小原涼はそんなに頻繁に観なくても良いと思っているんだが。
何を間違ってしまったのか、今月3本目の観覧となってしまった。
しかし、当然ながらこのワンマンこそが本命である。
開会式はこのためのウォーミングアップみたいなものだ。
小原涼は摂りすぎてもいけないし、急に摂ってもいけない。
ということで、ほぼ毎日ライブをやっている誕生月の中でもメインイベントなるワンマンライブに行ってきた。
比較的、誕生日当日に近い休日に充てられている。
もちろん誕生日を祝いたいという気持ちがないわけではないが…。
俺としては、気合いの入ったライブが観れりゃいつだっていい。
それがたまたまこの日だったというだけだ。
何歳になったのかは全くわからないが、おめでとうございます。
小原涼
2週間ぶりの観覧。
バンド編成としては12月のワンマン以来だと思われるので約半年ぶりかな。
コロナ禍とはいえ、その中でReGに入れるだけ入ったという感じだ。
やはりライブというのは、充填率が高ければ高いほど良い。
連番だったAoyiくんやナルくんと連れ立って入場。
そしてほぼスタッフと化しているまれさんを含めて、いわゆる「まれ四天皇」が集結だ。
スタッフといえば、どこぞの某氏(どういう脈絡で手伝ってるのか知らんので一応名前は伏せる)がこき使われていた。
小原涼は随分と大物になったようだ。
入場時には、宣伝部から光るリストバンドとタオルが配られた。
相変わらず優秀な宣伝部であるが、タオルを紛失してしまった…。
たぶん会場で落としてそのままにしちゃったんだと思う、ごめんなさい。
まずは茶番の動画から始まった。
簡単に言うと、疲れた社畜が森に迷い込んで動物たちに癒される、みたいな内容だ。
社会に迷ってんだか森に迷い込んでんだかようわからんけど、とにかくそれが迷フェスなんだろう。
森をモチーフとした会場で、緑の風船や葉っぱが飾られていた。
スタート時刻を少し押して、動物に扮したバンドメンバーとドレスを纏った小原涼が登場した。
小原涼の設定は何か言ってたっけなぁ…とりあえず見た目はお姫様みたいな感じだ。
毎度のことながら、少しずつ衣装のパーツがなくなっていくスタイルだ。
前回観た時から2週間ほど経っている。
それでも、髪は褪色しているかと思いきやキレイなピンク色だったので、このワンマンに向けて気合を入れ直したのだろう。
そういう点は非常に評価ができる。
サポメンはドラムが前回のワンマンと同じ、ベースは初見、ギターはIRIS MONDOの人。
初見のベースは4弦と5弦を使い分けてた感じかな。
ちなみにIRIS MONDOは一度しか観たことがないがわりと好きである。
あと、ガールズバンドという形態にこだわっているのか男性マニピュレーターは舞台袖に。
個人的には、むしろそこもよく観たかったというのは否めない。
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本人がセトリを上げていたので、そちらを参考にしつつ簡単にまとめていく。
この間の生誕ワンマンのセットリスト載せ忘れてたのでアップしときます〜✏️💖
Twitterやブログなどで曲紹介して下さってる方も多いので、参考にしてください◎
沢山の方のライブレポ待ってるネ❣️見渡す限りの宣伝部、、、幸せな光景だった☀️#Mayfestival #小原涼生誕ワンマン2022#迷フェス pic.twitter.com/skIc6wgLT5
— 小原涼(おばらりょう)👉👈☀️🍌🔭5月15日下北沢ReG生誕ワンマン🔥生誕weekあり🔥 (@obararyou) May 18, 2022
とりあえず「オンリーワンダーランド」と「POP STEP 脱兎!」は振りがむずいww
脱兎なんか観るたびに手数が増えてる気がするんだが…。
「Sunny Ship」では、握力不足なのか何なのかバナナを客席に放り込んでいたwww
そんなんでよくマイクを持ってられるよなぁと思った。
ちなみにマイクには葉っぱが生えていた。
上記の通りタオルが配られたので、初めて「One Punch Punish!」で回してみた。
何度か言ってるけど、この曲は小原涼のライブで観るならズバ抜けて良いと思う。
音源的にもかなり良いアレンジなんだよなぁ。
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途中でさらに動画が挟まれた。
こちらはファンのみんなありがとう的な内容で、今までのチェキ写真が披露された。
チェキ写真は事前にファンから募集したものだったが…。
小原涼は「今日来てくれた人はあんまり送ってくれてない」と嘆いていた。
もちろん熱心なファンは送っていたようだが、俺は…まぁ、その…あれだよ…うん…。
ぐるぐるバット用のバットを忘れたとかでファンからバットを借りていた。
メンバーに促されて、小原涼自身がぐるぐるバットをすることに。
まぁ、本日の主役なんだし当然だろう。
(いつも主役であるはずだけど)
そしてやはり「ココじゃない透明」と「Ready! Dreamin’」は抜群にかっこいい。
特に「Ready! Dreamin’」のBメロとか、めちゃくちゃ良いんだよなぁ。
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アンコールでは、宣伝部からサイリウムが配られた。
メンバーからのプレゼント贈呈などもあり、小原涼は泣いていて何を言ってるんだかさっぱりわからないwww
しかも渾身の衣装も滑り気味だ。
アンコール1曲目は「全力!ジェリーフィッシュ」だったが…。
小原涼はそれで終わりだと思い、変な空気になっていた。
実際にはこの日2度目となる「Good day!!」がラストであった。
忙しい5月だからか、前回の12月にワンマンに比べてシンプルにまとまっていたと思う。
(12月の構成が複雑すぎたという可能性も高いが)
曲への馴染みや楽しさのせいか、終わってみると随分あっという間に感じたなぁ。
観易くて良いライブだったと思う。
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小原涼はステージ上においてもかなり挙動不審であるが、意外とちゃんと歌っている。
運動量のわりには、わりと最後まで安定してるんだよなぁ。
(ごくたまに20分程度の枠でもヘロヘロになってるアイドルとか観るけど…)
また、同期があるとはいえ、バンド演奏においてもピッチとリズムがあまりズレない。
おそらくイヤモニも使っていないと思われるが、転がしだけであそこまで歌えるのは経験数の賜物なんだろうな。
もうちょっとでかいハコだとどうなるかわからんけど。
まぁとにかくあれだけ難易度の高い曲をバンドで歌ってパフォーマンスできるのは大したモンだなぁ。
とか考えているとどうしても、固定のバンドを組んで欲しいな、と思ってしまうが…。
それは俺の勝手な理想論であり、あまり現実的な話ではないんだろう。
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さて…。
相変わらずバタバタしていて、物販というか特典会の時間は短かった。
俺としては、観覧記念及び誕プレとしてチェキが買えりゃいいので話す時間は別になくても良いが。
小原涼は「なおき軍団3人並んでたね!」と言っていたが…。
あくまでも我々はまれ四天皇であるということに注意していただきたい。
そして何より大事なことは、Aoyiくんやナルくんは自らの意思で小原涼を観に行っているという点だ。
俺が連行しているわけではない。
どちらかというと、むしろ俺がまれさんに連行されていると思った方が正しい。
ついでにアクキーも買ってみた。
迷フェスロゴは単純にかっこいいし、キャラの方はざっくんがデザインしているから買ったのであり、別に小原涼のために買ったわけではない。
せっかくなので車のキーにつけてみた。
なんとも車に相応しくない名称である。
無事に運転できるんだろうか…。
それにしても迷フェスアクキーいいな、これ。
もっと買っときゃ良かったwww
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物販では、なもとさんが手伝いをしていた。
日頃から小原涼をサポートしている方だが俺は初めてお会いする。
なもと「なおきさん、LUNA SEA好きなんですよね」
なおき「ええ…そういえばベースか何か演奏されるとか?」
(俺のことが認知されている!?)
なもと「そうなんです、Jは好きです」
はい、良い奴、確定。
時間に余裕のある時に改めてゆっくり話しておきたいところだ。
前回のワンマンと比べて一番成長を感じたのは、充分なスタッフを置いたことかもしれない。
小原涼を1年ぐらい観て思ったこと
ここからは長い余談だ。
俺が初めて小原涼のライブを観てから1年ほどが経った。
バンドでもオケでも数本しか観てないので、本人がやっているライブ本数の割合からしたら微々たるものだ。
それでも今回、俺の中で新たな気づきがあった。
今回思ったことというか、なんとなく思っていたことが少し文章化できそうな段階になった、というのが正しいかもしれない。
ということで、思いのまま書いてみようと思う。
小原涼界隈どころか、一部界隈から猛反発を受けそうなので…。
俺が現場に現れなくなったら、出禁になったか周りとの関係性が悪化したかと思っていただければwww
毎度言っているが、このブログは演者が見るものではないし、あくまでも俺の個人的な感想などを記録する場だ。
その前提で、読み進めていただければと思う。
ソロアーティストのカテゴライズ
小原涼には「甘口ROCKシンガー」という肩書きがある。
まぁわりとわかりやすいものだ。
さて…例えば…。
小原涼と何度か対バンしたことがあって、俺が比較的知っているアーティストというのは…。
愛沢絢夏・てのひらえるあたりだろうか。
対バン頻度は少ないが葉月もそうかもしれない。
そもそもカテゴライズ自体にそんなに意味はないと思ってるんだけど。
例として挙げた上記のアーティストを、便宜上あえてなんとなくざっくりとカテゴライズしてみると…。
愛沢絢夏は、ロックシンガーでありシンガーソングライターなのかな。
葉月・てのひらえるは、ロック色が強いけど根本的にはアイドルだな。
いわゆるラウドルってほどじゃないけど、ロックアイドルとでも言えばいいんかな。
(ちなみに、あんまり知らんけど、大島はるなと愛野可奈はわりと近いカテゴリーだと思ってる)
…みたいなことを俺は考えている。
一言でシンガー・アイドルと言っても、ソロアーティストのカテゴリーはかなり細分化される。
バンドも同じくだろう。
俺が思っている以上に繊細な分類が必要であり、それを突き詰めると結局は「個」になるが…。
それを言い出すとキリがないので今回はざっくりとした定義に留めておく。
小原涼は何者なのか
結局のところ、小原涼は小原涼としか言えないんだが…。
その上で、甘口ROCKシンガーである小原涼は一体何者なんだろうと考えてみる。
少なくともロックと書いてるし、曲調的にもロックというのはわりとしっくりくる。
見た目やフロアやグッズを見てるとアイドルとも言える。
いろんな要素をある程度網羅していて客層も幅広い。
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小原涼を定義するのは難しいので、他のソロアーティストで誰に近いかな、と考えてみるわけだ。
その結果…。
現時点で俺はひとつの結論に辿り着いた。
(とりあえず結論から先に書くけど、マジで投石厳禁でお願いしますww)
小原涼は…。
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「日乃まそら」に近い。
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90%の読者が異論を唱え、10%の読者がそっとウィンドウを閉じたことだろう。
とりあえず理由を解説
いや、かなり真面目に書いてるのよwww
ついでにちょっと読んでいってよwwww
とは言え、あくまでも俺の感覚の話なので伝わりづらいかもしれない。
でも、何度か観てるアーティストについての感覚は、あながち間違ってないという自負もある。
俺の観察眼と洞察力は侮れないのだ。
理由①
俺がそう思う理由は大きく2つある。
まず、ライブを観終わった後には、余韻というものがある。
個人的に、小原涼を観終わった後の余韻と、日乃まそらを観終わった後の余韻ってかなり似てるのよね。
ということに気付いてしまった。
んで、その理由を考えたときに、辿り着くのが「平和の象徴」ということなのよ。
それが好きかどうかはさておき、俺の中ではどちらも極めて平和度が高い。
言い方を変えると、歌やパフォーマンスに嫌味や雑味を感じない、というか。
もちろんプロのアーティストとして金を稼ぐことを考えたり、病んだり悩んだりすることは多いと思う。
それでも、少なくともステージの上では太陽のような存在であり、裏表が少なそうに演じることができている気がする。
(これは結構大事な話で、実際に裏の顔があってもそれを俺に感じさせなけりゃいい)
理由②
もうひとつの理由は音楽性だ。
表面的な音楽性というのはいろんな要素で変わるものかもしれない。
むしろ、ブランディングを守りつつ、いろんな音楽へのチャレンジは必要だ。
さらにいうと売れるための音楽を作ることが大事だと思っているので。
プロであれば、自分や世間の状況に応じた制作が求められる。
そのためには極端にトリッキーな曲も必要だったりする。
そういう表面的な音楽性の話はとりあえず置いといて。
簡単にいうと、小原涼の本質的な音楽性と日乃まそらのそれは似ているのでは?ということだ。
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これもまた俺の感覚的な話になってしまうんだが、わりと自信がある。
小原涼の歌声や歌い方や雰囲気が一番しっくりくるのって、この日もやっていた「step step step」なんだよね。
あとサブスクにはあるから知ってる「さらり」という昔の曲。
(ちょっとキーが低いかなとは思うけど、そういうことではなくて曲調的に)
んでこの2曲って、仮に日乃まそらが歌ってるところを想像してもそんなに違和感がないのよ。
音楽って、中高生の時に聴いていた音楽や、好きだったアーティストの影響って大きいと思うんだけど。
こういうアーティストになりたい、みたいな憧れというかルーツというか。
2人のルーツは全く知らないので、すげぇ適当なことを言うけど。
本質的な音楽のルーツがかなり近いんじゃないかな、と疑ってる。
例えば「オーディションで、有名な曲を3曲歌ってください」って言ったら1曲は被ると思う。
たぶん5曲歌ったら2曲は被る。
(何も根拠はない)
小原涼というアーティスト
アーティストというのは芸術家であるが、それだけではなかなか食っていけない。
金を稼ぐため、売れるためにはいろんな戦略性が必要だ。
小原涼のようにトリッキーなキャラ付けもあった方がいいものだと思う。
日乃まそらについても、空手家だとかモデルだとか、音楽に関係のないキャラ付けがされている。
そしてそのいずれも、キャラ付けと言っても取ってつけたものではなくて、積み重ねた人生そのものだろう。
そういうパッケージングを取っ払ったときに残る、アーティストとしての本質的な音楽性とか人間性なのかな。
(ややこしい話だが、あくまでもアーティストとしての人間性であることに留意)
俺は、そのあたりにこの両者の共通点を見出している。
アーティストであるからには、自己顕示欲や承認欲求はあって然るべきなんだが。
それ以上に、観てる人を平和な気持ちにしようというスタンスを感じる。
そしてそれこそが、アーティストとしての自分のレゾンデートルだと分かっているのだろう。
もう少し幅広く考えれば、ともちゃん(智子)なんかも同じカテゴリーかもしれない。
要は俺の中での小原涼は、珍獣の着ぐるみを着た正統派ポップシンガー枠なのである。
—
俺の友人に、最も信頼できる歴戦のライブ評論家のような奴がいる。
彼は言っていた。
「小原涼は平和の象徴、ハトである」
小原涼のワンマンライブを観るたびに、その言葉の重みを改めて感じるのだ。
まとめ
「迷フェス」は5月いっぱいは続くようだが、俺はこれにて観覧終了である。
前回のワンマン同様、MCの内容はざっくりいうと「周りの人ありがとう」と「売れたい」であった。
不器用ながらもその気持ちを明言するのは大事なことだと思う。
結局のところ、そういうことが命運を手繰り寄せたりするのだ。
そんな気持ちが共鳴したバンドメンバーやスタッフはもちろん、ファンもまた盟友と言えるだろう。
高齢者だと思われている宣伝部としては、冥土の土産として見守っているのかもしれない。
小原涼はステージ上でもかなり迷走していた気もするが…。
不思議なことに、ライブ後は明鏡止水のような気持ちになるもんだ。
名称はともかく、今回もまたmake us happyなライブだった。
おまけ
しかしまぁ…なかなか満点のライブというのは難しいものだ。
これだけのパフォーマンスを見せても、意外と細部までよく観ている俺としては最後に苦言を呈さなければならない。
バンドにおいてギターソロというのは見せどころのひとつ。
ギタリストが前に出てくるのであれば、フロアの前方はある程度身をかがめて後方の視界に配慮することもある。
小原涼はギターのようなおもちゃを持ってギタリストに並んで前に出てきていた。
それは別に構わない。
ただ…残念ながら…。
身をかがめている客の視線の高さを考慮すると…。
ビリビリユルユルのショートパンツで、モニターに足をかけるべきではなかっただろう。
でもまぁ…。
本来は見えない部分についてもテーマカラーにこだわってるのは良いこと、かな。
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