ここ数年はすっかりサーキットおじさんになってしまっている。
個人的なきっかけとしては、コロナ禍によって大きなフェスがなくなった影響が大きい気がする。
身近なので気軽に行けるというのは大きい。
徐々に観に行くサーキットの種類を増やしているところだ。
そんな中で、気になったのがこのハチドリというイベントだ。
コロナ禍はやっていなかったようで、4年ぶりの開催とのこと。
ちなみに、正式名称は「HACHIOUJI ROCK DREAM」で、その略称として愛称のハチドリが表題になっている。
当然、行く理由は出演者なんだが、行政?商工会?みたいなところが後援しているというのも個人的にはアツいポイントだ。
なぜなら地域性のあるフェスやサーキットというのは、少なからず「町おこし」のような要素があって欲しいというのが俺の希望だからだ。
そういうことをよくキャスで言ってる気がするwww
ライブ観覧
観たいバンドがいろいろ出てるんだけど…。
さすがに前日の見放題の疲れもあるので、少し遅れて行くことに。
事前の告知ではあんまり目立った表記がなかったので、どこでリストバンド交換をするんだろう?と不思議に思っていたが…。
北口のわりとメインな場所にテントが立っていて、そこが受付となっていた。
街がやっている感があって実に良い。
ただし、物販はしょぼいwww
後援やスポンサーがついているからか、物販で収益を出さなくても良い、ということなんだろうか。
とは言え、宣伝のためにも、もっと積極的にTシャツは売っていきたいところよなぁww
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ちなみにライブ会場は、ライブハウスだけではない。
むしろライブハウスの方が少ないぐらいだ。
ライブハウス、ライブバー、スタジオ、楽器屋、タワレコなどなど。
楽器屋とかタワレコはもう無料ステージでいいのでは?という気もしたけどwww
気になるので行ってみようかなと思ったけど、ちょっと離れてたので断念。
もらったパンフレットにはタイムテーブルやマップだけでなく、スポンサーとクーポンが紹介されていた。
かなりの数の地元の店舗や企業が名を連ねている。
(見開きで2,3ページぐらい載ってる)
ちなみに、ドリチケもなかった気がする。
ちょっと記憶が曖昧だけど、たぶんなかったはずww
これもおそらくそういう運営の関係なんだろうか。
そんな感じで、これぞサーキット、これぞフェスという印象を受けた。
ホントはもっとお祭り感が出ると良いんだけどね。
それは今後の発展に期待だ。
虎の子ラミー / TRUE
1週間ぶりの観覧。
本日観るつもりだったので、観放題ではパスしていた。
初めて来たが、ライブバーみたいなところだった。
仮にもゼップアーティストがこんなところでやって大丈夫なんだろうかww
バーというかラウンジというかもうソファとかテーブルとかあるわけよww
しかも上階だから、リハの段階からなんかもう揺れてるしwww
規模的にはちょうどAdmぐらいだろうか。
そういった意味では本領発揮できるのかもしれない。
「ゲゲゲのパクチー」では、初見と思われる後方のお客さんに踊ってもらいたいという意図から、マザーはフロアの中ほどへ。
「前の方の人たちは勝手にやってて」みたいなことを言っててワロタww
八王子という街が好きで他にも行きたい街があってみたいな流れから「君住む街へ」はエモかったな。
「限界突破」では、マザーは客席にダイブ、
いや、ダイブじゃないな。
ステージもフロアもほぼ同じ高さだから、客に登った、という方が正しいかもしれないwww
最終的には天井を歩いてた(?)
とにかくクソ熱いけど楽しかったなwww
ロマンス&バカンス / TRUE
1日ぶりの観覧、本日のお目当て。
これによって8日間で3回ロマバカを観ることになったww
虎の子ラミーに引き続きの場所である。
ちなみに1年前のブクロックでは、両バンドを八王子のマッチボックスで観ている。
何日か前にチョメPがキャスで、見放題とハチドリはセトリが全然違う、みたいなことを言っていた。
まず、リハで「ハイスタを聴きながら」をやっていた。
なんかもうそこで泣いちゃうよね。
スタートが「元カレ全員サッカー部の女」だったっけなぁ。
そのパターンは、俺は初めて観る気がする。
「つらい時には三国志」では、いろいろ振りがあるんだけど初めての人もこれだけはやって欲しいということでキョンシー振りのレクチャー。
ここだけ拍がちょっと不思議なのでちょっとむずい気がしちゃうんだよなぁwww
3+3+3+3+1かな??
見放題ではエモ曲をかなりやってたから、この日は何をやるんだろうと思っていたが…。
「バカとサリー」と「またいつか、じゃあなオツカ」の組み合わせだった。
また、見放題との違いとして、代表曲?である「おちんちんYEAH」もやっていた。
下北沢や吉祥寺やお台場のようなオシャレな街でやるときは、この街の偏差値を下げる、という流れがあるが…。
「八王子は偏差値を下げる必要がない」
みたいなことを言っててクソワロタww
俺も事前に、なんとなくそうだろうなぁとは思っていたのでホントおもろいwww
ちなみにチョメPが言うには、船橋に近い感覚があるらしいwww
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見放題では、パスが売り切れとなっていたので急遽ポチ袋を売っていたが…。
今回もパスが売り切れであるこに変わりはない。
そこでニューグッズが登場した!!
「ちょめっせぇじ」である。
このメッセージカードには、チョメPの格言が書かれているww
ロマバカらしくて良いねwwwww
オメでたい頭でなにより / Match Vox
1週間ぶりの観覧。
初見だったブクロックで気になったので、是非また観たいなと思って。
ブクロックの時はギタボがハネムーン?でパネル出演だったので、完全体で観れるのも楽しみである。
ここからはメイン会場であるマッチボックスなんだけど…。
どう考えても客入りきらんでしょ…というラインナップなんだよな…。
案の定、会場に着いたときは入場規制がかかっていた。
ただ、入れ替えのタイミングでは入れそうな雰囲気だったのでそのまま並んで待つことに。
順調に入場はできたものの、もうフロアはいっぱいよww
通路的なところも埋めて詰め込めるだけ詰め込んだろ、という感じだ。
段上から観ようと思ってたけど、詰めて詰めて結局段下の中ほどで観ることに。
コロナ禍による制限がないとは言え、久々に100%を超えそうな充填率を体感したwww
(ちなみにライブハウスのキャパ100%は1m^2あたり5人)
まだ音源をちゃんとは聴いてなかったので曲名などは覚えていなかったが…。
雛祭りみたいな曲とアイドルみたいな曲と風呂屋みたいな曲などをやっていた。
とにかく全員の演奏技術の高さとパフォーマンスの良さを感じるバンドだ。
真面目にふざけてる感じも非常に良い。
やっぱめっちゃ好きなバンドだな、と改めて思ったので、帰宅後にサブスクで音源を入手。
俺の中でかなりブームがきてる。
今後の動向もちゃんとチェックしとかないとな。
TOTALFAT / Match Vox
完全に初見。
名前は聞いたことがある、程度の認識。
もともと八王子で活動していたバンドらしい。
3ピースで、王道のエモいメロコアバンドって感じかなぁ。
適度にシンセの同期(?)も使っていて、わりと観やすい印象だった。
雑に説明すると、ハイスタの影響を受けてそうな感じ。
基本的にフロアに対しては、好きにやっていいよって感じなんだけど…。
周りに思いやりを持てとか最前の女性を気遣うとか、すげぇ人の良さを感じたww
真ん中に近いと危ないだろうなと思ったので、少し離れたところで観てたけど…。
もうとにかく暑いwww
バックドロップシンデレラ / Match Vox
1週間ぶりの観覧。
マッチボックスで観るのは1年ぶりだが、その間はでかい会場でしか観てないので近くで観れるのはアツい。
ただし、物理的にもアツいww
今までもかなり客を詰め込んでいたが、さらに増えた気がする。
でんでけあゆみは、感触を確かめるようにリハの時点からダイブをしていたww
俺は、上手スピーカーの前ぐらいだろうか、列にして5列目ほど。
かなり密度が高かったので、それでも前の方ではあるが…。
とにかく安全に観たい、というポジションで観ていた。
やはりセトリは代表曲ばかりで、ブクロックのときとほぼ同じかな。
「歌わなきゃジャクソン」はブクロックでやってたっけなぁ…。
四星球がやってたから記憶が混同しているwww
ブクロックのときも同じようなことを書いたが…。
「2020年はロックを聴かない」がより象徴的に観えた。
コロナ禍を嘆いた曲になっているが、それがようやく緩和されて開催されたハチドリを祝っているかのようだった。
“クソさえない2020
近い将来 密密放題で”
という歌詞で締めくくられている。
3年越しに、まさに密を体現するパフォーマンスだった。
「月あかりウンザウンザを踊る」では、でんでけあゆみは天井に逆さにぶらさがって振り子パフォーマンス。
めちゃくちゃキレイだったから、あれはぜひ多くの人に観てもらいたいところだww
ラストは「さらば青春のパンク」でこの日何度目かのダイブと恒例のジャンプパフォーマンスだ。
改めてこの規模のハコでジャンプを観ると、天井に頭ぶつけるんじゃないかと心配になるww
とにかく超満員のフロアがワチャワチャしてて楽しかったな。
しかし、疲労度と満足度がピークを迎えたのでこれにて離脱。
八王子出身の武道館アーティストであるハルカミライも観たかったけどね。
その結果、今回観たバンドの80%はブクロックで観たバンドということになったwww
まとめ
サーキットというのは大きく分けると2種類あると思っている。
1つは、単純に複数のライブハウスを借りて行うもの。
もう1つは、ライブハウスや音楽だけでなく街全体を巻き込んだもの。
もちろん明確に分かれるわけではなくて、ものによってその度合いはさまざまだ。
良い悪いの話でもない。
俺の感覚では、前者は対バンイベントのすごいやつ、という認識だ。
それを極めている例は、前日の見放題かもしれない。
一方で、後者の代表的な例は下北沢にてあたりだろう。
正しい定義は知らんが、俺の中ではいずれにしても広義の「フェス」に含まれていると思っている。
そして、後者の方がいわゆるフェスにより近いものだと言える。
今回のハチドリはかなり後者の要素が強かった。
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思えば、初めて野外フェスに行ったのはもう20年ほど前のことになる。
え?もうそんな経ってんの?こわwww
サーキットおじさんである以前に、そもそもフェスおじさんなので、当然ながら上記でいえば後者の方が馴染むのである。
端的にいうと、お祭り感が好きなんだと思う。
出演者やライブだけではなく、イベント全体の雰囲気も大事だ。
よくキャスで言ってることがある。
吉祥寺でやっている武蔵野音楽祭のサーキットは、ライブハウス間の移動が長い上にめっちゃ現実に戻されるww
想像してみてほしい、シャッフルから今は亡きプラKに行くのに、サンロードを通過しないといけないのよ。
あんなとこ一般人しかいないから、バンTタオルリスバン!みたいなやつが歩いてたらいかんのよwww
そういった意味では、ハチドリはかなり良かったと思う。
もちろん、街全体が…というほどではないが、その片鱗を感じるイベントだった。
これからの発展性にも期待できそうだ。
あと、個人的に思うハチドリの良いところ…。
わりと家から近いということだ。
下北沢や渋谷に行くよりも全然近いのよwww
演者のMCを聞いててなんとなく思ったことがある。
八王子というのは、新宿渋谷下北沢あともちろん池袋なんかとは違う感覚があるようだ。
明言はしていないけど、東京の中心地からちょっと離れたところに来ました感があるというか…。
バンドというのはツアーをよくやっている。
それについていくファンは多いし、それが必要なのはよくわかる。
その上で大事なのは、ツアー先の現地のファンに観てもらうことだろう。
「あのバンドがうちの街に来てくれた!」という気持ちが大事なのだ。
俺は都民だが区民ではない。
そう考えると、吉祥寺や八王子のサーキットというのは、渋谷や下北沢では感じられないちょっとしたホーム感がある。
いや、吉祥寺はちょっと区民面してるから違うかもwww
スタジオなんかも会場として使うなら、よりホームに近い立川でもサーキットができる気がしてきたww
バベルとペンタを中心になんかやってくんないかなぁwww
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