気温が35度を超えるいわゆる「猛暑日」だったある土曜日。
涼しいところを求めてフラッと日原鍾乳洞に行ってきた。
俺が知る限りでは自然状態において最も都内で涼しいと思われる場所だ。
他の鍾乳洞にも行ったことはあるのだが、やはり日原鍾乳洞は押さえておきたいところ。
実際に涼むことはできたのだが、思わぬトラブルもあり…。
ちょっとブログにまとめておこうと思う。
日原鍾乳洞の基本情報
アクセス
これを書いている時点で、俺は都内に住んでいるが市部である。
日原鍾乳洞まではそこからおよそ50km、車で下道2時間ほどの距離となる。
ざっくりと説明すると、青梅街道で奥多摩湖までは行かずに途中で日原街道に入るイメージだ。
地図だとこんな感じで、ご覧の通り周りには何もない。
23区内からだと3時間程度、高速道路を使う場合は圏央道って感じかな。
電車で行く場合は、奥多摩駅からバスに乗ることができる。
奥多摩駅から歩いていると思われる人もそれなりにいたが、延々と山道(日原街道)を歩くことになる。
厳密にはわからないが車で20分ほどの距離なので、歩いたら2-3時間だろうか。
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ちなみに車で行く場合、駐車場は大きく2箇所ある。
1つめは鍾乳洞入口付近の駐車場で、何台か停められるが数が少ない。
2つめはさらに奥のちょっと離れたところで、こちらは少し広いが遠い。
そこまで行くとちょっと違った景色が上から見れる、というメリットはある。
営業時間
鍾乳洞自体は基本的に9:00から17:00までやっている。
(冬季は16:30まで)
鍾乳洞の近くに売店があり、食事を摂ることもこともできるが、こちらは17:00まではやっていない。
何時までやっているかわからないが、俺が見たときはすでに終わっていた。
おそらく16:00ぐらいまでと思われる。
しかし、食事の提供が終わっても飲み物やお土産は17:00まで買うことが可能だ。
また、灰皿を貸してくれるので、ここでなら外で喫煙をすることもできる。
周辺施設
周辺施設としては、まず鍾乳洞の目の前に一石山神社がある。
そんなに大きい神社ではないが、ついでにお参りをしとくと良いと思う。
詳しくはわからないが、山登りの修行者用?とか洞窟の何か?とかそんな感じだと思う。
いずれにしても安全を願っておこう。
他には、少し離れたところに渓流釣場もある。
こちらには行っていないのでさっぱりわからない。
日原鍾乳洞に入ってみた!
鍾乳洞の入り口まで
道に沿って渓流が流れている。
これだけでもかなり涼しい印象だが、猛暑日に行くとそこまでではない。
しかも、かなりの湿度も感じるww
俺は避暑という目的で行ったから蒸し暑いのは意味ないんだけどwww
東京で観れる景色としてはかなりキレイで満足度は高い。
その渓流にかかっている橋を渡ると鍾乳洞の入口だ。
ドラクエでいうところの”さいごのかぎ”で開くようなダンジョン感にテンションが上がる。
鍾乳洞にふさわしい服装は?
そんなわけで、入るまではまだ蒸し暑い日だった。
しかし、鍾乳洞の中に入ると…。
思ってた以上に寒すぎるwwwww
半袖とハーパンで来るところじゃなかったwwwww
涼しいとかの次元じゃないな…。
真夏に行く場合は、ちょっと服装にも気をつけた方がいいと思う。
おそらく外気に関係ないので、冬だったらちょっと暖かいかもしれない。
ちなみに鍾乳洞の中はおよそ11℃らしい。
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狭い鍾乳洞の場合は、ヘルメットや軍手のレンタルがあるところもあるが、日原鍾乳洞にはなかった。
内部では水が滴り落ちたりしているので、帽子はあった方がいいかもしれない。
頭上に注意は必要だがヘルメットはなくても大丈夫なレベルだと思う。
服装の注意点をまとめるとこんな感じ。
(素人の俺が勝手にまとめてるだけなので安全を保障するものではない)
・多少汚れても良いもの
・防寒用の上着、ジャージとかいいかも?
・水滴や岩から頭を守るための帽子
・滑りにくい靴
・軍手はあった方がいいけどなくてもいい
この手の洞窟に行くと、大学生のグループやカップルを見かけることが多い。
可愛い格好している女の子は大丈夫なんかな、といつも心配になるww
スニーカーとジャージこそ最適解だよwwww
鍾乳洞の中を探索!
鍾乳洞の中のマップはこんな感じ。
大きく分けると、旧洞と新洞に分かれている。
基本的なルートとしては、まず旧洞を回ってから新洞を回る、という流れになる。
旧洞
旧洞では、1人が通れる程度の道を歩み進んでいく。
いわゆる鍾乳石のようなものはほぼ見当たらないが、随所に石灰岩が作る芸術的な壁や天井が見られる。
歩いていると、弘法大使が修行したという場所があった。
あの弘法大師空海が!?
これはご利益ありそうだな…。
と思ったけど、近畿の人じゃないの?
平安時代にわざわざこんな武蔵国(当時の呼び方知らん)の洞窟で修行する必要あったんかな?
などど考えてたら急に胡散臭くなってきたwww
近くには水琴窟という場所もあった。
これは水滴が鉄琴のような音を響かせていた。
自然にこうなってんならなかなか凄いよなぁ。
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旧洞をさらに歩く進めていくと、広い空間に出た。
ライトアップもされてるし、写真の人の大きさから、その広さがなんとなくわかるかと思う。
階段の上り下りもあるので大変だが、充分に見る価値のある空間である。
最奥?には、縁結び観音が鎮座していた。
おっさんが1人で縁結び観音にお参りしているという痛々しい姿を周りに見せつけてしまったwwww
縁結びのお守りが多数供えられていて、人気の高さが窺える。
感覚的には、日原鍾乳洞のゴール地点という感じだった。
あとは戻りつつ、新洞へ。
新洞
新洞はより狭く、アップダウンが大きいエリアとなっていた。
これは石の階段だが、やや斜めになっている上にヌルヌルしてて危ないww
確実に手すりを持って上り下りをしなければならない。
新洞にも石灰岩の芸術が随所に見られる。
しかし、とにかく階段の上り下りばっかりでなかなかしんどいwww
高齢者や子どもはかなり注意をした方がいいだろう。
これだけ狭い階段を高く登ると、さすがに身体も温まってくる。
最初は寒いと思っていたが、ほんのり汗ばむぐらいには運動をした。
鍾乳洞から出た後
鍾乳洞を一通り回るのにだいたい30分ぐらいかかった感じかな。
なんとなく身体が温まって鍾乳洞を出たので…。
外に出たら、森の中で涼しい!というのを期待していたが…。
普通に蒸し暑いままだったwww
真夏日は所詮真夏日なのであるww
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周りの環境もそうだし、鍾乳洞の中もそうだし…。
東京とは思えない自然の力を感じることができた。
自然の力というのは科学や魔法なんかとは違う、古来から普遍的にある神秘の力だ。
身近なところでそれを感じられるのは良いことだね。
日原は、いわゆる秩父多摩甲斐国立公園内の地域だ。
同公園の中だけでもまだまだ行かないといけないところはありそうだなぁ。
【注意】予想外のトラブル
ところで…。
日原鍾乳洞に向かう途中で、予想外のトラブルに巻き込まれた。
日原街道は、部分的にかなり幅員が狭くなっている。
つまり、道中はすれ違いが困難な山道なのである。
その結果、すれ違いができなくて立ち往生してしまった。
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俺が鍾乳洞に向かって日原街道を走っていたのは、土曜日の14:00ごろである。
それぐらいの時間は向かう客と帰る客がいるため、しばしばすれ違いが発生する。
幅員が狭いところでは、譲り合いの精神が必要だ。
ライトやクラクションを使っての走行も求められる。
ちなみにその日、俺は2,3回ほど数十mのバックをした。
(山道でのバックは何度かしたことがあるが、一度それで車を擦ったことがあるのでホントイヤwww)
そういう運転ができない人は安易に行かない方が良いかもしれない。
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ところが今回は、鍾乳洞まであと1kmという場所で…。
タイミングや台数が悪かったのか、上下で総数20台ほどを巻き込む立ち往生になってしまった。
それぞれ後続車もいて、バックすることもままならない、みたいな状態だとこういう展開もあり得るわけだ。
若者グループがみんなを誘導したり警察への連絡をしてくれたりしたので事なきを得たが、それでも30分ほどは停まっていた。
(俺は1人で乗っていたので、指示に従ってすぐ動けるように降りずに待機していた)
こうなってくるともはやパズルゲームみたいだ。
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根本的には、すれ違いができない道の先に観光地を作るな、と言いたいのだがwww
(または、片側走行のための人員や信号の配置)
混雑が予想される日時では特に注意をして運転しなければならない。
お盆やゴールデンウィークなどでは、駐車場待ちなどさすがに規制されるようだが、どこまで効果的なのかはわからない。
警備員や警官の配置も必要だろうなぁ…。
日原鍾乳洞に行くときに使える裏技
実は、日原鍾乳洞に行くときに使える裏技がある。
あんまり大っぴらに言っていいことかわからないけど…。
なんと…!
公式ホームページで割引券がゲットできる!!
チェックしてみてくださいww
あんまり更新されてなさそうなサイトだけどホントに使えるんかな、これwwww
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