吉祥寺のサーキットの良いところは、とにかく家から近いということだ。
歌舞伎町を除く、渋谷や下北沢に比べて幾分行きやすい。
しかし、ライブハウスが離れている、という難点がある。
そして何より、プラKやシルエレに行くには、一般人の多いサンロードを越えなくてはならない。
ということで、今回も一般人のコスプレで紛れてきた。
ライブ観覧
武蔵野音楽祭は、先日のちょこフェスとコラボしていた。
ということで、もちろんちょこはちも出演することになっている。
さて、事前の予定ではこんな感じ。
基本的にはシータ、プラK、スターパインズに入り浸るかんじかな。
プラKとスターパインズは、どっちかにずっといてもいいぐらいに観たいものが偏っている気がするww
でも、せっかく整理番号も早かったので、朝一から行くことに。
wagamama / WARP
初見。
82刑のファン仲間のあーるさんの推しバンドなので観てみた。
あーるさんもいたので安心感。
なんか俺は、武蔵野音楽祭ではWARPに行きがちな気がする。
POPSというかR&Bというか、シャレた音楽だったな。
音楽的にシンセや鍵盤が効いてる感じだけど、そこは同期だった。
2曲目の途中んとこだったかな?
Cメロみたいなところで、クリシェっぽくなってるとこが良かった。
あと3曲目も良かったな。
その後は、ITAZURA STOREもちょっと観てWARPは離脱。
ちょこはち / Planet K
2週間ぶりの観覧。
一応、改名後ではあるが、武蔵野音楽祭は旧名のGrand chocol8と表記されている。
昨年はミツバチでしかちょこはちを観れなくて、今年はちょこフェスで観ている。
つまり、他主催のサーキットで観るのはすげぇ久しぶりだ。
もしかしたら2022年の切磋琢磨以来か?
(とんでもない神イベだったのに、全然人がいなかったやつwww)
WARPからプラKに移動するのはそれなりに時間がかかる。
スタートの10分ぐらい前に着いたのかな?
その時点で、けっこう客が入っていたように思う。
見知った顔もちらほらいる。
なるべく前で観ようと思ったが、2-3列目という感じだ。
—
『暁暁クンフー伝』からスタートして、新曲の『アブラカタブラ大冒険』(正式表記知らず)へ。
いずれもキャッチーな曲でサーキットらしいスタートだ。
その後も順当に『Reactor』『.Mebius』を続いた。
『.Mebius』は音源を持ってないのであんまり馴染んでないが、かなり良さげな曲だ。
ちょこはちらしいポップさと勢いを感じる。
この日のサポートドラマーは知らない人だった。
ラストの『ティーンガールの憂鬱』では、奏がドラムになり、サポートドラマーは退場。
—
全体的にかなり盛り上がってたし、久々にブチかましてるしゃおんを観た気がする。
自分でサーキットをやってると、ヘロヘロで最後の方に出るわけだしな。
よそのサーキットの朝なんてフルパワーなのかもしれない。
全体的に今のちょこはちの良さが伝わるパフォーマンスだったと思う。
個人的にはそろそろ『天性のドロドロ』も観たいところではあるwww
いや、それを言い出したら一番観たいのは『ヤコウチュウ』なんだけどさ。
物販にも寄りたかったが、次に備えて終わったら即離脱。
バックドロップシンデレラ / CLUB SEATA
2か月ぶりの観覧。
今のバクシンがシータでやるって…。
入場規制になりかねないと思って、急いできたわけだ。
かなり早めに着けたのでさすがに余裕で入ることができたが…。
結果的に終わるころにはパンパンだったな。
いや、パンパンというか、サークルがでかいというかwwww
ちなみにシータは45分枠となっていて、長めに楽しむことができる。
特にサーキットでは『台湾フォーチュン』で始まることが多い気がする。
と思っていたら、『サンタマリアに乗って』で始まった。
比較的に緩やかにウンザウンザし始めたところで、次の『バズらせない天才』で一気に最高潮へ。
シータには大きな梁がある。
でんでけあゆみはどうするんだろうと思っていたが、普通に梁をくぐって後方まで行っていたww
『フェスだして』の途中では、豊島”ペリー来航”渉に「オーナー」コールもあった。
先日、池袋Admのオーナーになることが発表されたのである。
(ちなみにプピリットパロの福は店長に、ロマンス&バカンスのチョメPはBMに)
最大会場のシータがアイドルばかりで、バンドが2組しか出てないことを嘆いていたww
集客的にそうなんだろうと理解しつつ、若手バンドに発破をかけるような感じだ。
俺としても個人的に嘆かわしいと思っていたのでちょっとスッキリしたww
—
サーキットでも尺が長いからか『国家の不正を暴きたい』もやっていた。
俺が観たライブではやったことがない気がするし、ちょっとびっくりしたな。
『2020年はロックを聴かない』では、でんでけあゆみはフロアの後方でぶら下がっていたが…。
勢いでぶらさがっちゃったようで、自分でも戸惑ってておもろかったwww
バックドロップシンデレラ
2か月ぶりの観覧。
シータは梁があるのでどうなるんだろうと思ったけど、越えて後ろまで来てたwww『さらば〜』に備えて、屈強な客をセキュリティとて5人選抜して、最後はステージにも上げて労っていた。
新しすぎて凄いwwwwwwちょい休憩
動画は『2020〜』 pic.twitter.com/byLyFYPtDg
— なおきノ乱 (@naokinoran) February 24, 2024
もしかしたら『アメリカでウンザウンザを踊る』も初めて観たかもしれない。
終盤に差し掛かったところで『台湾フォーチュン』でさらにスイッチが入った。
ここら辺で、フロアの中心付近にチームガオニャンチュのシャツ(ちょこはちのグッズ)を着た人を見つけた。
りょたさんであるww
ちょこはちを観てるときも最前ドセンで気合入ってたけど、バクシンの爆心地でもみくちゃになっていたwwwww
その様子を俺は安全であろうところから観ていた。
—
『月あかりウンザウンザを踊る』では、シータ全体を巻き込む勢いでサークルができた。
モッシュ前に、でんでけあゆみと豊島”ペリー来航”渉からとんでもないMCがあった。
「次の曲(『さらば青春のパンク』と想定される)では、ダイバーがいっぱい出ると思うからセキュリティをスカウトする」
ニュアンス的にそんな感じだwwwww
フロアの客から屈強な男性5人が選ばれて、ステージ前に連れ出されたwwwww
斬新すぎるやろwwwwwww
実際に、ラストの『さらば青春のパンク』では、何人か飛んでいた。
大きな問題なく終わったようだ。
曲が終わったらその5人はステージにあげられて、メンバーと共に終演を迎えたwwwww
いや、おもろすぎるwwwwww
ビレッジマンズストア / CLUB SEATA
1年ぶりの観覧。
後方で観始めたけど、いつのまにか下手の前方に。
やっぱ水野ギイのカリスマ性はヤバいな。
これぞロックンロールボーカリスト、という感じがする。
ボーカルだけでなく、ギターやベースもダイブして運ばれてておもろいwww
武蔵野音楽祭は久しぶりに出たようで、愛を感じる毒づきも良いね。
呼ばれたら2年に1回ぐらいは出ようかな、みたいなことを言っていた。
豊島”ペリー来航”渉同様、シータにバンドが少ないことを嘆いていた。
嘆くあまりに、シータの大トリのビレッジマンズストアとまで言っていたwwww
その後、食事休憩へ。
アシュラシンドローム / STAR PINE’S CAFE
3か月ぶりの観覧。
『山の男は夢を見た』ぐらいしか曲を認識してないけど、楽しかったな。
青木亞一人のカリスマ性に引っ張られがちなんだけど、個人的にはギターのNAGAのキャラも好きww
かなりいっぱい客が入ってて良かったな。
ロマンス&バカンス / STAR PINE’S CAFE
2か月ぶりの観覧。
本日のお目当てではあるけど、何気に今年初観覧である。
この日のギターはワンダー久道である。
よう知らんけどスキッツォイドマンのギターの人なのかな。
先日のチョメPがキャスでこんなことを話していた。
ワンダー久道と一緒に作った曲があるけど、もうセトリ出しちゃったから本編ではやれないので、リハでやる、と。
それで披露されたのが『サイゼでよくね』(正式表記知らず)という曲だったww
なんかシャレた展開で良い曲だったけど、歌詞はチョメPらしいものだったwww
そして本編へ。
—
ロマバカの代表曲とも言える曲が『おちんちんYEAH』である。
もう幾度となくライブでも観ているし、これが完成形だな、と思っていたが…。
曲前のMCで、何やらチョメPがタクマングースに耳打ちをしている。
どうやら…。
「チョメPは豊島区で一番『おちんちん』と言っているので、『おちんちん』が在庫切れになった」
「チョメPは『おちんちん』を歌えないから、みんなが代わりに歌ってくれ、そしたらラスサビでは歌えるようになるかも」
とのことwwwwww
こんな進化の仕方があったとはwwwww
誰かがツイートしてけど、プリキュアショーのように、みんなの「おちんちん」の力でチョメPは無事に復活したwww
「おちんちん」と言えないはずのチョメPが途中で間違って言っちゃってたのもおもろかったなwwwwww
最高に面白かったけど…。
豊島区で一番じゃなくて、東京あるいは日本で一番なんじゃないかと思ってるwwwww
—
豊島”ペリー来航”渉がMCで「池袋と吉祥寺は敵対してる」みたいなことを言っていた。
そこで俺が思ったのは「ろくでなしBLUESだ!」ということだった。
チョメPもそれに被せて(他意なし)なのか、同じようなことを言って「ろくでなしBLUES」に触れてたのが良かったなwww
『帳消しサンバ』では、いつも通りそこそこのモッシュをやっていた。
しかし、先日MVが披露された『ねんごろになりたい』ではそれなりにモッシュだったなww
前方で観ていたので少しダメージを受けたwww
MVではプピリットパロの福が、客の上でゴロゴロしてたのでチョメPもそうなのかと思ったら違った。
最後は『バカとサリー』『カントリービアー』で締められた。
あと、どうでもいいけど、チョメPはがっちさんと同じ格好らしいww
新しくなったパスを購入。
その日の思い出を書く仕様になっていて、この日は「サイゼ」ということみたいww
終活クラブ / STAR PINE’S CAFE
4か月ぶりの観覧。
ロマバカからの流れでそのまま前方で観ることにした。
先日、終活クラブからメジャーデビューすることが発表された。
メジャーアーティストをこの距離感で観れるのはアツいもんだ。
それに伴って新宿LOFTで開催される無料ワンマンの告知もしていた。
平日だから行けないのが悲しい。
—
前回、武蔵野音楽祭に出たときに、キーボードの羽茂さんはトラブルで音が上手く出ていなかった。
俺はそれも観ていて、たしかにそうだったな、と思い出した。
そして、どうやら今回もトラブルがあったようで、リハから苦戦していたww
リハでは機材の様子を観つつ、本編ではやらない曲もやってくれた。
本編は新アルバムの『創作逆モラトリアム』から始まった。
アルバムでも1曲目だしMVも作られているので、推していきたい曲なんだろう。
新アルバムの曲が中心だが、代表曲の『テレキャスターテレキャスターテレキャスター』もやっていた。
クラップや「オエオエオー」がライブ映えするし、個人的には1番好きな曲なのでテンションが上がるね。
—
新アルバムにはそんな『テレキャスターテレキャスターテレキャスター』の続編のような曲も入っている。
それが『テレキャス2』で、俺はそちらも好きだ。
どちらか1曲しかやらんのかな?と思ってたが、『テレキャス2』の方もやっていた。
しかも、こちらは「いい加減そろそろバズりたい」のコール&レスポンスになっていた。
バズっているかどうかはわからないが、少なくともメジャーデビューするんだから人気はある方だろうww
やはりこっちもライブだとめちゃくちゃ盛り上がっていいね。
ところで俺は羽茂さん推しなんだが…。
グータッチができて嬉しいwwwww
あと、前方で観てるとわりとゴーグルが透けて見えるのなwww
虎の子ラミー / STAR PINE’S CAFE
7か月ぶりの観覧。
一昨年から昨年にかけてそれなりに観てたけど、けっこう間が空いてしまったな。
ムロフェスでのライブが良すぎて満足しちゃってたのかもしれない。
(WESTのワンマンも行ってないし)
そのまま前方にいても良かったんだが、危なそうなので後方からww
リハからかなり飛ばしてたなぁww
なんか客に歌わせてたwwwww
あと、打首獄門同好会と対バンしたのがよっぽど楽しかったらしく、余韻に浸っていたwww
昨年のブクロックフェスんとき…。
マザーがリハ中の打首のステージまでサーフでいっちゃったのが、俺は心配で仕方なかったwwww
でも、もしかしたら、そこでインパクトを残したから対バンに繋がったのかもしれないな。
—
虎の子ラミーの入場SEは、プロレスのようなアナウンスになっている。
具体的にはタイガーマスクである。
しかし、武蔵野音楽祭のバックドロップにはでかでかとゾウが描かれているww
なんかゾウを観ながら、ゴーゴータイガーしてるのがちょっとおもろかったwwww
(参考画像、SEATAのもの)
上記の通り、ムロフェス以来の観覧なんだけど…。
いつのまにか衣装が変わっていたwww
あれ?変わってるよね?ムロフェスんときは違ったよね?
という感覚になっているwwww
さらに言うと、1年ぶりぐらいにマザーの階上で歌う、というのを観たww
スターパインズはもってこいの構造になっている。
曲はだいたいわかったが、『パレードはつづく』って初めて観たかもしれないなぁ。
あんまりちゃんと情報を追ってないので、いつ出た曲なのかもよくわかっていない。
良さげな曲だったからちゃんと聴いてみるか。
まとめ
わかってはいたことだが…。
ほぼAdmだったwwww
ちょこはちですら、Admやバクシンに繋がりのあるバンドという認識だ。
それはいわゆる「ワチャ系」とも言い換えることができる。
落ち着いて観たいと思う反面、そういうライブはわかりやすく楽しいものだ。
ワチャ系というのはまだ勢力が弱いものの、邦ロックの一角を担う存在であることに間違いはない。
そして、その根源にあるのがAdmというハコである。
Admはワチャ系の登竜門とも言えるだろう。
そして、サーキットにおいてもAdmの勢力は強い。
武蔵野音楽祭や見放題東京では、その勢力を感じることができる。
新体制が発表されたAdmは勢いが増すだろう。
今後の動向にも注目だな。
—
豊島”ペリー来航”渉や水野ギイは嘆いていた。
メイン会場のシータには2組しかバンドが出ていない。
あとはほとんどがアイドルである。
他の会場も同様に、かなりの数のアイドルが出演していた。
集客力や収益性を考えると、当然とも言える。
わざわざ特典会の枠まで設けているぐらいだから、よっぽど儲かるんだろう。
運営の立場なら当然そうする。
しかし、個人的に思うことは一貫している。
特典会に人がいたら、少なくともその人数分は本来の目的であるライブを観てないってことでは?
ということだ。
それはミツバチやちょこフェスでも散々思っていることである。
—
いわゆるガールズバンドもアイドル視されることがある。
しかし、例えばMARKET SHOP STOREやあんた何かは、明らかに武蔵野音楽祭やAdmに根付きつつある。
すなわちそれは邦ロックにおけるワチャ系にも分類されるのかもしれない。
今回は観れなかったが、MSSがプラKに配置されているのはその表れではないだろうか。
例えば、アイドル色が強い革命メロイックとはちょっと違う扱いだと思う。
正統派バンドもワチャ系もガールズバンドもアイドルも観れるのが今回の武蔵野音楽祭だった。
(いや、今までもわりとそうなんだけどさ)
それは昨今の潮流の1つなのかもしれない。
—
上記では、なんとなくジャンルを分けてみた。
ジャンルというか形態の違いというのが正確だろうか。
しかし本来は、J-POPという同じ音楽だ。
もっと言ってしまえば、音楽という1つの娯楽だ。
そもそも何かでセグメントしようとするのがナンセンスなのかもしれない。
ここのところサーキットに行く度にそんなことを考えている気がする。
メイン会場にアイドルが多いというのは、それだけ人気があるということ。
出演者全体に占める割合が大きくなっているのもそうだろう。
俺の感覚は、そんな潮流についていけていない。
今回、Aoyiくんは、某アイドルを観ていた。
単純に、曲が好きだから、という理由のようだ。
音楽とは、ライブとは本来そういうもんだ。
—
よく考えたら、俺も大型フェスではアイドルを観ていた。
でも、それは「フェスに出るぐらいだから凄いんだろう」という気持ちだ。
つまり、そこには根底として、アイドルを下に見ているようなところがあるのだ。
潜在意識において、アイドルなのにフェスに出ている、という考えなのだ。
俺の好きな某アイドルが配信で言っていた。
「バンドおじさんの中にはアイドルを下に見ている人がおる」
非常に耳の痛い言葉だ。
最近は案件をやっていないが、仮にも俺は、地下アイドルに曲を提供している身である。
そんな俺自身がアイドルを楽しめないようでは、良い曲を作れるわけがないのだ。
もっと純粋に音楽やライブを楽しまないといかんな。
正確に言うならば、自分なりのアイドルの楽しみ方を見つけたい。
という感じだろうか。
常にそんなことを考えているが、今回の武蔵野音楽祭で改めてそれを痛感したな。
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