この日の何日か前。
先日の今池のブログを読んだはっちゃんが配信で言っていた。
「長いブログをありがとう、新曲のブログも楽しみにしてる」
82回目の終身刑は、8/2に新曲を発表するようだ。
俺の頭のCPUが高速で動き出した。
分単位…いや、秒単位の行動計画、そして発するであろう言葉の選択…。
全てを計算し尽くした俺の運命や如何に。
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まず、この日はたまたま通院の予定が入ってしまったので、会社を休むことにした。
それは本当のことで、朝からいろいろ回っていろいろあって、それはそれで反省すべきこともあったんだが。
とりあえず用件を済ませた俺は渋谷に向かった。
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82回目の終身刑が主催するサーキットイベント、通称「ハチケーフェス」である。
会場は道玄坂南のわりと行き慣れたエリアとなっている。
ちなみに掲題のスマフェスとはM-SMILEがやっているRUIDOツアーで、今回であればSTARMARIEや82回目の終身刑のREX出演が主たる要素だろう。
今回のハチケーフェスにおいて最終的に考えた予定はこんな感じ。
なるべく移動は減らしたい。
そして、サーキットでもなるべく尺は丸ごと観たい、というのが俺のスタイルである。
細かいところはそん時の流れで決めるとして、緑50%、青30%、黄20%ぐらいのつもりで考えてたけど…。
結果的には、赤→緑→青→赤って感じだった。
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リストバンドの交換はメイン会場のREXであるが、OPEN前についたので、まずGUILTYに向かった。
GUILTYであれば、入場しなくてもロッカーが使えるしタバコが吸えるからだ。
時間になったらREXに向かってリストバンド交換、そしてまたGUILTYへ。
あんまり坂の上り下りはしたくないのに、いきなり無駄ムーブであるwww
っていうか、夕方なのにクソ暑いな…!
葉月BAND / 渋谷GUILTY
葉月BANDとして観るのは9か月ぶり、葉月ソロとしても4か月ぶりかな。
けっこう期間が空いてしまっている。
その間に、俺の観たことない新曲が3曲も増えているww
今回はベースがマカ様ということもあり、それもテンションの上がる要素である。
しかし、82刑におけるマカ様はベーシストとしてだけでなく、コンポーザーでもありボーカリストでもありバンマス?でもあり、という総合評価の上で最推しとしている。
葉月BANDにおいては、やはり主役の葉月こそを楽しむべきだろう。
ということで、横目でマカ様を観つつ、センター後方から観覧。
前で観たいという気持ちもあるが、葉月ソロはマジで何が起こるかわからんので安全そうなエリアにいたいww
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この日は、名前は変われど久しぶりの葉月フェス開催、82刑の5周年&初サーキット主催、そしてゆみえるの誕生日など。
何かとめでたい要素が重なっている。
それにふさわしい「わんだふる☆カーニバル」「霹靂SUNMOONLIGHT」での幕開けとなった。
そしてようやく新曲である「CHAIN THE BLOOD」(表記不明)を観ることができた。
わりとキャッチーな感じでノリやすい印象だったかな。
もっと聴く機会を増やさねばなぁ。
っていうか「逆襲無双」と「DIE HARD」を未だに観れていないという体たらくであるww
ラストは「NO.82」で締められた。
俺は相変わらずちゃんと踊れないけど、非常に好きな曲なので満足だ。
お祭りだからと言うこともあり、全体的に明るめのセトリだった。
まだキャパ的には少し余裕もあったし東京だからか…。
武闘派揃いの葉月ヲタたちもちょっとマイルドだww
おそらく時間の都合上、チェキは事前撮影のものでサインなし。
STEP UP BOYS(カリ) / 渋谷GUILTY
およそ半年ぶり、2回目の観覧。
82刑とはよく対バンをしており、葉月フェスにも古くから出演しているようだ。
以前観たときの記憶はあまりないが、メタル寄りのツインギターバンドである。
平日の夕方かつ、裏が主役とも言えるてのひらえる・鈴原優美だったためにフロアには少しゆとりがあった。
マイルドなWODやサークルなどもあり、なんか久しぶりにそういうライブを観たな、という感じだ。
俺もなんとなく参加して楽しんでいたので、曲の記憶はあまりないww
曲のジャンル的に俺はあまり聴かないタイプだし、ライブを観る機会もそんなにないので、観ておいて良かったな。
こっからラママに移動。
Disconnect Cendrillon / 渋谷La.mama
1週間ぶりの観覧。
虎の子ラミーと迷ったが、ディスコネの方が観る機会は少ないのでこちらに。
ラママってこんなハコだったっけなぁ。
昔からあるけど、ここ数年は行ってなかったので記憶が曖昧。
シェルターあたりと混同してる気もする。
ディスコネになってからは遠くからしか観てなかったので、近くで観てみることに。
3列目だけど段上である。
毎度言っているが、とにかく「舞妓はんディスコ」を観にいってる節はあるww
今回は1曲目にやっていた。
先週観てるからってのもあるけど、その他の曲もなんとなく馴染んできた。
全体的にわりと俺的にちょうどいいハードさで、もうちょっと聴いたり観たりする機会を増やしたいところだ。
Re_rollは商業的な意味でもすげぇバンドだなって感じだったけど、単純にディスコネの方が好きなタイプだとは思う。
生楽器とシーケンスのバランスがけっこう好き。
あと…。
とにかく、ラママはクソ暑かった!!!
エアコンが効いてんだか効いてないんだかようわからんけど、扇風機と冷風機が主たる戦力のようだ。
しかし、その結果。
だんだん脱いでいくMiNOが観れたので良しとしておこう。
愛沢絢夏 / 渋谷La.mama
2か月ぶりの観覧。
本人は都外に行っていることが多いので、観るたびに久しぶり感があるww
先週の今池では、途中で抜けて大須の愛沢絢夏を観に行っていた82刑ファンも何人かいたようだ。
(その前日の栄でも観てるだろうに、みんな元気だな、と)
まぁそんなこともあり、あと最近本人がツイキャスをよくやっててたまに視聴していることもあり。
わりと今回の出演者の中ではプライオリティ高めに考えていた。
前後の流れ的にもTT上でしっくり収まったし。
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愛沢絢夏もここのところ近距離で観ることがなかったので、久しぶりに前方で観ることに。
サーキットだからか本業?CRAZEは少なく、前方でも82刑界隈の知ってる顔が多かったので気楽に楽しめた。
俺は「Stay Alive」が特に好きなので観れて良かったなぁ。
上記のディスコネの感想とかぶるが…。
もうとにかく暑いwww
床の汗のせいなのかな?
愛沢絢夏は転んでいた…。
そーいえば、愛沢絢夏が頭を振った時に汗が飛び散って、それが照明に照らされてすげぇキレイだったな。
そういう瞬間を観れるのも、ライブならではの醍醐味だなぁと思って観ていた。
ちなみにラママの入り口の写真は撮り忘れたけど…。
9mm好きなので、これは撮っておいたww
Grand chocol8 / 渋谷GUILTY
2か月ぶり、2度めの観覧。
サーキットのTTというものはいろんな制約の上で考えられるものだろう。
しかし、演者もそうだし客もそうだし、人の数だけ希望がある。
必ずしも完璧な答えなど出るわけがない。
いや、だからってそこがかぶるんかい!
…と、TTが発表されてからずっと悩んでいたところだ。
改めてTTを見てみよう。
ぐらんぱちと82刑が5分かぶっている。
俺にとってこれほど酷な選択があるだろうか。
例えば、同日の別イベントとかなら距離や対バンなど総合的に判断をすることができるが、これは難しい。
こうなると取れる行動は2つだ。
・ぐらんぱちを途中で抜けて、82刑を最初から観る。
・ぐらんぱちを最後まで観て、82刑を途中から観る。
別に同情するつもりはないんだが、ぐらんぱちを途中で抜ける人は多いだろうし、俺1人がいるいないってのは大きな差になるかもしれんなぁ。
入場規制は怖いけどとりあえず後者として考えておくか、って感じ。
個人的になんとなく、途中で抜けるより途中から入る方が気がラクというのもある。
被ってる5分とぐらんぱちの物販を即済ませて走れば、82刑開始の10分後ぐらいには入れる見込みだ。
SEがちょっとあるので、最初の1-2曲が犠牲になっても3曲は観れるはずだ。
新曲お披露目は最初の方だと予想されるので、それは残念だが近々観れるだろう。
今んとこ平日ばっかりライブをやっているぐらんぱちよりは、今後も82刑を観る機会の方が圧倒的に多いだろうし。
事前に考えていた予定はこんな感じかな。
ということで…。
俺は、愛沢絢夏を観終えてGUILTYに向かった。
ちょうどぐらんぱちのスタート時間にオンタイムで入れそうな感じだ。
しかしここで、この日、最大の事件が発生する。
入ってみたら…。
まだ前の演者がやっているだと…!?
これはどういうことだ…。
時間が押しているのか…。
このあとに転換があることを考えると10分-15分ほど押している…。
これは終わった。
全てが終わった。
どう考えても、ぐらんぱちを観たら82刑に間に合わない。
途中から観るのも難しいってレベルだ。
REXも押してるかもしれないけど、そんな情報は何ひとつ入ってこない。
別に押した演者や運営を責めても仕方ないんだが。
分単位で動くつもりだった俺としては大きな誤算である。
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これまでの俺の行いが思い出された。
Aoyiくんにわざわざ音源を買ってきてもらったこと。
ぐらんぱち観ましょうと言って、栃木からひりゅうさんを現場に引っ張り出したこと。
入場前にしゃおぴに「一応、ぐらんぱちは全部観るつもり」と伝えたこと。
そして…。
はっちゃんと過ごした楽しかった思い出が走馬灯のように頭を駆け巡った。
はっちゃん、ごめんなさい。
俺はぐらんぱちと心中します。
転換中はずっとそんなことを考えていたが、気持ちを切り替えてスタートを待った。
案の定、ちらほらいた82刑ファンはスタートするかどうかぐらいのタイミングで離脱していった。
途中までは観るつもりだったんだろうけど、押してるんだから仕方ない。
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裏が82刑なのでさすがにフロアには空きが目立つ。
難なく最前を確保。
先日、デモ音源を手に入れたのである程度の予習はしてきた。
最初に歌ってたのは新しいSEかな?
音源から「プロミネンス」と「Reactor」をやっていて、それ以外に音源化されてない曲を2曲って感じ。
Aoyiくんからは「天性のドロドロ」(表記不明)が良いと聞いていたので、それも観れたので良かったな。
確かにこれもかなり良い曲だと思う。
そしてやはりボーカリストしゃおぴのパフォーマンスは最高だったな。
歌が上手いとかトーンが良いというだけでなく、感情表現とのしての歌が上手いのかな。
非常にわかりやすく理想的なボーカリストを体現している気がする。
ぐらんぱちになって曲調や内容がちょっとオトナになった。
それはしゃおぴの精神的な成長も含まれているのかもしれない。
ノモトクンも奏もよりテクニカルな演奏になっている。
奏の本業はドラムより鍵盤なんだろうか。
何か小難しいことをやっているようだが、手元は全く見えないww
最前にいると音もあんまり聴こえないwww
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大事なイベントなのでMCにも熱が入っていた。
盟友である82刑へのお祝いや感謝が主な内容だ。
この規模のバンドがサーキットを主催することが珍しかった数年前から、82刑がちょこフェスに出て盛り上げてくれたこと。
ツアーで一緒に日本各地を回ったこと、などだったかな。
もちろん他の演者も82刑への感謝を表現していることが多かったが…。
やはりなんとなく、ぐらんぱち(ちょこはち)のしゃおぴがそれを言うのは重みが違うな、と思った。
運営として携わっているから、というのもあるかもしれない。
でも82刑は裏でやってるから伝わんないけど!と言っていたwwww
また、今日はみんな82刑を観に行くから後半は誰もいないんじゃないかと思ってた、みたいなことも言っていた。
82刑を観てもらいたいという気持ちもあるだろうから、まぁ半分はネタとして受け取るけどwww
本音としては寂しさがないわけではないはずだ。
実際にそんなに客はいなくて、クソ暑かったラママに比べたらなんて快適なんだとは思ったww
それでも…だからこそなのかな。
これらのMCを聴けただけでも、俺がここにいる意味を感じることができたかもしれない。
ちなみに葉月BANDとぐらんぱちをフルで観た結果…。
この日、俺が一番観た演者はにっしーということになったww
82回目の終身刑 / 渋谷REX
ということで駆け足でREXに行ったが、階段下の物販スペース?にも人が溢れている。
さすがにいっぱいでもう入れないということなんだろうか…。
と思ったら、fleufleuの物販待ちの人だかりだった。
「まだ入れます?」と聞いたら大丈夫っぽかったので入ったところ…。
終演のMC中だった。
てのひらえるは泣いていた。
去年のことを思ってだろうか。
それだけでもこのイベントの意味を改めて感じ取ることができた。
そして俺は…。
しばらく82刑メンバーやファンに合わせる顔がないな、と思いながら特典会にも寄れずに渋谷の街をあとにした…。
これこそまさに逃亡劇である。
まとめ
改めて、82回目の終身刑の5周年と鈴原優美さん・てのひらえるさん、お誕生日おめでとうございます。
これだけ大きなイベントをやれたのは、紛れもなく82回目の終身刑がこれまでに歩んだ成果であり、成長の証なんだと思う。
それはもちろんバンドとしての成長が主なんだけど、それに伴う人付き合いもそうだろう。
出演バンドは日頃から対バンをしている仲間たちばかりだ。
そしてその中でもやはり、chocol8 syndrome(Grand chocol8)の存在は大きい。
そもそも俺もちょこはちを経由して82刑に辿り着いている。
ちなみにこの日は、82刑を初めて観た(中継)ときのシャツを着て行った。
少なくとも俺の認識は、上記のしゃおぴのMCの通りなんだが…。
バンド主催のサーキットというのは、最近はわりと見かけるがまだ数は少ない。
ちょこはちは開拓者というか挑戦者であったのかもしれない。
間違いなく東京や大阪のインディーズ界隈を盛り上げる一端を担ってきたバンドだろう。
少なくとも規模が小さいところなら尚更だ。
しかし、ちょこはちの休止を経て、この半年ほどはバンドとしての活躍はほぼ観ることができなかった。
それがようやく、ぐらんぱちとして本格的に動き始めたかな?というのを感じるようになったのが最近だ。
ファン目線だとそんなもんだろう。
今までの流れからしてもそうだし、これからの展開としても。
ぐらんぱちが盛り上がることってのは、周辺のバンドにも良い影響を与えるに違いない。
だからいち早く、ぐらんぱちにはちょこはちを越えるほどに輝いてもらいたい、と常に思っている。
そんなことも考えながら、俺は今回の選択に至ったわけだ。
—
ちょこはちに出会ったときのことを少し思い出した。
3年ほど前だろうか。
別バンドを追っていた当時の俺は、その仲間たちからずっとちょこはちを勧められていた。
満を辞して初めてちょこはちを観たのはAdmだった。
なぜこのバンドはサイコロを?と思ったが。
その時も良いMCをしていた。
歌でもMCでも心の機微を表現できるボーカリストだな、と思った。
そしてそれは観る人の心の機微に触れることができるということかもしれない。
それからなんとなくちょこはちを追い始めた俺は、さらに世界を広げることができた。
82回目の終身刑に出会ったのも、他のバンドに出会ったのも。
俺が今こうして楽しめていられるのは、全てちょこはちのおかげだ。
しゃおぴは「乱はどうせはっちゃんだからなー」と言う。
それは間違っていないが、それもちょこはちがいてこそなのだ。
あの日、しゃおぴのパフォーマンスに出会って良かったな。
危うく俺はAdmの住人になってしまうところだったww
しかし…。
こんなにもしゃおぴを愛しているにも関わらず…。
俺は、初ぐらんぱち、じゃないのよwww
しゃおぴにとっての俺は所詮この程度の扱いなのであるwwww
顔と名前を忘れられてなかっただけありがたいと思っておこう。
あと、本人たちは「ちょこはち」を浸透させたいのに、俺が頑なに「ぐらんぱち」って言うからイラついているのかもしれないww
おまけ
このサーキットは82刑(色彩WEST)が主催であり、M-SMILEも絡んでいる。
そして、界隈のサーキット請負人であるスーパーキャッツクリエイティブという謎の組織も暗躍している。
ぐらんぱちの出番が終わったら、GUILTYのフロアにスーパーキャッツクリエイティブの代表らしき人物が現れた。
俺は涙ながらに訴えた。
な「どうして…こんなTTになってしまったんや…」
代「サーキットのオープンは忙しいから、その時間帯は出演できないんですよねぇ、だから後ろの方になったというか」
そんなことをゴニョゴニョ言っていた。
確かにそれは仕方のないことだし、俺には想像できない忙しさや苦労があるんだろう。
慢性的に「人が足りない」と言っているぐらいだから尚更だ。
根本的には人材を育てることで解決できることなんだろうか。
それが同社の道玄坂フェスだったりするのかもしれないし、イベントを多発してOJT的に育てようという意志も感じるし。
逆に言うと、代表はそれにも労力がかかるわけだからより大変だ。
だから別に責めるつもりはないし、そもそも俺が言ってる文句は半分ネタみたいなところもある。
(ホントに不満があるイベントなら行かないし)
被ったり押したりで、結果的にこうなってしまったのはもう仕方がないし、その上で俺が決めた選択だ。
ただ、代表にはこれだけは言っておかねばならない。
な「もし俺がはっちゃんから責められたら擁護よろしく!」
俺は捨て台詞を残してその場から離れた。
GUILTYを離れても、これから俺はGUILTYを背負って生きるんだろうな。
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