2024/08/09(金) ハシグチカナデリヤ 5thアルバム「カピイ・ロード」リリースtour 〜飼うにはでかい〜 FINAL ワンマン編 / 渋谷CLUB QUATTRO

音楽

基本的に平日はライブに行けないんだが、この日は半休を取ることにした。

7月のIRIS MONDOのワンマンでもそんなことをやっていた。
気合の入ってそうなワンマンはそれぐらいの価値があるもんだ。

たまたま休みを取りやすいタイミングだったというのもある。

ライブ観覧

半休を取ったとは言え、なんやかんやギリギリの時間になってしまった。
仕事のあとなので電車で行ったわけだが、慣れない工事中の渋谷駅がなんとももどかしい。

スタート時間に間に合うか否かというタイミングだった。

ハシグチカナデリヤ

1週間ぶりの観覧。
ワンマンは約1年前のマダンテの日以来。

結局、到着したのはスタート時間を少しすぎてからだった。

チケットを握りしめてクアトロの中を速足で進むと、少しずつ音が聞こえてくる。
最後の階段を登るころには、それが『アルナイジェリア』だと分かった。
スタートに間に合わなかったことは悲劇だが、なんとも言えないある種の高揚感があった。

扉の前に着くと取っ手に紙袋がかかっていて、中にはサイリウムが入っていた。
ハシグチカナデリヤも好きなドラクエに例えて言うならば、それはさながら扉を開けるカギのようなアイテムにも思えた。
サイリウムを持って扉を開けると、仕事という現実から一気に放たれるような夢の世界が広がった。

なんとなくこういう感覚になったのは久しぶりだったのでテンションが上がったな。

失礼ながら思っていた以上に客が入っていた。
ずっと速足で歩いてきたので、とりあえずドリンクをww

フロアの後方には革命メロイックのメンバーがいた。
当然、観に来るとは思っていたが、衣装を着ていたので出演するんだろうと察知www

ドリンクカウンターの反対側には、愛沢絢夏とMARさんの姿もあった。
こっちはさすがに出ないやろ、と思ったけどww

客がいっぱいではあったが、それなりにまばらだったので、行けるところまで前方へ。
上手寄りの5-6列目ぐらいの位置で観ることに。

早い段階で『超good time』が演奏された。
ハシグチカナデリヤを代表するキラーチューンの1つだが、今回のライブはあくまでもアルバム『カピイ・ロード』が主役であることを感じた。

続いて演奏された『アヒル口ワンダーランド』は、初めてライブで観た。
というか、あとでセトリを見たら、どうもそもそも演奏するのが初めてらしい。

アルバムの中でもけっこう好きな曲なんだよなぁ。
シティポップのような雰囲気もあってなかなかシャレている。
まぁ歌詞はあれだけどww

今回はいつもバンドメンバーに加えて、コーラスとしてSUNdalsが参加している。
ふだんどんなことをやっているのかわからないが、完全にコーラス要員だった。
かなり贅沢な使い方である。

そのコーラスが映える『イメイジ』が演奏された。
当然だが、ハシグチカナデリヤが1人で歌うよりも豪華な感じになっていた。

俺は途中から入ったので、てっきり『アルナイジェリア』の前に『WINNER』をやったと思っていたのだが…。
このタイミングで『WINNER』をやっていたので、コーラスが入るタイミングで演奏したかったのかもしれない。
ちなみにあとでセトリを確認したら『アルナイジェリア』が最初だったようだ。

続いた『六等星の丘』もやはりコーラスが映える曲の1つかもしれない。
キラーチューンの『Rin! Rin! Hi! Hi!』が続いて一区切りとなった。

これも『超good time』と同じで、通常ならもっと良いタイミング(ラストなど)でやる曲だと思う。
しかし、良い曲を量産しているハシグチカナデリヤにとっては些細なことなんだろう。
どんな曲でもどんなタイミングでやれるという強みかもしれない。

ホーンセクションと言っていいのだろうか。
さらにトランペットとサックスが加わってより豪華な編成に。

『好きなら好きってYEAH』『好きでもないのに好きって言っちゃった』『地雷ラライ』という定番セットが演奏された。
内容的に続けてやるべき楽曲たちである。
(『好きなら~』はちょっと違うと思うけどww)

『地雷ラライ』ではシークレットゲストとして魁が登壇した。
対バンのたびに参加してると思うので、そこまでシークレットでもないけどww

その後に続いた『水も滴る変な女』もセットになる曲なのかもしれない。

『う~ウォンバット!!』では、シークレットゲストとして革命メロイックのメンバーが登壇した。
こちらもそんなにシークレットじゃないし、さっき見かけたしww

『う~ウォンバット!!』は振付が特徴的な曲なので、一気に華やかな感じになった。
相変わらず、俺はこの振付をちゃんとできないけどwww
だって意外な綴りなんだもんwwww

キーボードを加えて『だいだいライラック』が演奏された。
シンプルに良い曲で、アルバムの中でも好きな方だからやってくれて良かった。

続いた『中P』も、タイトルはともかく良い曲だ。
聴かせる曲が続いたという感じだろうか。

そして『遺言ロマンティック』が続いた。
めちゃくちゃ好きな曲なんだよなぁ。
グランジ系のギターリフ曲なんだけど、サビの開ける感じとキャッチーさが非常に良い。

また全パート集合して『らぶふらくしょん』が演奏された。
昔の曲ながら、ずっとやり続けられているキラーチューンだ。
俺も好きだし、めちゃくちゃ盛り上がってたな。

そして『Life is tour』が続いた。
最近のハシグチカナデリヤはツアーをよくやっている。
それを象徴するかのようなシンガロング曲だ。

これにて大団円かと思われたが…。

一番大事な曲を忘れていた…。

本編ラストがまさかの『カピバラ飼いたい』だったwwww

ここでやんのwwww

クッソ盛り上がって本編終了。

アンコールでは、年内にアルバムが出ることが発表された。

え?

今年すでに30曲入りの『カピイ・ロード』をリリースしているのに、さらに15曲入りのアルバムだと…?

耳を疑う告知だが本当のようだww
作れるときに作って、出せるときに出すというのは大事なことだな。

ということで、ニューアルバム『NEW ALBUM』からリード曲『NEW ALBUM』が演奏された。

いや、ややこしいってwwwww

最後は『YELLOW&NAVYBLUE』で締められた。
たしか昨年のマダンテの日(4時間ワンマン)でも最後に演奏されていた。
良い曲だよね。

まとめ

思えば、上記のマダンテの日(4時間ワンマン)に発表されたのが、このクアトロワンマンだった。
それからおよそ1年、本人はもちろんメンバーも、そしてファンも1年越しの想いが実った瞬間だ。

その間、ハシグチカナデリヤはツアーなどをやって、着実にファンを増やしていっていた。
どれほど新規ファンが増えたかはわからない。
しかし結果的に、クアトロにはそれなりに客が入っていた。

本人は「ノットソールドアウト」と言っていた。
もちろんそれは悔しいことだが、集客面においても概ね成功といえるライブだったと思う。
実際に、柱から右の前段は埋まっていたし、後段にもそれなりに人がいた。

ハシグチカナデリヤはこれまでにもクアトロでワンマンをやっている。
その時は、メジャーだろうか?
どれほど人が入っていたかはわからない。

しかし本人も、今回が過去最高のライブだったみたいなことを言っていた。

俺は何回か、ハシグチカナデリヤのワンマンを観ている。
その中でもクアトロは、最も大きな会場だ。

単純にそれだけでも、俺としては過去最高のライブだったように思う。

以前、ハシグチカナデリヤがこんなことを言っていた。

「『カピバラ飼いたい』がミュージシャン生命を延ばしてくれた」

なるほど、確かにそうかもしれない。
ミュージシャンをして活動を続けていても、新しい曲を作ってそれが受け入れられないと意味がない。

もちろんそれだけではないが、『カピバラ飼いたい』で勢いづいたのは間違いないだろう。
『地雷ラライ』や『アルナイジェリア』などのキャッチーなキラーチューンが一気に増えた印象だ。

コロナ禍に作られた、半ばふざけてるんじゃないかと思ったこれらの曲が、ハシグチカナデリヤをここまで育てたと言っても過言ではない。
そして、このワンマンを成功に導いたのだろう。
まさにここ数年のハシグチカナデリヤの集大成というライブだった。

この勢いをそのままにリリーズされるニューアルバムからも目が離せない。
またそれに向けてのハシグチカナデリヤの今後の活動にも注目だな。

さて、今回のワンマンでは、多くの演者からフラスタが届いていた。
また、フライヤーを配っている演者もいた。

彼女もまた、『カピバラ飼いたい』に救われたハシグチカナデリヤの救われたミュージシャンの1人かもしれない。
事あるごとに、ハッサンは凄い、ハッサンのおかげ、と言っている気がする。

そういう人脈を築いているのもハシグチカナデリヤの凄いところだな。

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