先日8/2に23歳の誕生日を迎えたてのひらえるの生誕祭である。
アイドルオタクではない俺からすると、昼から夜までのアイドルイベントはなかなか厳しいのだが、出演者的にもアツそうだったので行ってきた。
もちろんてのひらえるを祝いたいという気持ちもあるが…。
生誕祭だから行く、というよりは…。
生誕祭だから良いライブが観れそうなので行く、という発想に近い。
それは誰に対してもそうだ。
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冒頭でてのひらえるからレギュレーションの発表があった。
・原則としてマスクをしていれば声出しはOKだが、演者によってはNGの場合もある。
・過度な接触はしない。
とのこと。
ステージからフロアまで距離は取られているが、フロアはわりと自由に動ける感じだ。
最近は徐々にそういうハコも増えてきたので助かるね。
とは言え、そこまでパンパンに入れたわけではなくて、パッと見で100-120人ぐらい。
せいぜいキャパの半分までって感じだったから、後方であればソーシャルディスタンスを保てるイメージかな。
木元のぞみ
完全に初見。
大阪?の人なのかな。
派手な浴衣というか着物というか、なんかそんな感じの衣装で可愛かったと思う。
いかにもアイドルという感じだ。
しかし、個人的には本人よりもフロアを観ている方が楽しかった。
早乙女麗那
完全に初見。
名前はなんとなく見たことがある気がする。
全体的に曲がなんとなく好み寄り。
3曲目だったと思うけど、デジタル色の強いロック曲は特に良き。
そして何よりも本人の見た目が好きだったなww
髪型とか服装とか全体的に。
レースクイーンらしいが、別にそこに惹かれているわけではない。
鈴原優美
BARイベントか何かでアコースティックは観てた気がするけど…。
オケのソロライブとしてはいつぶりなんだろうか…。
調べた限りだと、昨年末のロサ以来っぽいな。
先日の生誕祭(行ってない)から新衣装と新曲がお披露目されたようだ。
とにかくそれがめちゃくちゃ良いので観ていただきたい。
鈴原優美20220807川崎セルビアンナイト
新曲「TOKIMEKI☆イミテーションナイト」 pic.twitter.com/Xu6PkOYekr— 色彩WEST (@shikisai_west) August 7, 2022
今までの路線とはかなり異なるんだろうけど、俺はこういう方が好きだし、個人的には似合ってる気がする。
エロいという意味ではない大人っぽさが出てていいと思うんだよなぁ。
こういう感じで攻めていくなら、もうちょっとソロを観る機会を増やしたいところだ。
小原涼
1か月ぶりの観覧。
なんとなく前の方で観るかぁと思って前に行ったら、いろいろあって下手の最前に。
その結果…。
てのひらえるちゃん生誕祭@川崎SerbianNightでした❣️大阪メンバーが多い中声かけてくれてありがとう🥺💕えるちゃんの為ならワンマンの次の日でも終電逃しても駆けつけるゼ☆お弁当とか色々やらかしたけどマジで素敵なイベントだった😭✨えるちゃん愛に溢れてたネ🕊💓(最前はフリー素材だと習いました) pic.twitter.com/8oWnTyp80q
— 小原涼(おばらりょう)👉👈☀️🍌🔭🕊2023年1/7(土)渋谷asiaワンマンライブ‼️ (@obararyou) August 7, 2022
公式の写真にいい感じに写ることになってしまったww
初見の新曲「フォレストアドベンチャー」も非常に楽しそうに参加している。
ちゃんと歌も歌ってきたから安心して!!(笑)
新曲「フォレストアドベンチャー🌳」
コロナ落ち着いてきたらサビは皆で行進したら楽しそうだね💕 https://t.co/MTeh1Gusae pic.twitter.com/GwGmzbCCzD
— 小原涼(おばらりょう)👉👈☀️🍌🔭🕊2023年1/7(土)渋谷asiaワンマンライブ‼️ (@obararyou) August 7, 2022
はっちゃんがいる現場ではコソコソと小原涼を観るつもりだったがこの有り様である。
宣伝部の群れからも距離を取り、あくまでも「82刑のファンですが何か?」みたいな面構えでライブに行っていたはずなのに…。
ライブ中から画角的にイヤな予感はしていたが、まぁ仕方ない。
後日のキャスでもいじっていた。
「あんまりなおきさんをいじると、他のファンの方がかわいそうだからこの話は置いておいて…」
みたいなことを言って切り上げてたけど…。
どう考えても、一番かわいそうなのは俺なのよ。
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ライブは楽しかったが、寝坊の話や中途半端な弁当パフォーマンスは要らんかった気もするなぁww
やるなら間奏中に食べ切るぐらいの勢いでやっていただきたいね。
あくまでも俺の個人的な感覚として。
主催ライブや格下(俺が言う格とは集客力や芸歴などの客観的指標)との対バンなら多少ふざけててもいいかなぁと思うけど。
いくら仲の良いてのひらえるの主催とは言え、大阪勢の多い半アウェイの中で勝負すべきポイントはそこじゃないやろ、と。
ましてや大先輩葉月(小原涼5歳・葉月8歳)も出ているイベントだしね。
俺が今まで観た小原涼の対バンライブで一番良かったな、と思うのはいつぞやの立夏のシャングリラなんだけど。
先輩方の前ではあれぐらい正攻法で戦って欲しいもんだな。
まともにやってりゃ歌唱力とフロアのコントロールだけで充分戦えるのよ、小原涼は。
↓冷ややかな目で弁当のくだりを見守る俺ww
今日は初物販の人に全員お弁当の人で認知していただきました←#小原涼ライブ動画#小原の日常 pic.twitter.com/sdQYoxlMyo
— 小原涼(おばらりょう)👉👈☀️🍌🔭🕊2023年1/7(土)渋谷asiaワンマンライブ‼️ (@obararyou) August 7, 2022
柳瀬蓉
はっちゃんがやっていたNostyleの何かでちょろっと観たことがあるが、ちゃんと観るのは初だと思われる。
初見ではあるが、諸般の事情によりそのまま最前での観覧。
Nostyleで観たときも思ったけど、とにかく踊りのキレが良かったなぁ。
小道具があるからそれがより顕著なんだろう。
世界観も歌も踊りも全てが一体となった完成度の高いパフォーマンスで非常に良かった。
曲もわりと好きな気がする。
東京で機会があればまた観たいところだ。
長丁場なので、ここで一旦休憩へ。
8bitBRAIN
名前はよう見るけど、完全に初見。
デスボを含むメタルというかラウドというか、5人組アイドルグループ。
1人はケガをしていたらしく着席にて。
曲のジャンルとしてはそんな感じだが、なんとなく歌を重視しているような印象ではあった。
基本的には被せだったと思うけど、凝ったボーカルワークだった気がする。
好みかどうかはさておき、まだ掴みきれてないものの、全体的に非常に完成度が高いと思ったのでまた観たいところだ。
ただ、あんまり詳しくは覚えていない。
おっぱいばかり観ていたので。
葉月
当然ながら本日のお目当て。
先週に葉月BANDは観ているが、ソロのオケライブとしてはおよそ4か月ぶりと思われる。
葉月ソロの前方は何が起こるかわからないので、後方からのんびり観るかぁ…と思っていた。
最前でまれさんがカメラを構えていたので、念のためそばに荷物だけ置かせてもらいに行った結果…。
ま「隣どうぞ」
な「いやぁ…最前は危ないので…」
ま「撮影してるので壁になってください」
な「俺ごと吹っ飛ばされるのがオチですよ…」
ということで、なんだかんだ下手の最前にて観覧することに。
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先週のソロではバンド形態だったものの、その時とは被りなしのセトリだったかな?
「WATHC OUT!!」からのスタートだ。
なるほど、お祝いとはいえ今日はそういうモードか、と気持ちのスイッチが入る感じがした。
「狂躁曲第8番2章」はおそらく初めて観た気がする。
狂躁ってぐらいだし、フロアもワサワサしてて楽しかったな。
準新曲の「DIE HARD」も初見である。
これは今年発表された新曲3つの中でも特に好きな気がする。
お披露目時にデモ音源を発売してたんだっけなぁ。
俺はそれは持ってないので、早く音源化していただきたいところだ。
俺の独自の解釈によると、「ドラゴン」は俺のためにやってくれているわけだが。
それに応えるべく俺もフルパワーでの観覧となり体力をかなり消耗する。
ジャンプ系(地面から足が離れる系)は一番しんどいんだよなぁww
「REBIRTH TO DEATH」が始まった時に、俺の役割が壁であることを思い出したが…。
さすがに端っこの方なので、大きなダメージは受けなかったように思う。
その上で、まれさんが撮影した写真を楽しみに待つこととしよう。
ただ、俺は目の前のベルトパーテーションを何度も直した。
葉月ソロを最前で観るといつもそうだ。
今池は鉄柵を使えたので、東京も(今回は川崎だけど)早くそう戻るといいなぁ。
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ところで、先日のハチケーフェスについてのブログを読んでいただいた方は知ってると思うが。
俺は、ハチケーフェスなのに82刑を観れなかったという大罪を犯している。
その時に買ったソロチェキにはサインを貰っていなかったので、今回書いてもらうことにした。
叱っていただいたのでこれにて贖罪である。
ちなみに、俺は浴衣水着以外のときもそれなりに観ているが…。
A◯yiくんは本当に浴衣水着の時しか観てないので罪深いと思う。
姫事絶対値
完全に初見。
全体的にギターリフが特徴的なバンドサウンドの曲が多かった気がする。
記憶が定かではないが、たしか2曲目・4曲目あたりが好みだったと思う。
また、最後の曲なんかもギターフレーズやベースフレーズが凝っていて聞き応えがあった。
ただ、メロと譜割りがかなり難しそうだったなぁ。
あれを被せなしで歌うのはなかなかハードルが高い気がした。
衣装の雰囲気とかも良かったし、完成度がもっと高まったら面白そうなグループである。
てのひらえる
本日の主役。
ソロを観るのは半年ぶりぐらいかな。
鈴原優美同様、誕生日当日であるハチケーフェスの時ですら観ていないという体たらくだ。
しかし逆に言えば、特にフルパワーを出すであろうこの日に楽しみを取っておいた、ということでもある。
とりあえず後方からのんびり観覧スタート。
「アウトサイダー」から始まり、定番の盛り上がる曲を連発していた。
個人的にはやはり「Re:Android」が好きだなぁ。
ライブでも俺にはちょうどいいぐらいの体力消費の曲だww
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MCを挟んで新曲を3曲披露。
リード曲の「例えば」は今までも何度かライブでやっていたが、俺は初見。
他の2曲も初見である。
てのひらえるは、MCとかですげぇ早口な印象がある。
アドレナリンのせいか何なのか、82刑の告知もいつも早口だ。
いつも気をつけているんだろうけど、この日は特にゆっくり喋ろうとしていた気がする。
新曲のうち2曲は自分で歌詞を書いていることもあり、それを伝えようと言葉を選んでいるような、そんな感じだった。
それはワチャワチャしてヒートアップしたフロアを一旦落ち着ける意味もあったのかもしれない。
その上で披露された新曲はどれも非常にエモかった。
俺はバンドのライブをよく観ているが、それに似た感覚だ。
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後方で観始めた俺は、ラストの「NUMBER 50」の頃にはすっかり前方まで行ってしまっていた。
このままでは巻き込まれて危ない!と思って、アンコールで後方に戻ったwww
が、しかし!
「全力少女」を1回やるごとに2列分ぐらい前に行ってしまい、最終的には結局2列目にいたwwww
観る位置をちょっとずつ変えることによって、5回やっても違った楽しみが可能なのだ。
てのひらえる全体の尺は長かったが、あっという間に終わってしまったな。
幕間にCDを、終演後にチェキを購入。
改めてお誕生日おめでとうございました。
この日の演者たちは、てのひらえるのパフォーマンスを観て何を思っただろうか。
もし俺が同業のいわゆる地下アイドルだったら、間違いなく廃業を考えていただろう。
主役補正や贔屓目もあるが、それぐらい圧倒的にてのひらえるだったなぁ。
唯一、セルビアンナイトのステージとフロアを狭く感じるほどだった。
それはステージを縦横無尽に使っているとか呼んでる客が多いとか、そういうことではなくて、存在感というかオーラというか。
一言で言うならば、カリスマ性かもしれない。
俺はよく「てのひらえるは天使である」と言っている。
それは何も可愛いからというだけではなくて、ある種の神々しさのようなものも含まれている。
こんなんでマルコムとかNostyleとかでやってんだから、いずれハコが爆発するんじゃないかと心配だww
ここからさらに細かく、思ったことを書いていく。
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ここ2年ぐらい観てるアーティストの中では、一番成長している気がする。
アーティストとしてというよりは、ボーカリストとしての成長かな。
少なくともこの日は、これだけ多い演者の中で一番良い歌を歌ってたと思う。
そしてさらに成長するだろうな、というポテンシャルを感じた。
ボーカリストにとって一番大事なことは、間違いなく「体力」だと思っている。
それは歌い手としての体の作りと体の使い方、と言った方が正しいかもしれない。
たまに15分とか20分とかの短い尺で、緩い振り付けと口パクなのに息が上がってるアイドルを見かける。
はっきり言って俺からしたらそんなのは全くお話にならない。
(そもそもボーカルという土俵ではない)
ピッチやリズムも大事なんだけど、それを発揮したり安定させたりするには体力・筋力が必要なのである。
そういった意味ではアイドルもボーカリストも、アスリートであることが前提だな、と常々思っている。
それが良い歌を歌うための最低条件で、器みたいなもんだ。
それをわかりやすく体現しているのがてのひらえるだと思う。
あれだけ動いてあれだけの長尺でおそらくイヤモニ無しで、最後まである程度安定して歌い切るってちょっと信じられないレベル。
ちなみに、ちょっと余談だが…。
歌の上手さにおいてはピッチよりリズムの方が重要で、リズムがズレてる歌はホント聞いてらんない。
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ボーカリストとしての成長という点では、表現力の向上も感じた。
それは曲調のせいもあるかもしれないし、どちらかというとライブよりも音源の方が顕著だった。
(ライブだとそこまで冷静に聴けてないから、というのもあるww)
去年出した曲では声のトーンの良さを感じたんだけど、今年はそこにさらに感情を乗せられるようになったという印象だ。
あと、意識して聴くとかなり滑舌も良いんだよなぁ(良くなったのかな?)
若いから成長を感じるってのもあるかもしれないし、実情は全く知らんけど…。
結果だけを見る限り、かなりまともなところで歌のレッスンを受けてるとしか思えない。
観るたびに思うんだよなぁ。
日々の努力というか、秘めた情熱というか、そういうものを常に感じる演者の1人だ。
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おそらくてのひらえる本人は、今までの発言などから察するに、アイドルとしてのプライドを持ってる。
でも、俺からしたらてのひらえるはアイドルではなくて、もはやロックバンドに近い印象を受けた。
なんならもうほぼメロコアバンドだよwww
ボーカリストっていうのは、バンドの中でも特殊な存在だ。
上記のように、まず体そのものが楽器であるということ、そして唯一言葉を伝えることができること。
それを活かすことができるボーカリストこそ理想のボーカリストだと俺は思っている。
てのひらえるはアイドルでもあるが、俺の理想のボーカリスト像にもより近づいた気がする。
そんな印象を受けるパフォーマンスだった。
だからAmyも楽しみになってきた。
Amy用の曲があるならそれはそれでいいけど、今回の新曲3曲なんてAmyでやってもかなり面白そうだよなぁ。
ちなみに後日、俺のキャスでちょっと話題になり…。
コメントで「てのひらえるは愛沢絢夏に近い」と言われて妙に納得したwww
ホントそれなんだよ。
まとめ
常々言っているが、俺はアイドルオタクではない。
アイドルだろうがなんだろうが、全部ひっくるめてアーティストして観ている節はある。
そんな俺にはあまり馴染みのない、いわゆるアイドルイベントだった。
全演者を観ることはできなかったが、それでもとても楽しめたと思う。
昨今のコロナ禍においては、フロアのレギュレーションも厳しいものが多かった。
まだ完全ではないものの、八事・今池に続き、わりと元に戻りつつあるフロアを感じることができたのも良かった点だ。
思ってた以上に満足度の高いイベントだったな。
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歌にしても踊りにしても、今回はなかったけど演奏にしても。
俺は別に上手さを求めているわけではない。
活動方針や宣伝方法についても理想や完璧を求めているわけではない。
そんなものはメジャーアーティストに求めれば充分である。
でも、応援しているインディーズアーティストに対しては、常に成長や挑戦は感じていたいものだ。
今回のように新曲を多く観れたというのは、一番わかりやすいそれらの例かもしれない。
そして何より、それらには”今後への期待”を感じることが大事なんだろうなぁ。
俺はアイドルオタクではないが、まだまだアイドルを楽しめそうな実感を掴んで帰路についた。
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最後に今回思ったことの総括を記しておく。
ライブ観るなら、葉月。
一緒にバンドやるなら、てのひらえる。
プロデュースするなら、鈴原優美。
ブッキングするなら、小原涼。
デートするなら、早乙女麗那。
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