2023/05/21(日) LIVEHOLIC presents. “革命ロジック2023” supported by 激ロック & Skream! / 下北沢

音楽

ホリック及び運営元の激ロックが主催するサーキットである。
今回が初めての開催のようだ。

さすがに大手(?)がやっているだけあってかなり大規模かつ質が良さそうだ。

ということで、行ってみることに(フッ軽)

これによって4月5月で行ったサーキットが、なんと5本目である。

我ながらサーキット行き過ぎおじさんだと思うが…。

行きたいんだから仕方ないww

ライブ観覧

とは言うものの、最大のお目当てに間に合えばいいかな、ぐらいのゆるい感じ。

なんか毎月、モザイクでリストバンドを交換してすぱじろうで腹ごしらえというムーブをやっている気がするwww
(たまにスープカレーの場合もある)

Griev fib / Flowers Loft

初見。
ノーマークでフラっと観てみたけど、かなり良かったと思う。

ツインボーカル、ツインギターの特性を活かしたアレンジの曲で演奏スキルも高い。

個人的には特にギターの人が好きな感じだったなぁ。
モジュレーションの使い方とか派手に動いたりとか、どことなく滝善充感があった。

メインボーカルがもっと映えればより良くなりそうな感じ。
なんとなくただ歌ってるだけという感じがして、バンドのフロントマンとしては弱い印象だった。

Marmalade butcher / Flowers Loft

初見。
リードギター兼マニピ、ギター兼MC、ベース、ドラムというインストバンド。
ただし、配置的にドラムが上手でリードギターが後ろにいたww

音楽ジャンルはなんていうのかな…。
詳しくはわからないけどメタル・プログレみたいな感じなのかな。

とにかくもうゴッリゴリで、みんな手の動きが速すぎて見えんww
革命ロジックすげぇ…と思いながら観ていた。

フロアにいたのはバンド仲間なのか常連客なのかわからんけど…。
ちょっとMCで仲間内感が出ちゃってたのは気になった。

CIVILIAN / Flowers Loft

1週間ぶりの観覧、本日のお目当て。

前のバンドからステージの配置が、ドラム上手になっていた。
つまり、コヤマヒデカズはセンターとなる。

その正面、2列目ほどの位置を確保。
前週のミミノコは2階から観ていたが、先月の切磋琢磨でもなかなか近かった。
しかし、椅子のない今回はそれ以上に近い。
なんという贅沢なんだろうか。

ガチガチにセットされたペダルボードを見れるのもアツい。
パッと見では、俺にはよくわからないものが多かったがww

フロアにいても、リハの段階からなんとなく緊張感があった。
こういう感覚になるのは久しぶりだ。
コヤマヒデカズの一挙手一投足が、そしてもちろんバンド全体が、徐々にその場の空気を作っていくのがわかる。

本編は「ぜんぶあんたのせい」で始まった。

まず、そこで俺が感じたことがある。

「これはサーキットじゃない、完全にCIVILIANのワンマンの空気だ」ということだ。

ワンマンに行ったことがないのに、なんて偉そうなんだwww

本人たちのパフォーマンスはもちろんなんだけど、照明やフロアも、全てが一体になっていく感じがした。
(実際にフラワーズロフトでワンマンやってたし、ハコもわかってる感がある)

曲が進むにつれて俺は、あたかもここがホールであるかのような錯覚に囚われていた。

後方がどうなっていたかはわからないが、ここは本当にフラワーズロフトなんだろうか。
再三にわたってスカスカのライブを見せられたフラワーズロフトなのか!?
(別にフラワーズロフトをバカにしてないです)

最後の曲は「メシア」だった。

まさかこれをやるとは…。

昨年、初めてCIVILIANを観たときは、まだ曲を認識してなかったので覚えていないが…。
少なくとも俺が覚えている範囲では観たことがなかった。

ライブを前方で観ているときは、基本的に動いてないと落ち着かないタイプなんだがww
曲が始まった瞬間から一切動けなかったな。

もうまさに直立不動でいるのが精一杯というか、何か魔法をかけられているかのような、そんな気分だ。

サビに入ったら自然と鳥肌と涙が止まらない。
何かを考えていたわけでもなく、ただただ吸い込まれるようにコヤマヒデカズを観ていた。

なんとも不思議な感覚だ。
吸い込まれるようでもあり、無限に拡がるようでもあり…。

そこにはただ、CIVILIANというバンドがいた。

サーキットや対バンイベントで、その枠を観終わったときに俺がたまに発する言葉がある。

「帰りたい」

これは最高の誉め言葉である。
あまりにも良いパフォーマンスだったときに、今日はもうその余韻のまま帰りたい、という意味だ。

「メシア」で直立不動だったのに終わった直後はフラフラになりながら、同行者のAoyiくんに俺は「帰りたい」とこぼした。

帰りたい、帰って眠りたい、なんならもうそのまま死にたい、ぐらいの気分だったかもしれない。

それぐらい圧巻の「メシア」だった。

対バンで1アーティストで元を取れた気分になるときがあるが、1曲で元を取れた気分だ。

そんな感じで、初めての「メシア」を近距離で浴びて、もうフラフラなわけよwww

とりあえず正気を取り戻すためにも休憩するしかない!

パンケーキうまwww

しばらく休憩してから観覧を再開。

RESERVOIR / 近松

初見。
時間が空いたのでなんとなく観てみた。

アツくてエモそうなギタボでなかなか良かったと思う。
最後の曲ではギターからハーモニカになりハンドマイクでフロアに降りてきていたが、そこまで盛り上がっていないスカスカのフロアからは戸惑いが感じられた。
俺は、間は空いていたものの、実質最前みたいなところで観ていたので、やはり戸惑いが隠せなかった。

わりといろんなタイプの曲があったように思う、3曲目とか良かった。

休憩を挟んだとは言え、CIVILIANの後じゃなければもっと楽しめたかもしれない。
それはもうごめんなさい、としか言えない。

かずき山盛り / 近松

1年2か月ぶりの観覧。
大阪のバンドなので東京で観れる機会があればつい観てしまうぐらいには好きである。

なんかの曲で賽銭箱が出てきたww

合図に合わせて客が小銭を放り込むシステムなんだが…。
これはルール的に大丈夫なんだろうかwww
(下手したら物乞い行為みたいなのでなんらかの法に触れる可能性すらあるww)

ちなみに賽銭箱はフタをしたらお立ち台にもなる便利なものだ。

ドラムがリードボーカルを取る曲もあった。
たぶん初めて観たと思う。

そーいや、声出しができるようになってから初めて観たんだが…。

代表曲をフロアで合唱するのはなかなかおもろかったなwww
好きだよ、そういうの。

LEIWAN / 近松

初見。

CODE OF ZEROの枠だが、体調不良か何かで前日に出演キャンセルになったので、その代役だ。
そんなにすぐ枠を埋められるってすごいなww

もともと俺は、かずき山盛りからCOZを観るつもりだった。

本来、アイドルなら別に観なくていいかな、と思うところなんだが…。

LEIWANは、たしか1月の武蔵野音楽祭にも出てたのよね。
俺はそのときは観なかったけど、曲がけっこう良さげだったことと、そのときに観たAoyiくんが良いと言ってたことをを覚えている。

だから、せっかくの機会なので観てみることにした。

前日にブッキングされたわりには、めちゃくちゃ客が入ってたなぁww
他のアイドルを観に来た人もいるんだろうけど、ほぼ満員という感じ。

実際にライブを観てみると、なかなか良かったと思う。
いわゆるラウドルほど、オケ音源もフロアもごちゃついてないのが個人的には良き。

パッと見た感じだと金髪が可愛いと思ったが、最終的にはセンターが一番可愛いという結論になった。

とりあえずサブスク音源はDLしておいた。

まとめ

今さらではあるが、すっかりCIVILIANにハマってしまった。

「メシア」はリリースされてから10年ほど経ってるんだろうか。
CIVILIAN名義になる前のLyu:Lyu名義だったころだ。

帰宅してから改めて歌詞を読んでみた。

細かい情景などはわからないが、とにかく重いww
(ちなみにMVは開始10秒ぐらいで、これあかんやつやってなるwww)

すげぇざっくり言うと、しんどいけど”あなた”というメシアによって救われるってことなんだろうけど。

「メシア」とは、悩める人にとってのCIVILIANという存在そのものだな、とも思った。
それほどの力を感じるライブだった。

俺はド素人ながら、音楽を作ることがある。

だからそういう視点でも、音楽に触れている節がある。

例えば、前週に観たレルエは「こういう楽曲を作りたいな」と思う。
それは憧れのようなもので、好きになるかどうかの基準にもなっている気がする。

しかし、たまにそれを超越して突き刺さる楽曲がある。
「よくわかんないけど凄い、こんなの作れる気がしない」みたいな感覚だろうか。
スキル的に作れないというよりは、メンタル的に作れないという方が正しい。

それは、憧れを越える畏怖なのだ。

今回観たライブはまさに畏怖というのが相応しいだろう。

表に出す出さないは別として…。

人間には誰しも、少なからず闇の部分があると思う。

それは過去のトラウマかもしれないし、将来への悲観かもしれないし、あるいは社会や他人への不満かもしれない。

解決できないまたはリスクが大きいとわかりつつも、やり場のない気持ちが暴力に変わることもある。
犯罪者の多くはそうだろうし、自分への暴力になることもある。

でも、多くの人はそれを胸に秘めたまま過ごしている。

CIVILIANは、それを抉って少しでも昇華/消化/消火させるような音楽を目指しているのかもしれない。
もしくはコヤマヒデカズ自身を救うための音楽だろうか。

歌詞の内容やMVは暴力的なものもあるがwww
逆に言うと、フィクションだからこそ出せるだけ出しているとも考えられる。

つまりそれこそが…。

civilianという英単語をバンド名に冠した意味なのかもしれない。

さて、すっかりCIVILIANモードになっているところで…。

5/24(水)にニューアルバムが発売、とのこと。

なんというタイミング!!

いや、むしろそのプロモーションのために出てただけかもしれんけどwww

先行曲としてMVが発表されていたので貼っておく。

ミミノコでも革命ロジックでもやっていた「déclassé」
こちらはライブ感のあるMVとなっている。

一方でこちらの「イエスタデイワンスモア」は、ストーリー性のあるMVとなっている。
ちょっと怖いけど、なかなか考えさせられるMVで面白いし、もちろん曲もかっこいい。

ちなみにアルバムは、配信リリースが基本となっているようで、CDは受注生産だ。

入口は広く取りつつ、価値を感じるコアなファンにはより良いものを提供する、というのは良いなぁと思った。
CDも特典などの違いによって価格帯がいくつかある。

はっきり言ってしまうと、CIVILIANの音楽は万人にウケるようなものではないww
しかも、なんとなく全盛期よりはファンが減っていると思われる。

独自性が高いので、ターゲットもかなり絞られる。

でも、多くの人に検討してもらえれば、深く刺さるファンがそれなりに多く見つかるはずだ。

そのためにできること…。
サーキットのあとのセトリ公開が早いとか、YoutubeにMVを多く載せているとか、配信が基本でCDはプラスアルファであるとか…。
新規にアプローチしたいという意志を強く感じる。
ちなみにYoutubeのコメントにも、すべて👍と💖をつけてて凄い。

CIVILIANほどの大物でも(おそらくスタッフが)そういうことをやっている。
さすが元ボカロPと言うのもあるかもしれない。

そこらの大して売れてないインディーズミュージシャンこそ、そういうところに投資すべきだと思うんだけどな。
ホントCIVILIANを見習っていただきたい。
(ちなみに今はメジャーレーベルから独立して自主制作っぽい)

長くなってしまったが…。

あまりにも良いライブを観れたので非常に満足度が高い。

前週のミミノコでもCIVILIANとレルエがかなり良かったし、ここのところメジャークラスのバンドに染まり気味だ。
コロナ禍が落ち着いてきて、そのクラスのバンドも動きやすくなってきたのかもしれないな。

とりあえず、しばらく音源を聴いて余韻に浸りますかね。

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