(追記)
この記事は、2021年8月31日に書いたんだけど…。
翌9月1日にメルカリから、非認可のいわゆる家庭用パルスオキシメーターの販売を禁止するとの発表があったようだ。
参考:Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/byline/okadayuka/20210901-00256207
ということで、この記事の価値はなくなったがwww
Amazonや楽天でパルスオキシメーターを買うときのポイント
パルスオキシメーター以外にも当てはまる、メルカリにおけるちょっとしたトリック(?)
などは参考になると思うので、一応記事は残しておきますwww
ということで元々書いていた本文は以下からスタート↓
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まず、最初に断っておきたいこととして。
俺は医療関係者ではない、ただの一般人であるということ。
その上でこのブログを書いている。
確実な情報を得たいなら、専門家のサイトを見ることをおすすめする。
ちなみに一般人だが、新型コロナウィルスに感染した体験談もあるのでそちらもどうぞ。
(あんまり参考にならない可能性が高いけど)
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新型コロナウィルスの流行で、脚光を浴びたもののひとつに「パルスオキシメーター」がある。
脈拍数や動脈の血中酸素飽和度を測るための機器だ。
名前の通りパルスとオキシである。
今や、パルスオキシメーターは体温計と並んで家庭常備が当たり前になりつつある。
当たり前かどうかはわからないが、求めている人は多いだろう。
どんなものがあるのか調べる過程で気づいたことがあるので、まとめてみようと思う。
メルカリでもパルスオキシメーターを買うことができる
パルスオキシメーターはネットでも頻繁に販売が行われている。
一時期、品薄となっていたが、今はそれなりに供給が戻ってきたように思う。
Amazonや楽天のような大規模なECサイトだけでなく、個人間でやり取りができるメルカリなんかでも売られているのを見かける。
(2021年8月現在)
「こんなの中古品で使うのイヤだろ…」
と思ったが、新品もあるようだ。
しかし、新品ならなんでも良いとは言い切れない。
ちなみに今から書くことは、あくまでも事実と推測による主観的な感想なので悪しからず。
メルカリで売られているパルスオキシメーターの実情
まず、こちらの画像をご覧いただきたい。
メルカリにて「パルスオキシメーター」を検索したときにおすすめとして表示される出品物一覧である。
概ね2,000~3,000円ぐらいで取引がされているようだ。
特に青いやつが目立っていて、似たようなものがいくつか出品されているのがわかる。
人気商品っぽいのでどこのメーカーのものなのか調べてみようと思った結果、あるひとつの答えにたどり着いた。
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次にこちらの画像をご覧いただきたい。
中国から直接商品を買うことができるAliExpressというアプリで、「パルスオキシメーター」を検索した時に表示される商品一覧である。
メルカリと同じような青い商品が販売されている。
ちなみに¥は元ではなくて円なので、如何に安く買えるかわかるだろう。
メルカリで出品されているものと同製品かはわからないので比べようはないが…。
まぁ少なくとも似たようなものではあると思われる。
結局どこのメーカーなのかようわからんwww
もちろん製品の質を疑問視する意図はないので、そこは価格帯などから各自判断すればいいかなと思う。
ただ、事実としてメルカリでの出品状況はこんな感じだ。
全然関係ない話なんだが、AliExpressはちょっと時間がかかるもののめっちゃ安く買える。
パルスオキシメーターはともかく、急ぎのものでなければそもそもそっちで買った方が良い場合もあると思うww
どういう意図でメルカリで販売しているのか知らないけど
メルカリの全ての出品者がそうだというわけではないし。
今はその行為自体の是非を問うつもりはないという前提で読んで欲しい。
すげぇ簡単に言うと、中国から安く買ってきたものをメルカリで転売してるパターンかもしれない。
上記の例ではもう画像すら同じである。
そういう場合は、その出品者の過去の出品物をチェックして同じようなものばかり売ってたらそう考えて間違いないと思う。
個人輸入での転売を批判するつもりはないし、中国製だからダメだと言うつもりもない。
(メルカリの規約上、転売や画像利用がセーフなのかどうかは知らん)
ただ、その販売者が売っているその商品に命を預けられますか?ということは改めて考えても良いかと思う。
価格が全てではないけど小売価格400円やぞww
さらにいうと、コロナ関連の商品では非接触体温計もひどいもんだよww
温度計って書いてあるものは、そもそも厳密には体温計ではないからね。
パルスオキシメーターは管理医療機器である
そもそも医療用としてのパルスオキシメーターは、日本では管理医療機器に指定されている。
以下、コニカミノルタのサイトからの引用を参照していただきたい。
薬事法では医療機器を、副作用・機能障害を生じた場合の人の生命・健康に対するリスクの大きさ別に、3つに分類しています。
パルスオキシメーターは以下の3分類のうちの「管理医療機器」に分類されます。
「一般医療機器」(クラスI)→ リスクが極めて低い
<例>メス、ピンセット等鋼製小物、家庭用救急絆創膏等
「管理医療機器」(クラスII)→ リスクが比較的低い
<例>X線撮影装置、家庭用マッサージ器、磁気治療器 黄疸計等
「高度管理医療機器」(クラスIII・IV)→リスクが高い
<例>人工呼吸器、透析器、コンタクトレンズ、ペースメーカー等
パルスオキシメーターを製造販売(=市場に上市する)には、管理医療機器の製造販売を対象とした第2種医療機器製造販売業許可が必要です。また、製品ごとに、クラス分類に応じた「承認」もしくは「認証」の取得または「届出」を要します。パルスオキシメーターは「指定管理医療機器」として、国の指定する第三者認証機関による「認証」が必要です。
また、パルスオキシメーターは「特定保守管理医療機器」に指定されています。この「特定保守管理医療機器」とは、保守点検・修理その他の管理に専門的な知識および技能を必要とするものとして厚生労働大臣が指定する医療機器のことです。
通常の管理医療機器では、販売・賃貸にあたり都道府県への「届出」で済みますが、特定保守管理医療機器であるパルスオキシメーターは、販売・賃貸に関して都道府県の「許可」が必要となります。
つまり、仮にこれに該当しないパルスオキシメーターというのは、医療用ではなくてあくまでも家庭用と推測される。
「家庭で使うために買うんだから家庭用でいいや」
って思うかもしれないが。
家庭用と謳っているものの中には、上記のように本来はめちゃくちゃ安い中国製品なんかもあるのだ。
多少高くても可能な限り安心できるものを買っておくべきだと、個人的には思う。
メルカリなんかで個人から家庭用として買う場合も、信頼性や保証を踏まえた上で買うのがベターだろう。
ただし!
おそらくなんだが、医療機器とは本来、医療現場で使うものだ。
だから医療用であったとしても、家庭で使ったところで正しく使えるかどうかは知らない。
医者や専門家の下で使うべきだとも思う。
また、以前に品薄故に医療現場で不足しているという話もあったので、元気な人が予防のために買うというのはそもそもあまりおすすめできないのかもしれない。
その辺りは専門家に従うなり、各自で判断すべきであり、あくまでも俺が書いているのは「購入するなら」という前提条件付きだ。
個人や家庭での購入や利用そのものを勧めているのとはちょっと違うということはご理解いただきたい。
(追記1)メルカリの規約と照らし合わせてみる
ところでメルカリの規約を改めて確認してみた。
概要
メルカリでは医薬品医療機器等法(以下「薬機法」)に基づき医薬品・医療機器の出品にルールを設けています。以下の商品は、行政の許可等がなければ、製造や輸入、販売してはならないため出品を禁止しています。
事務局が禁止出品物に該当すると合理的な理由に基づき判断した場合は、取引キャンセル・商品削除・利用制限などの措置を取る場合があります。
どのようなものが違反になりますか?
医薬品
販売に法律上の許可または届出を要する医療機器
医薬品に該当する成分が含まれている製品
動物用医薬品
許可なく製造、小分けされた医薬部外品
薬効表現、標榜が薬機法に抵触するもの
その他、事務局が不適切と判断したもの
上記のコニカミノルタの記述によると…。
パルスオキシメーターは特定保守管理医療機器であり、販売するには都道府県の許可が必要とのことだ。
だから、メルカリにおいては、パルスオキシメーターは禁止出品物に該当する。
その販売者が許可を得ているかどうかは関係なく、出品することが禁止なのだ。
つまり!
メルカリで出品されているパルスオキシメーターは…。
①違反出品
②管理医療機器の認証を受けていないもの
である可能性が高い。
いずれにしてもメルカリで買うものじゃねぇなwww
冒頭に載せたメルカリのスクショはおそらく②だろう。
今のところ②については「家庭用」などと表記していることが多いと思われる。
このブログにおいても慣例的に「家庭用」と書いているが、実際のところはおもちゃみたいなものかもしれない。
(追記2)さらにメルカリの問題点を発見
さらに追記する。
上記のメルカリのスクショを撮った時は、「パルスオキシメーター」という表記が散見された。
タイトルや本文中に書いてあったかどうかはわからないが、上記スクショの通りで、少なくとも画像には記載されていた。
しかし、改めてメルカリを見てみると…。
「パルスオキシメーター」と表記している出品者はいなくなったようだ。
その代わり「パルスゼロメーター」「オキシメーター」などの表記が目立つ。
完全にメルカリの規約をすり抜けるための施策だと思われる。
それでも、メルカリで「パルスオキシメーター」で検索すると上位に表示されてしまう。
だから医療用のちゃんとしたパルスオキシメーターだと思って買ってしまう人もいるのではないだろうか。
メルカリ自体はわりとこういう対応が早い印象なので、さらに何らかの対策をするだろうなぁ。
ここまで書くと、あたかもこのパルスゼロメーターとやらを出品している人が悪みたいに見えてくるかもしれないが…。
一応、説明文には、医療用でないことやあくまでも日頃の健康管理(という曖昧な表現)のために、と書いてある。
ルール上は何も悪いことはしていない。
ただ、コロナのために、と思って買っちゃう人はいるだろうし。
そこを狙っているのは明白なので、やっぱり悪だなwww
いずれにしても買う側がちゃんと判断することが大事だと思う。
パルスオキシメーターを選ぶ基準は?
Amazonや楽天なんかでも有象無象のパルスオキシメーターが溢れている。
しかしそこでは、メルカリと違って、正式な医療用のもの(管理医療機器)も多く出品されている。
それでも医療用となるとまだまだ品薄である可能性が高い。
だから、個人で買うよりも前に保健所に行き渡らせるべきなんだろうけど、それでも買いたいという人のためにまとめるなら…。
おそらく選び方のポイントは、
・国産メーカー(工場が国内とは限らないが)
・管理医療機器やその他認証などを明記
・メーカーだけでなく販売者の信頼性
このあたりになってくるんじゃないかな。
(なんかすげぇ当たり前のことを書いてる気もするけどwww)
ちなみに俺がコロナになった時に保健所から送られてきたパルスオキシメーターは多分これと同じものだと思う。
↓↓↓
それが命を懸けた状態で信頼できるかどうかは知らんけど、ようわからんやつよりかは幾分マシでしょwww
あとは安いやつならドリテック製とかね。
安いといっても本来ならこれぐらいの価格はするものだと思うし。
↓↓↓
俺は全てのパルスオキシメーターを使い比べたプロではないので、どれが本当に良いかは知らない。
ただ、ネットで買うにしても、わかる範囲のことで自分なりの判断基準は持った上で買いたいところだ。
もちろんそれはパルスオキシメーターに限ったことではない。
ネット販売は対面販売じゃないからこそ、買い手の知識や調査で買い物の質がかなり変わってくる。
俺が言ってることが正しいとは限らないけど、俺は俺でいろんな判断をしながら買い物をしてるんだろうね。
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