昨年、てのひらえるが数枚のCDをリリースしていた。
全て同じ作曲者だったと思うが、中でも「ダランベール」という曲に衝撃を受けた俺は、作曲者についてリサーチをした。
その結果、辿り着いたのがその作曲者が所属するバンドDOG MONSTERである。
しかし、どうもバンドとしての実態が掴めない。
Youtubeを観てもゲーム配信?弾いてみた?か何かの動画ばかりだ。
俺はMVやライブ動画を欲しているんだが…。
ライブもやってんだかやってないんだかよくわからない。
なんとなく、コロナ禍だからあんまり活動してないのかな、ぐらいに考えていた。
ボーカルのフォロワーは多いので人気のあるバンドではあるんだろう。
とりあえずサブスクにある音源は一通り聴いてみたところ…。
とにかくめちゃくちゃ良かった。
こりゃライブに行くしかねぇな!と思いつつ、行けないまま1年ほどの月日が流れた。
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そんなある日、ふとDOG MONSTERのライブ情報が流れてきた。
どうやらファンクラブ発足1年を記念したワンマンライブのようだ。
これだけレベルの高い楽曲を作るバンドだし、ボーカルも人気ありそうだし…。
記念すべきワンマンともなれば、さぞ大きな会場でやるに違いない!
さて、会場は…。
…!
まさかの渋谷Nostyleである。
え、入るの…。
っていうかチケット取れるの…。
と思って発売日に待機していたが、余裕でチケットが取れた。
しかもライブの直前まで余ってるぽかった…。
俺が期待しすぎているだけで実はそんなに大したことないのかな、という疑いを胸にNostyleに向かった。
ちなみに俺はファンクラブには入っていないが、ライブとしては誰でも観れるようだ。
DOG MONSTER
完全に初見。
それでいていきなりワンマンに行くとは我ながら大したもんである。
ベースボーカル、ギターコーラス、ドラムという3ピース編成だ。
ジャンルはなんて言ったらいいんだろうな、すげぇざっくり言うとボカロ曲っぽいww
そしてなんと言っても最大の特徴は、ギターもベースもスラップを主体とした演奏であるという点だろう。
かなり意識して探さないとそういうバンドをライブハウスで観れるのは稀だ。
一応、サブスクにあるアルバム音源は一通り聴いているのでなんとなく頭には入っている。
結果的には8割9割ぐらいは知ってる曲だったかなぁ。
フロアには30人ぐらいいたんかな、スタンディングでちょうどいっぱいという感じ。
ステージの大きさとしても、3人ならちょうど収まっていた。
Nostyleでは小さすぎるやろ、と思ってたけど…。
なんか全体的にピッタリって感じだったなwww
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さて、ライブの方は案の定、めちゃくちゃ良かった。
このレベルにもなってくるととにかく演奏でミスらないし、安定・安心して観ていられる。
ボーカルはエフェクターや同期のコーラスが強めで、一般的な上手さというよりは楽曲への調和が求められる。
それを音源ではなくライブで上手くやれているのは凄いところだ。
少なくとも素人からすると複雑そうに見えるスラップを多用したフレーズを弾きながら歌っているのも良かった。
ギターに至っては、あそこまでマジマジとスラップや指弾きを観ることがなかったのでかなり新鮮だった。
めちゃくちゃかっこよかったなぁ。
どうしても華やかなベースに目を奪われがちなバンドなんだろうけど、個人的にはやはりこのギタリストが好きで観てるところはある。
コンポーザーとしても有能だということもなんとなくわかってるし。
ドラムも安定感とパワーのある演奏で非常に良き。
音源を聴いた限りだともっとシンセドラムの印象が強かったが、生ドラムでも上手く調和していたと思う。
また、ドラムはソロコーナーもあったが…。
いじられ役なのか何なのかドッキリを受けていたwww
それもある程度はお決まりの流れなようで、本人も少し察してはいたようだ。
ドッキリの内容としては、ソロコーナーの流れで知らない曲(準備してない曲)を叩かされるというものだ。
多少は戸惑いながらもわりとスムーズに演奏できていて、スキルや経験の高さを感じた。
また、それに付随して知り合いのお笑い芸人(?)がネタバラシ的に登場していた。
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とにかく事前に得ていた情報が少なく、サブスクの音源ぐらいだったが…。
それを聴いた感じで、この曲がキラーチューンだろうなとか、盛り上がる曲なんだろうなとか、予想はしていた。
ドッキリコーナー後のラストスパートからアンコールにかけてのセトリを考えると、その予想もなんとなく当たっていた。
アンコールでは、ボーカルがソロ名義で活動することも発表された。
そもそもバンドとしての活動があやふやなためか、そんなに大きなリアクションもなかったけどww
とにかく最初から最後まで充実の楽しさだったなぁ。
この規模で、このレベルの演奏が観れるというのは非常に贅沢な気がした。
ただ、ライブをあまりやっていないせいか…。
フロアのノリ方はなんとなくバラバラした印象ではあったwww
ファンクラブ会員ではないが、なんか物販で買えそうなものがあれば寄りたいなぁと思いつつも…。
会員の列が長かったので今回はスルー。
帰り際に、ちょろっと顔を出していた見慣れた店長に挨拶をして離脱。
まとめ
MCでもちょいちょい言っていたが、基本的にメンバーは別の活動が忙しいようだ。
そのため、DOG MONSTERとして積極的に活動をしていく感じではないらしい。
どちらかというとホームのようなもんなんだろう。
貪欲に新規獲得を狙うというよりは、ファンクラブ会員や従来のシンパでゆるくやっていきたいという印象だ。
だから今回のような周年、あるいは生誕のようなイベントが主なんだと思われる。
そう考えると、今回ライブを観れたのは非常にラッキーだったな。
ホント次に観れる機会がいつになるかわからんしww
めちゃくちゃ周りに勧めたいんだけど、ライブがないからなんか勧めるのもむずいwww
まぁとりあえず音源を聴くことを中心に楽しんでいきますかね。
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