザーが目立つバンドではある。
でも、俺的にはライブを観たり音源を聴いたりした結果、虎の子ラミーのサウンドの要はギターやな、と思っていたので、なんか妙に納得した。

俺は、虎の子ラミーを観るたびにギターが好きと言っている。
なんとなくそういうバンマス的な人(あるいはそう感じる人)に惹かれがちなんだよなぁ。

まとめ

思えば昨年末、この寅年を迎える瞬間はAdmで虎の子ラミーを観ていた。
つまり、今年の俺のライブ観覧は虎の子ラミーから始まっているのだ。

そして夏ぐらいからだろうか。
虎の子ラミーを観るたびに、彼女たちはアルバムとツアー、そしてこのワンマンの宣伝をしていた。
ステージ上で告知するだけでなく、ステージ外でも積極的にフライヤーを配るなどしていた。

俺もパスなどのグッズを買うたびに、直接声をかけられていた。

しかし、俺はなんとなくはぐらかしていた。
はっきり言ってしまうと、それ以上に優先すべきイベントが入るかもしれないからだ。

1か月前、ロマバカのワンマンを迎えても、11/19に虎の子ラミーのワンマンよりも優先すべきイベントは入らなかった。
その上で、ロマバカのゲストとして出演したマザーの名演もあったので、俺はこのワンマンに行くことを決意したわけだ。

当日のフロアを観ればそれもそのはずだ。
俺が観たいような演者、おもろそうなイベントをやりそうな演者がかなり多くいたように思う。
Adm界隈だけでなく、DEAD ANGEL界隈などの演者もいた。

MCでもそんなようなことを話していた。
ツアーを通していろんな界隈のバンドと対バンをした、と。
もちろんツアーだけではなく、ホントいろんなイベントに出ている印象だ。

その柔軟さというか泥臭さというか必死さが、虎の子ラミーの大きな特徴のひとつかもしれない。
そして少なくとも俺の中では、好感度が高い要因でもある。

冒頭にも書いた通りだが。

俺が今、特に好きなバンドというのは、82回目の終身刑とロマンス&バカンスだ。
片やアイドル性のあるガールズバンドで、片や下ネタバンドである。

わりと最近にその2組と対バンしてる虎の子ラミーは稀有な存在であり、俺的には何か中心というかハブのような気がしなくもない。
(上記2組と対バンしてるのって他にはSHAKILAMO!とかアラ天とか?)

さらに振り返ると、今から3年ほど前…。
ちょこはちを観にAdmに行った時にマザーの弾き語りを観たのが初めてだ。
だから、現在の最推しと言えるはっちゃんよりも長い期間に渡って観ていることになるww

いわゆるコロナ前まではライブハウスでは声を出すことが当たり前だった。
しかし、この2年半ほどの期間でそんなことも忘れつつあったし、むしろ声を出さないことが当たり前になっていた。

思えば俺も、控えめながら何らかの声を出していた。
さらに言うと、大きな会場だろうが小さな会場だろうが、然るべきタイミングで好きな演者の名前を叫ぶタイプの客だ。

その必要性や是非は議論するつもりはないが…。
少なくともライブを観たときに湧き上がる感情と、それに伴う自然な行為がそれだったんだろう。

MCで盛り上がるフロアの中で俺は、その時の感情に任せ、実に2年半ぶりに叫んだ演者の名前は「マザー!」であった。

それは止まっていた時間が動き出すような、滞った血液が身体に流れるような、そんな感覚だったかもしれない。

そう言った意味でも、個人的にはターニングポイントになりそうな、非常に有意義なライブだったと言える。

しかし…。

ひとつ心残りがある。

虎の子ラミーにおいてはミズキ推しなんだけど、まだなんとなく恥ずかしくて名前を叫べなかったwww
ワンマンじゃないとなかなかMCのタイミングもなさそうだしなぁ、完全に機を逸してしまったなwwww

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