およそ1か月ぶりのライブ観覧である。
正直なところ、そこらのライブに行く気が失せていたのだ。
俺には金も時間もない。
ふだんから、しょうもないライブには行きたくないと思って、行くものをかなり厳選しているつもりだ。
それに加えて、5月に観たミミノコロックと革命ロジックが良すぎて、厳選のハードルがより上がっていたのだ。
そんなハードルを飛び越えて、現場復帰に選んだ場がコチラである。
ライブ観覧
かつて、青山リズムの後方段上には柵で囲まれた喫煙スペースがあったように記憶している。
わりと観やすくて良かったんだけど、当然ながらなくなってしまった。
狭いビルの中だからだろうか、他に喫煙スペースもない。
その結果、近所のファミマの喫煙所の価値が非常に高くなっているww
イートインスペースもあるしめちゃくちゃ居心地がいいwww
ということで、ライブ前にファミマに寄ったら知った顔がいた。
俺としては、そういう”タバコミュニケーション”もライブの楽しみの1つだ。
てのひらえる
本日のお目当て。
82回目の終身刑として出演した新横浜以来3か月ぶりだが、ソロとしては昨年の愛沢サーキット以来8か月ぶりの観覧。
つまり、82刑を脱退してから初めての観覧となる。
てのひらえるのライブはフロアが激しくなると予想されるので、後方からのんびり観ようかなと思っていたが…。
ゆとりがあったのでなんとなく上手の最前で観ることに。
俺はあまりライブで観た記憶がない「無色透明存在証明無常がーる」をやっていた。
これは最前ドセンの客が蹴られるパフォーマンスなんだなwww
俺じゃなくて良かったww
曲振りで、好きな人が多い曲、として「僕はずっと君の中」が始まった。
再三書いている通り俺もすげぇ好きだから、やっぱみんな好きよなぁ!と思いながら観ていたww
この曲が好きという以上に、この曲を歌っているてのひらえるが好きなんだろうな、と思う。
新曲もわりとエモめのロック曲で、個人的にてのひらえるに似合う曲調な気がした。
おそらく自分をテーマに?歌詞を書いてんだろうな、という感じ。
そういう曲を経ることで、最後にやった「NUMBER50」はより映えていたように思う。
フロアも適度にワチャワチャしてておもろかったな。
ニューラジオ体操クラブ
初見。
3人組アイドルグループ。
集客はできていたんだろうか。
あんまりファンが来ている感じではなかったので、前方で観てみることに。
リーダーっぽい人が、プロデュースもして曲も作ってて、みたいなことを言っていた。
個人的には、そういうのは評価が高い。
オリジナル曲はちょっとクセもあって、良い感じだったと思う。
アレンジもよくて聴きやすかった。
みんなが知ってる曲をやります!的な曲振りで「にんげんっていいな」が始まったww
それに合わせてでんぐり返しをするなどしていて、それなりに盛り上がっていたが…。
うん、まぁ、個人的にはそういうのはいらんのよww
小原涼
ワンマン以来1か月ぶりの観覧なので、声が出てるのは2か月ぶり。
オケで観るのは、おそらくてのひらえる生誕以来10か月ぶりと思われる。
「サークルゲーム」では、THE 南無ズの彼岸田盆とぐるぐる対決。
小原涼は膨らませるバットだが、 彼岸田盆はいつも持っているホウキである。
本人がポンコツだからか何なのか知らんが、とりあえず小原涼はコラボ相手を立たせる場を作るのは上手いと思う。
あと、今回思ったこととして…。
「全力!ジェリーフィッシュ」のBメロ前半の本人の動きが良いな、ということ。
なんかかわいいステップを踏んでいるのよね。
もしかしたらBメロ後半もサークル作ってる場合じゃなくて、少しは本人を観た方がいいのかもしれんww
ロック・メタル調の曲はなく、アイドルっぽいのとコラボしやすいのって感じかな。
8bitBRAIN
てのひらえる生誕以来、10か月ぶりの観覧。
それが初見だったわけだがメンバー1人がケガをしていて着席していた記憶がある。
そしてこの日は、メンバーに欠員がいるのだろうか。
本来は5人だと思われるが4人だった。
なかなか完全体として観る機会に恵まれない。
基本的には、おそらく被せのデスボやオートチューンが効いている感じ。
以前はラウド寄りな印象だったけど、改めて観ると思ってた以上に聴きやすい曲だったな。
特に1曲目の和風っぽい曲がかっこよかった。
デスボの必要性はようわからんけど。
松山あおい
初見。
いかにも地下アイドルって感じがして、最もイベントの趣旨に合ってる気がした。
アイドルとして完成度の高さを感じたが…。
いわゆる童謡の「アイアイ」をやっていて、それは意味がわからんかったww
オリジナル曲もなんかちょいちょいネタっぽかったんだよなぁwww
後ろから観ていて、フロアはなんか輪っかを持って楽しそうで良かった。
俺があの中に入っていくイメージは沸かないがww
THE 南無ズ
ノックアウトフェスではドドんしか観てないので、バンドとしては見放題以来3か月ぶりの観覧。
イベントに合わせて「南無ずっきゅん」からスタート。
ライブでは観たことなかったので観れて良かったww
「ダンディ坊さん」では、以前はやっていなかった托鉢のパフォーマンスがあった。
彼岸田盆がフロアに降りてきて周るという感じだ。
先日の革命ロジックで観たかずき山盛りの賽銭パフォーマンスも同様だが…。
そこで現金が動くというのはルール上どうなん?という疑問は拭えない。
こちらは現金というよりは、不要なものを供養する、みたいな要素が強かった。
日髙屋のサービス券など、ほぼゴミである。
しかし、その中で、彼岸田盆のアクスタを投入するツワモノがいたwww
これはひどいwwwwwww
その托鉢で集まったものは、その場でいわゆる”物ボケ”のように扱われていた。
さすが芸人だが、客のセンスも試されるパフォーマンスだなww
最後の「てら・テラ・寺」では、出演者全員が登壇してのコール&寺ポンスがあった。
出演者が1人ずつ寺の名前を言っていき、最後は神社というオチになる。
小原涼が噛んでいじられてたけど、いきなりあのテンポで前任のてのひらえるの呼吸に合わせてやるのはむずいよなぁww
とにかくめちゃくちゃ楽しかったなww
楽しかったというか、気持ちよさみたいなのがあった。
これが宗教なんだろう。
ちなみに御朱印が欲しかったので、VIPチケットで入ったww
まとめ
THE 南無ズの壮大なネタのようなアイドルイベントだった。
基本的にアイドルイベントには行かないけど、メンツも良いしどんなもんかなと思って行った感じだ。
結果的にとても楽しめた、という前提で書くが…。
バンドでトリのTHE 南無ズ以外は、基本的に持ち時間が20分で転換時間なし、というTTだった。
んで、終演後の物販の時間はやたら長い。
典型的なアイドルイベントの時間配分なのかもしれない。
(オメでたい頭でなによりの「推しごとメモリアル」でも同じようなことを歌っている)
物販というか特典会というか、ニーズがあるのはわかるし、マネタイズとしても重要だというのはわかる。
そもそも集客的にもっと見込んでたからなのかもしれないけど…。
そんなに物販の時間取るなら、各演者の枠を5分ずつでも伸ばしてよ、というのが俺の個人的な本音だな。
—
さて、アイドルイベントとは言えど、根本的な疑問がある。
小原涼はアイドルなのか?
という疑問である。
イベントコンセプトと出演者が発表された段階から違和感を持っていた。
そもそもアイドルの定義が何なのか知らんけど、個人的には小原涼のことはあまりアイドルだとは思っていない。
でも、俺はてのひらえるですら1人メロコアバンドだと思ってるようなやつなのであてにならないだろう。
結局、アイドルというのはジャンルではなくて形態にすぎない。
俺からしたらそんなことはどうでもよくて、どういう曲をどういうパフォーマンスで見せるか、という判断だけなのだ。
アイドルであろうとバンドであろうと、ライブでパフォーマンスをするアーティストである。
その大枠の中で、全てフラットに見比べているつもりだ。
だから上記のような不満も書きたくなるのかもしれない。
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このライブの前は、1か月ほど前に観た革命ロジックだ。
そのとき最後に観たのがアイドルグループのLEIWANだった。
(かずき山盛りと続けて観るようなもんじゃないんだけどww)
バンド系のサーキットに出るアイドルは異質だろうが…。
そういう状況こそまさにフラットに観れる状況で、俺が求めてる形なのかもしれない。
俺はバンド好きだと思われてるかもしれないけど…。
しょぼいバンドを観るより、まともなアイドルを観てた方が5億倍ぐらい楽しいのよww
俺にとって、てのひらえるや小原涼がアイドルなのかどうかはどうでもよくて…。
結局、ただ俺が観たいから観る、というだけなんだろうな。
—
上記のアイドルかどうか論とは別のベクトルで、もう1つ思ったことがある。
あくまでも俺の感覚だが、ある基準で今回の出演者を分類してみた。
どっちが良いとか好きとかの話ではない。
(前者)
てのひらえる
小原涼
8bitBRAIN
(後者)
ニューラジオ体操クラブ
松山あおい
THE 南無ズ
—
小原涼は自称正統派シンガーである。
んで、残念ながら意外にも俺もそう思っている。
そう思う根拠みたいなもんなんだけど…。
主に楽曲や歌唱スキルが正統寄りかネタ寄りか、という分類だ。
これは二元論ではないし、曲によっての違いもあるとは思うので悪しからず。
てのひらえるはわかりやすい、正統中の正統だ。
小原涼はテーマパークの皮を被りつつも、本質的にはメッセージ性の高い真面目な曲が多い。
8bitBRAINもかなりいわゆる楽曲派が喜びそうな曲のクオリティーだ。
ニューラジオ体操クラブは、でんぐり返しのイメージが強く残っている。
松山あおいは、ネタ寄りな印象だけどそれが楽しい、みたいな感じかな。
THE 南無ズはもう存在がネタだし、演奏的良心であるベースも見た目がネタだし。
もう少しわかりやすくバンドで例えると…。
系統は違えど、82回目の終身刑や虎の子ラミーは前者、アラウンドザ天竺は後者、ロマンス&バカンスは世間一般的には後者、という感じだろうか。
アイドルというのは非常に多岐に渡る。
一概にアイドルというレッテルを貼るのはわかりやすいし必要なことなんだろうけど…。
俺は少しでも細分化して考えたいんだろうな。
なんてめんどくさいやつなんだww
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ところで先日、ちょっとした作業をしていた。
そこでの俺の天才っぷりに感動したMさきさんから、ドリンクを奢っていただいた。
ありがとうございます。
その結果…。
これだけ可愛いアイドルが多くいたにも関わらず、会場で話をした女子はMさきさんだけ、ということになったwww
あ、あと受付のねぇちゃんもちょっと話したなww
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