武蔵野音楽祭のサーキットは、特に何も考えずに行くことにしても問題ない。
渋谷や下北沢に比べると近いし、観たいと思えるアーティストが多く出演する。
近いというのは重要だ。
朝起きるのにダラダラしているから、下北沢だと間に合わないことがある。
しかし吉祥寺であれば、サーキット前に食事をするゆとりもあるぐらいだ。
ライブ観覧
例えばシャッフルに行くときは、南側の方の安い駐車場に停める。
リストバンドの引き換えはシータなので、北側の安い駐車場に停めた。
クレッシェンドよりも遠いぐらいの場所だ。
朝のクレッシェンド前には、無造作にバルーンが置かれていた。
前日の生誕祭だろうか。
なんとも夢の跡という感じがして切ないものだな。
そんなことを考えながらシータでリストバンド交換をして、プラKに向かいながら朝食を探していた。
フォーの店があったのでそこで食べてから向かうことに。
あと、ついでにこの日に吉祥寺に食べたものを載せておく。
移動中に食べたタコ焼きとたい焼き。
終わったとに食べたたれカツ丼。
サーキットはライブだけじゃなく、食事も含めて街全体を楽しむのも大事だな、とよく思う。
言い方を変えると、移動が多いから消費カロリーが大きいとも言えるww
革命メロイック / Planet K
1年半ぶりの観覧。
以前観たのはハシグチカナデリヤのOAだったので、ちゃんと(?)観るのは初めてかもしれない。
若いんだけど、なんとなく各自が役割を演じられてる気がして、プロフェッショナルを感じたなぁ。
ハシグチカナデリヤが作っている『どす恋どんとこい』ぐらいしか知らないんだけど、とんでもなくキャッチーでクオリティーが高くて好きな曲だ。
生で観るのは初めてなのでテンションが上がったな。
他の曲も全体的にクオリティーが高くて良かったと思う。
コンポーザーが有能なのかもしれない。
ギターは同期だが、けっこう凝ったフレーズで聴き応えがあったので、ぜひメンバーに入れて欲しいところだな。
フロアのノリはいかにもアイドルバンドという感じだ。
それが悪いというわけではなくて、ちゃんと成り立ってるので良いと思う。
馴染める気はしないけどww
ロマンス&バカンス / STAR PINE’S CAFE
1か月半ぶりの観覧。
定番の「吉祥寺はオシャレ」みたいな流れから偏差値を50下げる『おちんちんYEAH』でスタート。
いきなりフロアは一体感に包まれたww
俺としては、ライブで初めて『石原さとみ発見伝』を観ることができて良かった。
ちなみにこの曲は権利的な問題で『さとみ発見伝』と改名されているww
しかし、チョメPによって途中で演奏が中止されてしまった。
どうやらチョメPは、この日の朝に8万円入りの財布をなくしてしまったらしい。
ということで、『市岡サイフ発見伝』として再開したwwwww
申し訳ないけどクソワロタwwww
悲しみを帳消しにする『帳消しサンバ』も同様のMCがあった。
この日は終始、そういう展開のようだ。
わりとゆとりのあるフロアだったために『ねんごろになりたい』ではサーフというよりただ運ばれて回っているだけだww
『カントリービアー』『バカとサリー』と続いて良い感じに終わった。
と見せかけて「2分ぐらい残ってるから」と、最後は『俺のビッグモーター』で締められた。
おもろかったし、最初から最後まで勢いのある良いライブだったと思う。
この日のチョメPは弾き語りでも出演している。
1人で出演しているときはチェキを販売しているようだ。
ロマンス&バカンスではチェキはやっていないが、財布を失くしたことによって支援チェキが販売されたww
せっかくの機会なのでチェキを撮ってみたwww
ちなみに財布は後で見つかったようだ、めでたしめでたし。
IRIS MONDO / WARP
3か月ぶりの観覧、本日のお目当て。
入念にリハをやっていたが、時間が余ったので来月のワンマンの告知をしていた。
WWWなのでかなり大きいキャパで、まだ余裕があるようだ。
『KICK ASS』からスタートした。
この曲は昨年のワンマンで披露されたが、音源が発表されてから観るのは初めてかもしれない。
グランジ色の強い曲のわりに、わかりやすいコーレスもあるのでシンプルに盛り上がるね。
さらに『勝ちにいこう』が続いてオルタナ色が強まったところで…。
わりとキャッチーな『MY SWEET KILLER』という展開だった。
その後はMCを挟みつつ『本音』『Day.1』が続いた。
いずれもワイパーバラード曲で、良い緩急がついたと思う。
ラストは『俗世間ログアウト』『比と並』とアッパー曲が続いて締められた。
メッセージ性の魅力もさることながら、音楽性も豊かになってきた気がする。
特に最近の曲は、オルタナグランジ色が強い傾向にある。
そりゃスーパーさったんも『NEVERMIND』のストラップとシャツにもなる。
あと、最前列に女性客が多くいたのも良かったと思う。
どこのバンドでも前にいる若い女性は動画を撮りがちなんだが、まさにそんな感じだ。
それがのちのちSNSに投稿されたりするので、さらなる宣伝効果も期待できるのでありがたいね。
ちなみに動画を撮っている人が多い場合の注意点がいくつかある。
後方の人が観るのに邪魔にならないか、常連が撮ってると振りがようわからん、などだ。
俺も前方にいたから後方の様子はようわからんかったけど、そういうところは意識しておきたいところだな。
てのひらえる / DAYDREAM
3か月ぶりの観覧。
初めてDAYDREAMというハコに行ってみた。
いや、ハコというか、なんなんだろうな、ここはww
ライブハウスというよりはライブバーという感じで、ステージも明確には分かれていない。
部屋の中央に円形の色が違うカーペットがある、というだけだ。
そこにはドラムセットとアンプが置いてあるので、いっぱいいっぱいながらバンドセットでも演奏ができるようだ。
俺は後方のアンプの背後から観ることにした。
てのひらえる本人は360度を意識してパフォーマンスをしているようだったが、後方から観れるというのは貴重な体験だ。
例えば、曲前なんかで本来は後ろを向いて溜めている(?)ような場面にどんな表情してんのかな、とか気になるところだ。
なんだけど、本人もこの状況にちょっと笑っちゃってたなwww
時間が余ったのか予定通りなのか、ラストに追加で『全力少女』をやっていた。
この曲では、フロアでサークルを作るのがおなじみである。
しかし、今回はそもそも円形状に客がいるから、その場でしゃがむだけだったww
俺もなんとなく腰を下ろしたが…。
アンプの背後にいたもんだから、ただのアンプをいじるおっさんみたいになってしまったwww
時事のタイミング的に『線香花火』をやるかと思っていたが、それはやらなかった。
むしろ軽々しくできるもんでもないのかもしれないな。
CANTOY / Planet K
3か月ぶりの観覧。
一時的に関西にいてライブに行けなくて病んでるヒグラシを偲んで観ることに。
1曲目から酒をフロアに振舞っていた。
定番の演出ではあるが、少なくとも俺が観たときは毎回やってるから凄いと思う。
また、ギターがフロアに降りて弾いたり客と一緒にサークルで回ったりしていた。
やっぱ『二重まぶたになりたかった』は名曲やな。
それまではフロアの前方と後方で温度差があるようにも感じたが、そのキャッチーさで一体感を作れてた気がする。
終活クラブ / STAR PINE’S CAFE
1か月半ぶりの観覧。
下手の前方で観ていたんだが、あんなに羽茂さんの髪がよく見えたのは初めてだったなww
なんかすごくシルバーだったwww
サーキットのような転換リハだと定番になっている『テレキャスターテレキャスターテレキャスター』を3回ほど。
むしろ本編でやっているのを久しく観れていないぐらいだ。
転換リハではサービス的にいろんな曲をやるバンドが多いが、同じ曲だけやって一体感を高めるのもアリなのかもしれない。
MCでは「踊れる曲だけやる」みたいなことを言っていた。
(要は動ける曲ということだろう)
実際にわりとアッパーな曲だけのセトリだったと思う。
『マイ魔法陣を囲むダンス』のような比較的新しい曲だけでなく…。
『もういいです』でスタートしたり、個人的に久しぶりに『ハチェットダンス』を観れたりで楽しかったな。
けっこう動いたのでそれなりには疲れた気がするww
あと、この日2度目のプラK→スターパインズの移動でも疲れたwww
LEIWAN / CLUB SEATA
2年ぶりの観覧。
以前に観たときのことはあんまり覚えていないので新鮮な気持ちで観てみた。
尺が少し長くて曲数が多かった気がする。
けっこういろんなタイプの曲があるんやな〜と思いながら観ていた。
2曲めと最後の2曲がなんか良かった。
グループアイドルでメンバーの担当色もあるんだが、それがパッと見でわかりづらい衣装だったな…。
衣装でも髪色でもいいんだけど、素人からするとなんとなくモヤモヤするところだ。
まとめ
武蔵野音楽祭は、回を増すごとにバラエティー豊かになっている気がする。
ここのところ、グループアイドルが最大会場のシータを占めていることが多い。
さらには、扱いとしてはソロアイドルであるてのひらえるなどがDAYDREAMに出演していることもある。
(クリトリック・リスがソロアイドルかどうかは議論の余地があるww)
フェスやサーキットは大きく分けると2つの形態があるだろう。
1つはジャンルを明確に区切ること、もう1つはごちゃ混ぜにするということ。
どちらもメリット・デメリットがあると思う。
前者は好きなジャンルだけ観れるので、そもそも観たいものが多い上に他にも好きなものができるかもしれない。
しかし、その一方で新しいものに触れる機会としては弱い。
後者はその逆だ。
そしてアーティストというのも2つの軸で属性が決まる。
バンドやアイドルなどの形態としての軸と、音楽性の軸だ。
そこをどういう軸で切り取るか、というのがフェスやサーキットのブッキングの見せ所だ。
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武蔵野音楽祭はどういう切り取り方をしているかというと…。
主催者であるがっちが観たいものを集めた。
というだけだ。
その結果、多種多様なアーティストが出演するフェスとなっている。
主催者と出演者の信頼関係のみで成り立っていると言っても過言ではない。
同じような形態のフェスとしてはJUNE ROCKが挙げられる。
こちらも主催者である三浦ジュンの好みで出演者が決まっていると思われる。
しかし、それはどちらかというとワチャ系に偏っている。
ムロフェスぐらいの規模になってくるとまた話は違ってきそうだ。
単純に主催者の好みだけでも言い切れないだろう。
(とは言え、室清登は各バンドに目を配っているのがわかる)
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武蔵野音楽祭は内容的にも立地的にも俺に合っている気がする。
すなわちそれは、俺が観たいもの=がっちが観たいものなのかもしれない。
また、吉祥寺という街は、ライブハウスの位置だけ考えるとサーキットに向いているとは思えない。
しかし、道中の飲食店なども含めて考えると、まさにサーキットとはこういうものという気もする。
今回は、残念ながら初見のアーティストには出会えなかった。
俺はその出会いを求めているので残念ではあるんだが…。
逆に言うと、リピートして観たいと思えるバンドを多く観れたということでもある。
武蔵野音楽祭はサーキットだけでなく単発のイベントも多いので今後も要チェックやな。
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