2024/08/31(土) ラストランプ presents 『トラROCK FESTIVAL』/ 下北沢サーキット

音楽

この日は台風が近づいていた。
当日の朝に風雨が強くなければ行こう、と緩く考えていた。

しかし、前日の夜にチケットは売り切れてしまった。
出演者の変更で新たなに購入した人が一気に増えたからだろうか…。

とにかくチケットは売り切れてしまったし、そんなイベントなら当日券も出るかどうかわからない。
まぁ別に行けなくてもいいしな、と思いはしたが…。

とりあえず起きてからどうするか決めることにした。

朝起きるとなおキャス民のぺこさんとmiyoさんからDMが来ていた。
彼らは現地にいて、当日券があることを確認してくれたようだ。

手間を取らせるのもどうかと思ったが、みさきさんに当日券を確保してもらうことにした。

思えば先日の六本木もぺこmiyoみさきが行くと言っていたから行ったようなものだ。
俺がライブを楽しめているのは彼らや愛すべき他のなおキャス民のおかげであるところが大きいのかもしれない。

ライブ観覧

天気は良くはないが、台風の影響は皆無のように思えた。
ちょっと雨が降ったり止んだりという感じで、イベント決行にはまるで問題なさそうだ。

しかし、大きな問題があった。

下北沢に着いてもとにかく駐車場が空いていない。
昨晩の時点ではチケットがなかったので、わざわざ早く起きるほどでもない、と思って昼過ぎに出たのがいけなかった。

下北沢の街をしばらくグルグル回ってようやく駐車場を確保した。
上限が安くて空いているところはかなり遠かったな…。

MARKET SHOP STORE / CLUB251

2週間ぶりの観覧。

ピンチヒッターのわりにかなり客が入ってたな。
昨晩チケットが売り切れたのは、MSSのせいな気がするwww
いや、そもそもなんで最初から呼ばれてないんだろうかww

後方段上で観てたけど、『ピグマリオンランド』でスイッチが入って段下に降りて観てた。
どんな状況でもアツいライブのできるMSSは良いね。
ワンマンをアダムでやるってのも個人的には良いポイントだww

それにしても、新衣装になってから…。
というか新髪色のMAMEを観ていると、どうしても初音ミクに見えてしまうwww

日乃まそら / CLUB251

10か月ぶりの観覧。
毎度けっこう間が空いてしまうけど、それなりに長く観ている気がする。

とにかく観ると平和な気持ちになるんだよな。
フロアもワチャワチャしてなくて観やすいから、ちょっと前の方で観ていた。

振付のある曲は知らんかったけど、なかなか楽しくて良いね。

あと、最後の曲がすげぇ良かった。
有識者のまれさんに聞いたら『存在証明』という曲だった。

早速サブスクでDLして聴いてるんだけど、音源的にもかなり好みだな。
こういう音楽との出逢いは良いもんだ。

一旦食事休憩へ。

ASH FRAST / CLUB251

2週間ぶりの観覧、本日のお目当て。

ASH FRASTなら最後方まで熱量が届くやろ、と思って後方の段上から観ていた。
あと、前方はハードそうだしww

好きな『Stay Alive』で始まったのでアツかった。
ちなみに『to BAD to FAKE』はリハでやっていたが、リハは本編ではやらない曲をやるようだ。

MCでは、端的に言うと「ガールズ界隈やライブハウスを盛り上げていきたい」みたいなことを言っていた。
バンドも減ってファンも減った、みたいな憂いがあるようだ。

俺はもっと淘汰されるべきだと思ってるけど、愛沢絢夏が言いたいこともよくわかる。
むしろそういうところへの期待感も、好きな一因だと思う。

また「ライブハウスに夢を見に来ている」ということも言っていた。
俺はそこまで大層なことは考えていないが、それもごもっともだ。

そんなアツいMCから流れで『Dead or Alive』やラストの『OVER LIMIT』に入ったのも良かったな。

ライブにおけるMCというのは、1曲やるのにも等しいほどのパワーがある。
いや、正確には言うと、それほどのパワーのないMCはやっても仕方ないとも言える。
愛沢絢夏は、俺が求めていることをスンナリやってくれる感があるね。

また、台風で開催が危ぶまれたりTTが変わったりしたことについて主催を労っていた。

私もサーキットをやったことがあるからわかる、みたいな感じだった。
アーティストとしての本懐とは逸れるかもしれないが、そういう経験は大事だよね。

いや、っていうか/、またサーキットやってほしいね。
あのときに観た、なんか韓国人のアイドルバンドみたいなやつ、めっちゃ印象に残ってんだよなぁwww

小原涼 / MOSAiC

2週間ぶりの観覧。
バンドでは1月のワンマン以来かな?
柏木みゆうが弾いているのを観るのは随分ぶりだ。

リハでもやっていた『ココじゃない透明』から始まった。
スダさんが最前ドセンに行くのが定番になっていて、それを阻止するスダブロックも最近の定番のようだ。
まぁ、いずれも内輪感が出ちゃうからサーキットみたいな場では相応しくないと思うけどww

ラストの『ウォーターベル』では、動画の撮影およびSNSへの投稿が許可されていた。
基本的に、小原涼のライブはファンクラブの有料会員のみが撮影できることになっている。
サーキットということもあり、全員が撮影できるタイミングがあったわけだ。

この手法は、メジャーアーティストも含めて、最近のトレンドのひとつにもなっているように感じる。
特にインディーズアーティストの場合は、宣伝力という意味でファンが撮影したものは大きな力になり得るわけだ。

でも、俺は『ウォーターベル』をちゃんと観たかったので撮ってないけどwww

モザイクのトリということで、アンコールもやっていた。
次のアーティストを観に行った人もいたけど、それなりの人がアンコールまで観ていたと思う。

アンコールでは、本編でもやった『ココじゃない透明』が演奏された。
湧いているスダさんに衣装のヴェールみたいなやつが絡まっておもろかったなwww

サーキットらしいセトリで初見の人も楽しめたんじゃなかろうか。

また、モザイクで小原涼を観るのは初めてだったと思う。
多くのバンドは、なんとなくダークな部分もあって白い壁が似合わなかったりするが…。
小原涼はわりとモザイクに似合っている気がする。
(そう考えると闇の塊みたいなCIVILIANをモザイクで観たことあるのは奇跡だなww)

あと、ずっとフライヤーを配ってたらしいのでそれも高評価だ。

モモカルテット / 近松

無料ワンマン以来、1か月ぶりの観覧。

途中のバラードから観た。
正確にはその前のMCから観たんだが…。
「初めて観る人~?」に対して、常連が手を挙げる茶番をやっていたので、そこは俺的にはマイナスだww

振り付けある曲は新しい曲とか言ってたかな?
無料ワンマンのときにもやっていたのを覚えている。
キャッチーな歌詞とメロでわりと印象に残る曲だ。

基本的に観やすいバンドだな、と思う。

ラストランプ / CLUB251

2週間ぶりの観覧。
こちらも途中から観た。

さすが大トリの主催者だ、めっちゃ客が入ってたな。
終わったあとにフロアからはアンコールがあったが、アンコールはやらなかった。
なんかそれは不可解に感じたなww

ギターの人が上手くて良いと思う。
ボーカルのMCは、大トリにしてはちょっとグダついてた感じがする。

ゆささんにしてもメンバーにしても、ずっとサーキットの会場を回ってたようだ。
そういうところはかなり評価できるね。

まとめ

トラロックはいわゆるガールズ界隈のサーキットだった。

ライブハウスのガールズイベントで力のある…。
というか長く続いているイベントとしてパッと思いつくのが、今回主催のゆささんのハピコレだ。
あるいはeggman窪田さんのGirl’s upだろうか。

簡単に言うとトラロックは、ハピコレでお馴染みの演者が大集合という感じだ。
そういった意味では、開催の必然性というかイベントの趣旨がわかりやすかったかもしれない。

しかし、愛沢絢夏がMCで言っていたように、ガールズ界隈は勢いが衰えたように思う。
それを盛り上げようとして奮闘している人たちが多いというのもわかる。

でも、フロアを見れば衰退して当然だな、という気がする。
おっさんしかいないんだから先細りの未来しか見えない。

地下アイドル現場ですら若い人が多いのに…。
ガールズバンド界隈と女性SSW界隈のおっさんの割合の高さは異常だ。
まぁいろいろ要因はあるんだろうけど、成すべくして成っている現状がある。

客層というのはブランディングにも等しい。
価格を上げればそれを払える人しか集まらないし、チェキを売ればそれを欲しい人が集まる。
もちろん肝心の音楽性についてもそうだが、結局、活動の成果というか結果が客層に反映されるわけだ。

かく言う俺もおっさんで、わりとフロアに馴染んでしまっている。
でも、やっぱり売れてるバンドの現場に行けば、俺だけおっさんだけど大丈夫かな…という気持ちになる。

そこが改善されない限り、ガールズ界隈はいつまで経ってもガールズ界隈としてカテゴライズされるんだろうな、と思う。
下北沢のガールズサーキットにいろいろ行っているが、行くたびにそんなことを考えている気がする。

イベントの後にはファン仲間の飲み会に参加した。
いろんなところのファンが集まっていた。
それは一言で言うといわゆるモンパレ界隈でもある。

愛沢絢夏は愛沢絢夏で、ガールズ界隈を盛り上げようとしている。
その大きな成果のひとつがモンパレだと思う。
実際にそれをきっかけに演者同士もファン同士も繋がりが増したことは間違いないだろう。

愛沢絢夏は、衰えゆくガールズ界隈の救世主みたいなもんかもしれない。
少なくとも点を繋いだ功績は大きいだろう。

でも逆に、愛沢絢夏というかASH FRAST自身は、そこに留まってちゃいけないとも思う。
土台や裾野という意味ではいいのかもしれないが、勝負すべきステージはもっと高みにあるはずだ。
だからこそ俺でも好き好んで観ていられるんだろう。

武蔵野音楽祭のサーキットにしても、アダムの年末イベントにしても…。
そしてハシグチカナデリヤのツアーにしても…。
そういうところで戦うASH FRASTをもっと観たいもんだな。

アダムについては、本人もあまり集客できなかったことを悔しがっていた。
そういう気持ちはとても大事だし、ファンの人もその意味を理解しないといけないのかもしれない。
(あくまでも俺の個人的な感想)

ごちゃごちゃと書いたが、結局俺もガールズ界隈の未来を憂うひとりだ。
そもそもそんなカテゴライズに意味はないのに、短絡的に儲けるために存在しているカテゴリーな気もする。

ライブハウスの文化はもっと大きなうねりの中で動いている。
イベンターも演者も客もそこに目を向けて、未来を見据えないといけないんだよな。

今回の出演者の中からも、より高みで活躍できる演者が出ることを願ってる。

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