浅草に向かって車を走らせながら、ツイキャスをやっていると…。
めるエム氏(以下めるちゃん)が、暇だから浅草に来る、とのことww
仲の良い俺が好きなCIVILIANを観てみたいようだ。
いや、それにしてもすげぇ行動力だなwww
ライブ観覧
浅草に行く機会はあまりないので、せっかくだから観光?をしようと思って少し早めに着いた。
めるちゃんと合流して浅草を散策してみた。
やっぱ、とりあえず雷門は見ておきたいよねww
俺は浅草に何年ぶりに来たんだろうか…。
生の雷おこしとやらが売っていて、雷おこし好きのめるちゃんが買っていたので1個もらったww
雷門からぐるっと周って浅草六区へ。
浅草六区は初めて行ったんだけど、エンタメの街って感じがしてなかなか良かったな。
ライブの時間までまだ少しあったので、花やしきの近くのおしゃれ喫茶店へ。
ライブ会場となる浅草花劇場は、花やしきの中というか隣接していた。
花やしきがあんな感じなので、花劇場もなんかボロいんかな、と勝手に思っていたww
しかし、花劇場はめっちゃキレイだった!
そもそも劇場というだけあって、ライブハウスというよりはホールだ。
パイプ椅子ではないちょっと良い椅子が並べられていて150人ほど入れる感じだったろうか。
ステージは広いし天井は高いし、思ってたよりはるかに良い環境だ。
ちなみに3列目だったんだけど、上手の一番端っこの席だった。
前には車いすスペースやカメラがあったので椅子を置いてなくて、かなり広々とした席で良かったな。
CIVILIAN
1か月ぶりの観覧。
シッティングで観るのは茅ヶ崎以来半年ぶりだ。
最近のCIVILIANは、コヤマヒデカズが下手に位置している。
俺の席は最も上手だが、わりと内側を向いて歌ってくれるのでこれもありだ。
ちなみに指定席なので、当日券で入っためるちゃんは後方に座っていた。
だから同行しているとは言え、別々に観ているという感じだ。
ドラムは2セット用意されていた。
セッティングの時間の関係上、次の出演者の分も置いてあるということだろう。
有田清幸は下手側に座っていた。
—
SEから『人類教ノスゝメ』が始まった。
続く『ぜんぶあんたのせい』では、シッティングながら腕を挙げる人が多く見られた。
上記の通り、俺は上手からコヤマヒデカズを観ていたんだが…。
そうするとバンド全体がよく見えるもんだ。
『ぜんぶあんたのせい』の2Bのドラムがやたらかっこよくて良かったな。
失礼ながらどういう対バン相手なのか、どういうイベントなのかわからずに観ていた。
尺もよくわかっていなかったので、セトリの出方を特に楽しみにしていた気がする。
そんなことを考えていたら、印象的な雨音のSEが流れた。
名曲『ハロ/ハワユ』である。
よくAoyiくんが「あの雨音のSEが流れたら泣いちゃう」みたいなことを言っている。
まさにそんな感じで鳥肌が立つような感覚だ。
CIVILIANを初めて観るめるちゃんがいるので、『ハロ/ハワユ』をやってくれたのは大きい。
むしろ俺もあまり観たことがない。
あとで知ったところによると、対バン相手がいわゆる歌い手らしかった。
そう考えると納得のいくセトリである。
—
そんなわけで『ハロ/ハワユ』を観れて満足気にしていると…。
その余韻が覚めぬうちに、コヤマヒデカズがモジュレーションのかかったアルペジオを弾き始めた。
おいおいおい!
おいおい、マジかよ!!
名曲『ハロ/ハワユ』の後に神曲『メシア』が続くとは…。
俺だけじゃないと思うけど、椅子に座りながら悶えてたwww
音楽を聴くというかライブを観るという行為は、時として大きなカロリーを消費する。
ある意味、暴れるライブよりも何かを消費するような感覚だ。
客でいっぱいのフロアにいながら、CIVILIANと俺だけの空間であるかのようにも感じられた。
まさに吸い込まれるように見入っていたと思う。
その後は『完璧な人間』『déclassé』と続いて締められた。
ツーマンだから尺が長いのかと思いきや、そんなことはなかったww
終演後にちゃんもかさんとお会いすることができた。
お連れの人と共に、歌詞ステッカーにサインを書いてもらってるのを見かけた。
それいいな、と思って早速俺も真似してみることにww
歌詞ステッカーはアルバム『Never Open Door For Strangers』の曲がモチーフといなっている。
この日にやった曲でサインスペースも広そうな『完璧な人間』を購入してみた!
有田清幸のサインもらったー!
嬉しい!!
KK
初見。
知らない人だったが、どうやらいわゆる歌い手のようだ。
その上で、シンガーソングライターとしても活動しているのだろうか。
真ん中ぐらいにやっていた小室進行の曲が良かったな。
(小室進行に馴染んでるおじさんの感想)
歌い手だからというわけでもないんだろうけど…。
ほぼ照明は当たっていなくて顔はよくわからなかったww
それでも、聴きやすい歌声と曲で良かったと思う。
—
アンコールに入ると、何やらスタッフが新たなマイクのセッティングをしていた。
その時点で、ゲスト参加が予感された。
再びKK共に、コヤマヒデカズも登壇した。
そして、聴き馴染んだ『文学少年の憂鬱』のイントロが始まった。
これはシビれるね。
KKは歌い終わったあとに「歌い手を始めたきっかけはナノウさん」というようなことを言っていた。
その声は緊張しているような興奮しているような、そんな印象だった。
憧れのボカロPと一緒に、おそらく何度も歌ったであろうその曲を一緒にやったわけだ。
この日のハイライトとも言えるシーンだ。
KKの歴史を知っているわけではないが、なんとも感動的だった。
思ってた以上に良いハコと良いイベントで非常に満足度が高かったな。
まとめ
CIVILIANを追っていて、よく思うことがある。
それは…。
「『ハロ/ハワユ』やナノウはよく知られているのにCIVILIANはあまり知られていない」
ということだ。
CIVILIANがナノウがいるバンドだと知らない人が多い、と言った方が正確だろうか。
それは非常にもどかしいことだと思う。
今回のイベントはそのミッシングリンクのようなものを繋ぐイベントだった。
実際にKKはMCでナノウさんと呼んでいた。
バンドとしてあえてナノウ感を出さないようにしているのかもしれないが…。
それによって広がる輪があるのは個人的には嬉しいものだ。
歌い手KKのファンの中にも、今回そこが繋がった人が多いんじゃなかろうか。
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同行しためるちゃんもCIVILIANを気に入ってくれたようで良かった。
正直なところ、CIVILIANはハードルが高いと思っていたww
ましてやオールシッティングというレアな状況だ。
めるちゃんはいわゆる女性シンガーをよく観ている。
CIVILIANはそれらに比べると、ライブパフォーマンスやフロアの様子などは対極にあるとも思う。
それでも「なおきさんが好きなバンドだから」という1点だけで、観に来てくれたのは嬉しいもんだ。
その行動力は大いに評されるべきポイントだろう。
ライブ後は一緒にお好み焼きを食べて家まで送り届けた。
長時間付き合ってくれてありがたい限りだ。
ライブに行くことの目的を考えたときに、いろいろ枝葉はあれど根幹は「感情を動かすこと」に行き着く。
好きなアーティストのライブを観ればそれは達成されることが多い。
初めて観るアーティストでもあってもそれは可能だ。
むしろ初めてってだけでもアドバンテージがあるかもしれない。
それはライブに限ったことでない。
常に感情を動かす経験をしていないと、人として生きている意味がない気もする。
浅草というのは昔の風情も残しながら、現代のエンタメの街でもあるように思えた。
浅草が栄えたのは江戸時代あたりからだろうか。
その頃から現在に至るまで、多くの人の感情を動かしてきた街なんだろうな、と改めて実感した。
そういう街で、仲の良いめるちゃんと好きなCIVILIANを観れたのは良い経験だったね。
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