今回のノックアウトフェスは、直前まで行くのを悩んでいた。
いわゆるお目当てに相当する演者がない上に、それなりに数のある観たいと思った演者も被りまくっているからだ。
TTとしてはこんな感じ。
観たいと思いつつも絶妙にタイミングが合っていなかったIRIS MONDOを観る好機ではあるので、とりあえず行ってみることに。
ライブ観覧
とりあえずIRIS MONDOに間に合えばいいや、という緩い感じで向かってみたが…。
とんでもねぇにわか雨に遭ったので、車でウロウロしたり待機したり…。
しかも、駐車場難民気味。
よく停めているローソン横の駐車場が閉鎖されていたのが痛い。
そのさらに横の駐車場は営業していたが当然満車だ。
なかなか困るので、ローソン横の再開を期待している。
ドドん / 空き地
初見のお笑い芸人…。
…なんだけど、観たことある人たちではあるwww
バンド界隈でもおなじみのTHE 南無ズだ。
今回のノックアウトフェスにも出演しているので、その宣伝も兼ねていた。
基本的にはTHE 南無ズで話しているようなことなんだけど、やっぱおもろいなww
ネタだけでなくアドリブと思われるトーク(天候や周りのいじりなど)も秀逸だよなぁ。
さすが芸人だ。
しかし、やや内容が冗長にも感じたので、俺としてはお笑いとして観るより、やはりバンドとして観た方がしっくりくるのかもしれない。
坊主頭を触らせてもらったが、思っていた以上に柔らかかった。
ちなみに空き地には初めて行ったので、ふだんどういう状態なのか知らないが…。
この日はキッチンカーなども出ていてフェス感があった。
下北沢にてのようなイベントだとより盛り上がるんだろうな。
こういう雰囲気は好きである。
IRIS MONDO / Flowers Loft
半年ぶりの観覧。
前回観たのもノックアウトフェス(2022秋)だったな。
ちなみに先週行ったボイドリにも出演していたが、ハシグチカナデリヤの裏だったので泣く泣く諦めた。
上記の通り、今回のノックアウトは観たいバンドが被りまくっているので、そもそもあまり行く気がなかったんだが…。
IRIS MONDOを観たいがために行ったと言っても過言ではない。
ということで、初めてのお目当て指名だ。
(散々観て馴染んでいる虎の子ラミーを差し置いてww)
—
衣装は前からこんなんだったっけなぁ。
なんかやたらかっこよかったな。
フラワーズロフトの構造上、上手で観ているとギターの音量がでかすぎるww
このハコは一体どこがベストポジションなのかさっぱりわからんwww
とにかくボーカルもギターもいい熱量とパフォーマンスでライブをやっている。
曲もあまり他で観ないタイプだし、素晴らしいバンドだな、と改めて思った。
主催イベントやワンマンの様子は知らんけど、俺の感覚的にはもっと客がいても良い気がするんだよなぁ。
セトリを配ってるというのは知っていたが、今までもらったことがなかった。
物販に人が群がってんなぁ、とか思ってなんとなくめんどくさくて敬遠していたww
しかし今回は、ボーっと喫煙所でタバコを吸っていたら、わざわざその中にまで入ってきて渡してくれた!
サービスというか執念というか、すげぇなと思ってとても感心した。
めちゃくちゃありがたい。
せっかくなので何か物販でも買うかと思って見たが…。
さすがにパスが1,000円は高いと思ってやめたwww
ハイエナカー / SHELTER
初見。
いかにも邦ロック、という感じのバンド。
かなり人が入っていたように思うが、正直なところ、個人的にはあんまり…という感じ。
虎の子ラミー / SHELTER
1週間ぶりの観覧。
前バンドからの引き続きだが、「ぼっち・ざ・ろっく!」を観てからは初めてシェルターに来たわけだ。
聖地で虎の子ラミーを観れるのはアツいよなぁ。
MCでも少しぼっちに触れていたのが良かった。
ギターミズキが好きなので、初めて上手の最前で観てみた。
先週のボイドリで気づいたが、やっぱあの赤いSSHのストラトかっこええな!
ボードもなんとなく赤系多くて、技クラフトのディレイやワーミーが印象的だ。
マザーはリハではダイブをしていたが、本編では肩車をしていた。
ボイドリではパスが買えなかったので、今回はわざわざ並んで購入。
ナギサワカリン / LIVEHOLIC
ソロとしては初見。
2年前にアイドルグループ乙女エトワールで観た以来である。
(そのときも少しソロコーナーはあったが)
ちなみにそれよりも以前だからもう3年ぐらい経ってるのかな。
このブログでもお馴染みのMれさんから強く勧められていたので気になっていたSSWの1人である。
たしかろくでもない夜のスタッフだったと思うが、今回はホリックでの出演。
また、基本的には弾き語りでの出演が多いようだが、バンドセットというのもアツいポイントだ。
上記のタイムテーブルの通りで、この時間はとにかく観たいアーティストが被っていた。
とは言え、3markets[ ]とTHE 南無ズは先月の見放題で観ているし、なんならさっきTHE 南無ズのようなものも観たしww
ということで、個人的にレア度の高いナギサワカリンを優先してみたわけだ。
月末の切磋琢磨でも観ようと思ってたけど、そちらはバンドセットではないというのもある。
(逆に言うと、切磋琢磨のときは他に時間を使ってもいいかもしれない)
改めて久しぶりに観たけど、やっぱり歌が上手いね。
女性で低い声も安定的に出せる人は凄いな、と思う。
特にバンドをバックにしているときのローミッドの帯域は重要な気がする。
また、曲もいろいろなタイプがあって楽しめた。
「Miree Drive」という曲は、個人的にあまり観ないタイプの曲だったので、かなり印象に残った。
がっつり転調もするし、弾き語りだとどうやってやってんだろ…。
—
…と、なんとなくそれっぽい感想を書いているが…。
はっきり言って、ナギサワカリンの顔ファンであるwwww
なんかすげぇ好きなんだよなぁww
しかもこの日は高めの?ポニテでめちゃくちゃ良い!
んで、おそらくなんだけど…。
弾き語りのときに比べて自由な分、服装とか動きとかスタイルとか、とにかく見た目全体を楽しめる感じで最高やな!
(観たい観たいと思いつつ、2年ぶりにタイミング合ったので気持ちが溜まっていたのもある)
散々かわいいガールズバンドだのアイドルだのを観てるけど、こういうトキメキ方はしないだよなぁ。
我ながらホントきもいと思うし、なんなら意図的に観る頻度を抑えないといけないレベルwww
ということで、よくわかんない感情のまま恐る恐る物販へ。
セトリのサイン色紙を売っていたので買ってみた。
ナ「お名前は?」
な「ひらがなでなおきです」
ナ「はじめまして??」
な「おとエトで観たことあります、Mれさんに勧められて」
ナ「Mれちゃんの!じゃあ、わかった!ギターアイコンの人だ!」
な「そうです」
馴染んでない物販をスムーズに切り抜けるための処世術みたいなもんだなww
まとめ
フラワーズロフトの入り口には「YOU ARE FLOWERS ON THE ROAD」と書かれている。
どういう意図で書かれているのか知らんが、直訳すると「あなたたちは路上の花である」ということになる。
少し話は逸れるが…。
俺の好きな考え方に「雑草にも名前がある」というものがある。
そこらに生えてるようわからん草は総じて雑草なんだが、それらにも名前はついている。
要は、知識があれば見え方も変わってくるということだ。
花が咲いてなくてもタンポポだとわかっていれば踏みつけないかもしれない。
でも、カタバミは名前を知らないただの雑草だから踏みつけても気にならない。
みたいなことはないだろうか。
これは世の中のあらゆることに言える。
物の名前だけでなく現象などの名前もそうだし、名前だけでなく理屈とかもそうかもしれない。
星の名前を知らなくとも星座の名前を知っているだけで夜空は違って見えるものだ。
ボヤけていた世界がハッキリ見えるようになる、という表現が近い気がする。
—
それと同じというわけではないが…。
名前や音楽を知らないアーティストはたくさんいる。
もちろん新しいアーティストもどんどん出てくる。
サーキットやフェスのタイムテーブルを見るたびになんとなくそんなことを考える。
知ってたり観たかったり、そんなアーティストが少しでも増えるというのは幸せなことだ。
ただの文字列や画像ではなく、それらがハッキリとした意味を持つ言語になる感覚だ。
必ずしても良い意味であるとは限らないが、無に比べたら幾分マシだろう。
全てを知ることはできないが、まだまだ俺には伸びしろがある。
これからも少しでも多くの「路上の花」に出会いたいものだ。
下北沢というのはそういう街なのかもしれないな。
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