投票率の低さを悲観するわけではないけど

日常生活

2019年7月21日に参院選があって、その何日か後にオリエンタルラジオの中田敦彦がYoutubeで、投票に行く理由みたいなのを投稿してたのね。
そういう発信て面白いなーと思ったので、投票について簡単に語ってみます。

でも、俺は他の人に対して投票に行け!という気持ちはあまりないかな。
投票に行くのも行かないのも自由なのでね。
ただ、投票に行かない人はとりあえずこの記事を読んでいただきたい。

もちろん俺は素人なので適当なことを書いてると思うけど、それもまた1人の有権者の見解なのです。

投票率が低いということは?

参院選に限らず、国政選挙があるたびに話題になるのが「投票率の低さ」
今回の参院選の投票率は48.80%だったそうで、戦後2番目の低さとのこと。
半分以上の有権者が投票していないわけだ。

7人家族を想像してみて。

母「今夜の晩御飯は何がいいー!?」

祖父「…」
祖母「サバ」
父「カレー」
息子「…」
娘「…」
猫「サバ」

母「じゃあ、サバで!」

ということ。
そのくせ後で息子が「ハンバーグが良かったー」と言ったりするわけだ。

投票率の低さをもう少しリアルに

サバの話だと実感が湧かないかもしれないので、投票率半分をもう少しリアルに説明すると。
まぁ選挙区と比例代表でちょっと事情は変わるんだけど、それは説明すると長くなるので置いといて…。

例えば、ある選挙区に有権者が100人いるとする。

そこにA,B,Cの3人の候補者がいる。

熱心な支持母体を持つ現職の候補者Aは30人の人が支持している。

Aは100人のうち30人しか支持していないわけだ。
逆に言うと70人が支持していない。

Aが得票数30、Bが得票数50、Cが得票数20なら、Bが当選する。

しかし、有権者100人のうち50人しか投票しない。
その中で、熱心なAの支持者は全員投票したとしたら…。

Aは得票数30、Bは得票数20みたいな感じになって、Aが当選する。

つまり、本来なら30人しか支持していない、70人が支持していないはずのAが当選するわけだ。
そのAが30人に有利な政治を進めたら…。
例えばその30人が大企業の社長なら、大企業を優遇する税制を考えるかもしれない。
すると中小企業の70人はどうなるだろうか。

ここまで明確ではないにしろ、少なからず実際にこういうことが簡単に起こり得るのだ。
投票率50%ってのは。

投票しない理由は??

投票しない理由って何でしょう。
一見、投票できなさそうな状況でも、期日前投票や不在者投票を使えば、何とかなりそうなもんだけどね。
意識不明の重体とかなら仕方ないかもしれんが。

投票に行かない理由として、パッと考えつくのは

  • 急用、急病、当日忙しい
  • 旅行、入院などで違う土地にいる
  • 今のままでいいと思っている
  • 支持できる人がいない
  • わからない、興味がない、めんどくさい

こんなもんかな。
他にも思いついたら追記します。

さて、これらの理由について1つ1つ意見を書いていきます。
当てはまる人は読んでみてください。

急用・急病・当日忙しい

これはなかなか仕方ない。

しかし!

俺は、気合の入っている選挙のときは、特に用事がなくても期日前投票を使うことがある。
これは急用・急病で投票できなくなったらイヤだからである。

また、投票日はただ単に遊びたいからって理由だけでも、期日前投票を使う。
理由を書かないといけないから、適当にレジャーにしとけばいい。

期日前投票を使ったことない人は、結構ビビってるかもしれないけど。
わりと気軽に使っても問題ないと思う。

つまり、公示から2週間ぐらいの間の中で、もっとも自分の都合がいい日に投票に行けばいいのだ。
なるべく早いうちに行っておきたいけど、選挙活動を見てから選びたい人は早くには無理かもね。

旅行、入院などで違う土地にいる

こうなってくると正直かなりめんどくさい。

それでも不在者投票を使えば投票をすることが可能。
事前に役所に申請して、投票用紙をもらって郵送する仕組みだ。

面倒に思うかもしれない。
しかし、逆を言うとそこまでしてでも投票ができるというのはすごいことだ。

今のままでいいと思っている

今の政治に不満がない、このままでいい。
という理由で投票に行かない人もいる。
投票に行くのは今の日本を変えたい!と思っている人だけという印象があるのだろうか。

しかし、これはかなりのミステイクだ。
今のままでいいと思っているなら、それもまた意見として示さないと、現状を守ることもできない。

下っているエスカレーターを登るイメージ。
何もしなければ下がっていくだけ、自分の力で歩いてこそようやく現状が維持できるのだ。

支持できる人がいない

極論を言ってしまうと、支持できる人がいない時の最高の打開策は、自分で立候補することwww

選挙で投票するということは、自分の代わりに議会に参加してくれる人選ぶということ。
誰も支持できないなら、自分と完全に同じ意見を持った自分が立候補するしかないのよ。

しかし、それは現実的でないことが多い。
だから、完全でなくても一部でもほんの少しでも自分と意見が合いそうな人がいたら、とりあえず投票してみることをオススメする。

わからない、興味がない、めんどくさい

上記の支持できる人がいないってのに近いかもしれない。
はっきり言って政治なんて難しい。
俺もようわからん。

ただ、最初は「とりあえず投票する」ってのが結構大事だと思う。
上記の通り、少しでも賛同できそうなことを言ってる人がいたら投票してみる。

もっと言ってしまうと、顔や名前で選んでみてもいいと思う。
それをとやかく言う人もいるかもしれんけど、俺は全然アリだと思う。

そうやって少しずつ興味を持って、少しずつでいいから考えていけばいいんじゃないかな。
最初は誰もわからんのよ。
大学で政治を学んでも、全てが見えるわけじゃない。

もっと投票システムは変わっていいと思う

なんだかんだ書いてきたけど、それでも今の投票システムってめんどくさいと思う。
今時、紙に鉛筆で書いて、手動で集計するなんて…。
(しかし、あの紙の書き心地はイイ)

マイナンバーカードをお持ちだろうか。
俺は持っている。
マイナンバーカードがあれば、コンビニで戸籍も印鑑証明も住民票も印刷できる時代だ。
そんなこともできるんだから、もうちょっと頑張って、マイナンバーカードでコンビニで投票できるようになってもいいんじゃないかな。
まぁ色々難しいことがあるんだろうけど。

あとはもうスマホで投票できるようにしてくれよ、と思う。
こちらの方が問題は多そうだけど、その辺を打開する頑張りは感じられない。
どっかの地方選で試したんだっけな?

国政では無理かもしれないけど、新しい投票システムをどんどん地方選に取り入れてもらいたいね。
若者の投票率がーと嘆いているだけで、勝手に興味を持つことを期待してもねぇ。
あるいは若者に投票させたくない闇の力が働いているのか。

まとめ

改めて投票率の低さを目の当たりにして、この記事を書いたわけだが。
無理して投票に行くことはないと思う。
ただ、それは自分の知らないところで晩飯が決まるというだけのこと。

選挙の時期になると、意識の高い人たちがTwitterなどのSNSでやたら色々とつぶやく。
投票に行け、と言わんばかりに。

それを見て尻込みしちゃう人もいるかもしれない。
「俺、そんなに意識高くないからいいや…」って。

でも、投票って必ずしもそんなに意識を高く持ってやる必要はないと思う。
もちろん真剣に考える方がいいんだけどね。
とりあえず投票してみてからあれこれ考えればいいんじゃないかな。

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