2019年の簡単な振り返りと、2020年の展望

日常生活

すっかりアノ娘リズム。の追っかけおじさんになっている俺である。

結果的に2019年は、アノ娘リズム。に出会ったことが全てになった。
現在の俺の時間的・経済的なリソースは、アノ娘リズム。を中心に回っていると言っても過言ではない。

客観的に見て、それが良いことなのか悪いことなのかはわからないが…。

俺はそれ以上の恩恵を享受しているのだから問題はない。

さて、そんなことを考えながら、2019年を簡単に振り返ってみる。

享受する音楽に対する気持ちの変化

2019年は、俺の中の音楽に対しての聴き方・捉え方が変わった年だったといえる。

簡単にいうと「音楽に感動するようになった」という変化である。
もちろん今までも感動はしていたんだけど、なんか違うんだよなぁ。

極端なことを言ってしまうと、たとえ共感できなかったとしても、その作品の世界に入り込んで作者や登場人物の気持ちに触れることによって生まれる感動なのだ。

いや、そんなの当たり前じゃんって思うかもしれないけど。
俺は今まで音楽というものをそこまで深く聴いてなかったんだと思うww

でも、ここ数年自分でも多くの曲を作ってきて、気持ちが変わってきてたんだろうね。

なんで俺が曲を作るんだろうって思ったときに…。
「想いを表現したい」とか「想いを伝えたい」とか、やっぱそういうのがあるんだよね。

それは別にフィクションでもいいんだけど、それでもやっぱりそこには作者の表現したい世界がある。

音楽に限らずアーティストってのは少なからずそういう要素があると思う。
商業的に淡々と理に適った作品を作るのも必要なことだけど。

まぁとにかく俺は音楽を通して、できるだけ作者の想いに触れたいんだと思う。

そんなことを象徴する出来事が2019年の夏に2つあった。

想いを込めた音楽というもの1

まず、1つめは6月にあった岡崎体育のさいたまスーパーアリーナのライブである。

別に俺は昔から岡崎体育を応援していたわけではないんだけど。
岡崎体育は、事あるごとに「さいたまスーパーアリーナでライブをするのが夢」と語っていた。
音楽活動を始めた時からの夢だ。

それを知ってしまったからには、もう行くっきゃないわけですよ。

たまアリでライブをしたいというのは、MCとかインタビューで言っているだけじゃなくて。
曲の中にもその気持ちが溢れていてね。

その夢を叶えた瞬間に立ち会えただけでも嬉しいんだけど。
そこでそういう想いの込もった曲を聴いちゃったもんだから、もう号泣ですよ。

今これを書いてるだけで思い出して泣いちゃうwww

想いを込めた音楽というもの2

2つめは、7月に映画「天気の子」を観たということ。

新海誠監督の大ヒットした前作「君の名は。」は観てないんだけど、なんとなく「天気の子」を観に行ってみた。
んで、すっかりハマってしまったwww
非常に面白くて映画館で3回観ている。

簡単に言うと、観れば観るほど泣いちゃうポイントが増えてくんだよなぁww

劇中の曲はRADWIMPSが担当している。
曲単体で聴いてもあんまり刺さらないんだけど、曲を聴くことで映画を思い出して泣いちゃうんですww

そして、映画を理解すればするほど、曲の良さがわかってくるというか。
これもその音楽の作者が、どういう気持ちで作ったかというのがなんとなくわかってくるというか。

野田洋次郎が新海誠の脚本やプロットを見て感じたこと、それがそのまま音楽によって表現されているんよね。

もちろん映画ありきの話ではあるんだけど。
だからこそ、音楽のビジュアル的なイメージとしても映画を楽しめるわけ。

映画と音楽の相互作用が上手くできてんだなぁと感心した。

ちなみに「君の名は。」は「天気の子」を観たあとにアマゾンで観たww
そしてやっぱり映画を観た後に前前前世を聴くと、その深さに驚愕するわけですよ。
それまではなんやこれって思ってたけどwwww

音楽の聴き方の土壌

こうして2019年の夏ぐらいまでに、俺の中の音楽を聴く気持ちが出来あがっていたんだと思う。
今思えばそういう表現になるが、何か意識していたわけでもなく、ガラッと変わったというわけでもなく。

数年かけて、徐々にそういう音楽の聴き方の土壌ができたというか。

音楽そのものはもちろん大事なんだけど。
そこから如何に作者の想いに触れられるかってのが大事なんだと思う。

たとえば俺はボカロで曲を作っているけど、それはボカロの想いを代弁してるんじゃなくて。
全部じゃないけど、あくまでも俺の想いをボカロに歌ってもらっている感じ。

だから俺はボカロPって感じじゃないのよww
自分で歌えるなら自分で歌いたいんだよホントはwww

改めて考えると、ここ数年の聴く立場としての心境の変化は、自分で作る機会が増えたからってのが一番の原因な気がするなぁ。

もうひとつのキーワードは「女性ボーカル」

これもあんまり意識はしてなかったんだけど。
改めて思うとって感じのこと。

俺は今まで男性ボーカルのバンドばかり聴いていた。
特に理由があったわけではないんだけど、なんとなく憧れる姿として同性の方がわかりやすかったんだと思う。
例えば、恋愛の歌詞があったとしたら、男性目線の方がわかりやすいし。

しかし、年を取ってきたからかなんなのかここ数年ぐらいは女性ボーカルのバンドも聴くようになっていた。

まずは、ヤバTとか女王蜂とか男女混声ボーカルのバンドだ。
女王蜂を男女混声と言っていいのかわからんけどww
最近聴き始めているものとしては、Hello Sleepwalkersなんかもそうだ。

そして、2019年の俺の中での決定的な変化はSCANDALかもしれない。
昔から知ってはいるものの全く興味を持ったことがなかったんだけど、4月のアラバキで初めて生で観て、やたらかっこいいなーと思ったんだよなぁ。
そもそも観ようと思っただけでも変化なんだけど。

もちろんバンドマンに対する女性蔑視のようなものはないんだけど。
ああ、俺ってガールズバンドでも好きになるんだって思ったかな。
Silent Sirenはどうも受け付けないけどww

すっげぇ今さらだけど、普通に考えて、女の子ってかわいいから好きじゃん?
やはり年を取ったせいなのか、単純に若い女の子が好きになってきただけなのかもしれんww

そして迎えた運命の9月4日

上記のような土壌や気持ちの変化が表れた上で、運命の9月4日を迎えたのである。

すげぇ大袈裟な前振りになってしまったけどwwww
そんなに大それたこと書かないので気楽に読んでwwwwww

帰宅途中に西武新宿駅前でアノ娘リズム。を見かけたわけだ。

路上ライブやってる人たちの中で比べたら、まぁとりあえず見た目が異彩を放ってるから足を止めるよね。

バンドだろうがソロだろうが歌詞のある音楽である以上、一番大事なのはボーカルだと俺は思ってて。
要は、ボーカルが好きになれないバンドは好きになれない。

足を止めて観てみると、とにかく惹かれるボーカリストだったわけ。
MCでも歌でも、路上ライブでこんなにも熱く想いを表現できるボーカリストがいたんだなぁ、と。

俺は基本的に道中で路上ライブを見かけたらそれなりには観るようにしてるんだけど。
今まで観てきたストリートミュージシャンの全てが過去になった瞬間とでも言おうかな。

しかしまぁ、正直なところ最初はあんまりちゃんと聴いてないのよね。
西武新宿前はなんかうるせぇし。

いいボーカリストだなということ、いい色のジャズマスター使ってんなということ。
とりあえずそれだけ覚えてフライヤーをもらって帰宅した。

なんかそれなりの大物がゲリラ路上ライブでもやってんのかと思ったけど。
家帰って調べたらあんまり大物じゃなくて余計に衝撃を受けたwwww

んで、Youtubeなりサブスクなり漁ってみて、とりあえずアルバムを聴いてみた。

やはり「世界はひとつじゃない」という曲が衝撃だったかな。

歌詞の全部は聞き取れなかったけど、断片的な言葉だけでも伝わってくるんだよな。
メッセージ性の強さ、想いの強さ、そしてそれを伝えようとする気持ちが。
(後々、よく聴いてみるとギターフレーズ的にもかなり聞き応えがあった)

そしてそこでなんとなく俺が思っていたことは。

まぁあのアツいボーカリストが作ってんだろうなって予想だよね。

しかし、アルバムの解説動画を観たら…。

なん…だと…!?
あなたが…作っていたのか…!?
あのジャズマスの…!!

しかも、他の曲もいっぱい作ってるし。
ああ、この人は天才だし、根っからのミュージシャンなんだな、となんとなく感じたわけだ。

でも、俺の今までの音楽人生的に一番馴染む曲は「MYSELFISH BEAT」だったけどwww
えーなにこれ、こんなかっこいい曲も作るんだーめっちゃいいバンドやん、と1日で結論付けた。

その後、どっぷり浸かってますww

しかし、だ。

10年前の俺がアノ娘リズム。に出会っていても、あるいは出会った場所が違っていても。
ここまで好きにはならなかったかもしれない。

たまたま見かけただけでも奇跡なんだが、それ以上に、俺の心の準備ができた状態で出会えたからこそ、というのが大きい気がしている。
全てのタイミングが良かったのだ。

あと、あれだな…。
Youtubeにあがってる8月ぐらいに路上ライブでカバーやってた時の動画を観たけど…。
あれはなんか違ったな…。
それで出会って好きになったという人もいるんだろうけど、俺の初見がそれじゃなくて良かったwww

アノ娘リズム。がもたらしたもの

アノ娘リズム。に出会ったことというのは、俺にとっては単純にアノ娘リズム。が観れて楽しいーというだけではない。

まず、一番わかりやすいのは、アノ娘リズム。のファンの方々との交流だ。
この年になってくると、プライベートで人付き合いが増えるというのはなかなか難しい。
ライブに行って顔見知りが増え、SNSでのフォロワーが増え、というのはありがたい限りだ。
これはもしかしたら、今のアノ娘リズム。の規模感だからこそなのかもしれない。

さらに、アノ娘リズム。から広がる他のアーティストを知れるというのが非常に大きい。
世の中にはプロアマ問わず、アーティストが溢れている。
結局、その中からいかにいろんな音楽に出会えるかってのが全てだと思う。

しかし、自分から能動的に音楽を探すのは大変なのだ。
いきなり知らんアーティストのライブに行かないでしょう。

今まで、メジャーアーティストの大規模なライブには行っていた。
まぁ少なくとも1000人以上のキャパの会場だ。
逆に小さなライブハウス、例えば100人ぐらいのキャパで観るのはアマの友達のライブだけ。
という感じよね。
音源レベルで考えてもそう。
全国流通しているメジャーCDは買うし、逆にボカロをやっているおかげで同人音楽のCDも買う。

イメージ的には、アノ娘リズム。ってのはその間ぐらい。
カテゴライズするなら、プロのインディーズバンドである。
そのカテゴリーのライブって、まぁほとんど行ったことなかったのよね。

アノ娘リズム。をきっかけにして、そのカテゴリーのアーティストにもいろいろ触れることができるようになったのだ。

簡単なところでは、同じ事務所のアーティスト。
そして、アノ娘リズム。の対バンで出るアーティスト。
さらに発展的なところでは、ファンの方が好きな他のアーティストなど。

現代のネット社会であれば、それらは聴こうと思えばいくらでも聴けるんだけど。
やっぱきっかけがないとなかなかね。

世界の広がりというか、今まで埋まってなかったピースが埋まったというか。

そういう点においても、アノ娘リズム。に出会ったこと、ハマったことというのは俺の中で大きな意味があったのだ。

2020年に出会うのは?

1月生まれというのは、自分の新たな年齢の目標とその年の目標が重なる。
俺の場合は、目標という大それたものを掲げているわけではないが、なんとなく去年の振り返りと今年の展望を考えたくなる時期なのだ。

上記のように2019年は、音楽的な発見が多かった。
2020年はそれを発展させていけるといいなぁ。
インプットが多かったので、自分としてのアウトプットも増やしたいところ。

もちろん可能な限りインプットもしていく。
とりあえずメジャーインディーズに関わらず、いろんなアーティストのライブを観れるといいかな。

そして…。

俺の中では、2019年に出会ったアノ娘リズム。を越えるバンドに出会えるとほぼ確信している。

そう。

もちろんそれは2020年のアノ娘リズム。である。

天下統一YEARを掲げる彼女たちが飛躍する姿を観たい!というのが2020年の俺の目標、というか希望かな。
俺が頑張ることじゃないのかもしれないけどさwww

そんな感じで、バースデーブログ終わり。

お気に入りのガールズバンド「アノ娘リズム。」ライブ観覧記録2019
「アノ娘リズム。」のライブ観覧記録2020

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