フランスの優勝で幕を閉じたW杯2018ロシア大会。
できるだけ試合を観ようと思っていたけど、結果的には20試合ぐらいしか観れなかったのかな。
全試合の感想は無理だけど、ざっくりとした感想をまとめておきます。
あくまでも個人的な感想です。
優勝するだろうと予想していたのは!?
開幕前に優勝予想国として考えていたのは以下の4か国。
予想国というかただの応援国ってだけなんだけどさww
アルゼンチン
俺の中の大本命!
W杯でも南米選手権でも、A代表ではシルバーコレクターになっているメッシに、そろそろ優勝を取ってもらいたい!という願望ですね。
主力メンバーの高齢化を考えると、メッシにしてもディマリアにしてもマスチェラーノにしてもラストチャンスだろうから是非頑張ってもらいたい、という気持ち。
スペイン
単純にスペイン代表が好きだから勝ってほしいというだけwww
ベルギー
前回のブラジル大会やユーロ2016あたりから「そろそろ優勝するんじゃないか」という期待をしているけど、あまり前に進んでくれないベルギー。
国際大会で優勝を狙えるのは今回が最後かもしれない。
クロアチア
ベルギーと同様に期待が膨らむクロアチア。
年齢的に考えて、マンジュキッチ・モドリッチ・ラキティッチ・ペリシッチあたりが揃うのは見納めだと思うのでどこまで行けるか楽しみ。
だいたいこんな感じで考えてたかな。
好きかどうかはともかくとして、メンバー的に実力的に期待できそうなのは、ブラジル・フランス・ドイツって感じで。
応援国の感想まとめ
そんな応援していた国たちの感想を簡単にまとめます。
アルゼンチン
2010年ぐらいからとにかく「戦術メッシ」を貫いてきたアルゼンチン。
今大会でもそれは顕著でした。
基本的にはメッシは守備をせずに、バイタルエリアに陣取ってパスを受けるだけ。
パスを受けたら1人でドリブル突破を試みて、上手くいけばシュートまでって感じ。
そんなんで勝てるか!!!
メッシは走らない守らないって批判する人も多いんだけど、問題はそこではない気がしますね。
結局のところ、周りの選手もメッシに渡すまでが仕事みたいな感じで、何かしようという気が感じられなかった。
それが戦術だと言ってしまえば、戦術が悪かったとしか言えない。
こんなことなら、メッシと被ろうがもっとディバラを使って欲しかった。
ディマリアはさすがで、その中でも孤軍奮闘していたかな。
逆サイドのメサは全然役に立ってなかった気がするけど…。
グループリーグはなんとか突破したけど、フランス相手には惨敗。
まぁなるべくしてこの結果という感じでしたね。
あとはロメロがいなかったというのも痛い。
ホントがっかり。
スペイン
相変わらずのポゼッションサッカー。
ボール保持率さえ高ければ相手に攻撃されることはないという考えなんだけど、カウンターでやられる場面が目立ちました。
2014年大会のときもそうだったけど。
もちろんポゼッションサッカーは、スペイン代表の魅力でもあるんだけど、ボールを回しているだけで最後の突破をすることができなかったという印象。
3点をとったポルトガル戦でも、ボールを回して崩したというよりはジエゴコスタの個人力で点をとったので、ポゼッションサッカーの良さを出せたとは思えない大会でしたね。
でも、それは逆にスペイン代表の進化とも感じられる点。
2012年ぐらいまではいわゆる0トップのような形だったのが、ビジャやトーレス以来久しぶりに機能するCFがハマったとも言えます。
とは言え、スペインはボール回しで如何に崩せるかというサッカーをしている以上、やはりMFの力量に頼る部分が多いのも事実。
その中心となるイニエスタやダビドシルバの高齢化というのは、やはり影響がでかいんじゃないかな…。
たしかに2人ともまだ輝いてはいたけどさ…。
(頭の話ではない)
イスコは頑張っていたけど、アルバやブスケツはバルセロナのときほど輝けていなかったし、なんか全体的にパッとしないボール回しになってしまっていた。
今までシャビが左右のスペースを使ってボールを散らしていたけど、その役割をセルヒオラモスが担っていたのも攻撃を鈍化させた一因だと思う。
ラモスが悪かったというわけではなくて、攻撃の舵取りを最後方のラモスしかできていないというのが問題だと思えた。
守備に関しては、ピケとデヘアがほとんど仕事をしていないのがもうダメすぎ。
Twitterでずっと主張しているけど、ヘススナバスを使って欲しかった。
彼がいるとかなり尖った攻撃パターンを創り出せるので、ポゼッションと併せて使えば効果的だったんじゃないかとずっと思っている。
ベルギー
ここ数年、欧州の中では一番強いと信じて止まないベルギー。
アザール、デブライネ、ルカク、クルトワなどプレミアリーグで結果を残しているトップ選手が揃っているというのがやはり大きいかと。
今大会では、その強さをバッチリ見せてくれたと思いますね。
デブライネのパス、アザールのドリブル、ルカクのフィニッシュ。
これらが攻撃の中心となって幾度となく相手ゴールを脅かしていた。
さらに、メルテンスやムニエやアルデルワイレルトなどが右サイドからもたびたび仕掛けたり、フェライニが空中戦で色を付けたりと、最強ベルギーのバリエーション豊富なサッカーを楽しめた。
守備についてもコンパニーとフェルトンゲン、そしてクルトワがいい活躍をしていたんじゃないかな。
3-5-2が基本フォーメーションで、あそこまで攻撃的になれるナショナルチームを久しぶりに見た気がする。
今大会は、堅守速攻カウンターやセットプレーが中心のチームが多かったです。
その中でもベルギーは、極めて攻撃的で速い面白いサッカーを見せてくれたので、非常に満足です。
もちろん、できれば優勝してほしかったけどwww
そんな最強ベルギー相手に、形を作らせずにセットプレーやカウンターでしか点を取らせなかったアジアの島国はホントすげぇよ…。
クロアチア
結果的に、今大会は「モドリッチの、モドリッチによる、モドリッチのためのW杯」でした。
なんだろうね、もう。
ボランチに求められる要素について、全て100点満点というか。
パスの精度、ドリブルの上手さ、対人の強さやオフザボールの動き、そして無尽蔵の運動量。
どれをとっても、全選手の中で一番優れていたとしか言えない。
ボールを持っているときはもちろんなんだけど、ボールを持ってないときに見てもあんなにワクワクする選手はなかなかいないよ。
全盛期のイニエスタやシャビやピルロぐらい。
クロアチアはベルギーと似てて、いわゆる黄金世代的なメンバーはこれが最後の大会かな?という年齢。
結果的には準優勝だったけど、終始素晴らしい展開で楽しませてくれた。
決勝トーナメントの右の山で3試合連続で延長戦だったことを考えると、そこまで圧倒的に強かったわけじゃないのかもしれない。
でも、わずかなところで精神的に勝っていたのかなという印象ですね。
W杯の総括
今大会のざっくりとした総括としては…。
若くて背の高いチームが強かったという感じ。
テクニックよりもフィジカルというか。
優勝したフランスは両方兼ね備えてるって感じだったかな。
イングランドも徹底したセットプレー戦術で久しぶりにあそこまで勝ち上がったわけで。
大したもんです。
まだ若いし、あと4年はフランスとイングランドが欧州を引っ張っていきそうな予感。
イタリアとスペインの復権にももちろん期待してるけど!!
俺的ベストイレブン
最後に今大会の「俺的ベストイレブン」を発表します!
ただ好きだっていう選手も入ってるかもしれないけどwww
こんな感じ。
最優秀GKはクルトワだったけど、俺的にはスバシッチだったなぁ。
足を痛めながらもあれだけPKを勝ち抜いたのはホントすごい。
ムバッペはもちろんすごかった。
でも、アルゼンチンを沈めた恨みにより除外しときますwwww
ナショナルチームの大会としては2年後のEUROも楽しみですが、ネーションズリーグも始まるとのことで。
そちらも楽しみですね。
もちろん普段のクラブの試合にも期待してます!!
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