2022/12/28(水) 82回目の終身刑 独房LIVE「逃亡先の地獄郷-ユートピア-」 / 渋谷WWW

音楽

俺は持病があるために定期的に通院している。

診察のたびに血液検査やらレントゲンやら心電図やらエコーやらを取らなければならない。
大きな病院なので、その都度待ち時間が発生して、最終的に医師の診察を受けて、会計・処方まで済ませるのにかなりの時間がかかる。
ある種のアミューズメントパークのようにさえ思えてくる。

しかし一般的に病院とは不便なもので、土日の診察時間はほぼない。
年末年始も当然のように休診である。

ならば仕方ない。

平日に仕事を休んで通院せざるを得ない。

この日も朝から通院をしていて、なんやかんや最初から最後まで数時間ほど病院に滞在していた。
夕方ぐらいには解放されたので、ようやくそこから食事を摂ることに。

病院は表参道にある。

何か食事処がないかと散策していると、いつのまにか渋谷に到着していた。

表参道・原宿から渋谷に向かうと、ちょうど駅までの道中にルノアールがある。
タバコも吸いたいのでそこで食事休憩をすることにした。

このルノアールは、東急ハンズの向かいに位置している。

食事を終えた俺は、渋谷駅に向かって歩き始めた。

この街には、いろんな人がいる。
年末だから忘年会に向かう人もいるだろうか。

クリスマスが終わってもなんとなく華やかなままの街並みを見ていると、帰る前に少し寄り道でもしたくなるものだ。

ということで…。

気が付いたらココにいた!!

82回目の終身刑

3か月ぶり、ワンマンとしては1年半ぶりぐらいの観覧。

なんとなくパートごとに分けて感想をまとめていく。

OPEN~

オープンしてしばらく時間が経ってから会場に向かった。
ちなみに、この建物で観たライブは9月のこれが記憶に新しい。

2022/09/11(日) INORAN TOUR BACK TO THE ROCK’N ROLL 2022 – Episode ZERO!?!?!!?! – / 渋谷WWW X
先日の復活祭にお笑い芸人のコピバン「GACHI SEA」が出たことにより、すっかり世間の話題(?)となっていたLUNA SEA。 そして、それがテレビ放映されたことでTwitterのトレンド入りを果たした「INORANさん」を観に行ってきた

長年、俺の中ではまさに神として君臨しているINORANと…。
近年、すっかりハマっている82刑を…。
同会場ではないとは言え、同ビルで観れるのは感慨深いものがある。

また、関係ない話だが、ちなみに前日の12/27のWWWは某有名バンドだったらしい。
FC限定か何かの特別なイベントだったようで、あまり口外していけないと思われる。
だからここに書くことはできない、そのバンドの名は。

とにかく、そのような場所で82刑のライブを観るのは非常にテンションが上がることだ。

俺がフロアに入ったころには、まだ会場に人は少なかった。
ステージが高いので、観やすい段上にも人が分散している印象だ。

フロアは3段になってんのかな?
当然それぞれに手すりがあり、かなり立体感のあるフロアだ。

俺はまだ刑務所に入ったことがないので詳しくは知らないが、映画などで観る西洋の刑務所の構造のようにも見えた。
82刑に相応しい、というか似合うハコのひとつであると言える。

とりあえず俺は1段目の下手前方2列目ぐらいで観ることに。

スタートまでにはそれなりに人は増えていったが、いっぱいという感じではなかった。
1段目もわりとゆとりがあったように思う。
あんまり状況を把握していないが、センターから上手にかけてはさぞ暴れていたことだろうwww

ライブが始まる前にフロアで、他のファンの方から声をかけられた。

どうもリハ見学か何かで、何らかの事前情報を持っているようだった。
特定されてしまうとよくないので、名前は伏せておくが…。

「ゆぅみんの新衣装がめちゃくちゃエロいから見て欲しい、下半身とか」

この酔っ払いの関西人は何を言っているんだろうかと思ったが、せっかくなのでそこも注視してみることにした。

言われたから注視するのであって、あくまでもこれは俺の意志っちょではないことに留意。

スタート~前半

ライブは、まずOPのムービーから始まった。
簡単に言うと、ツアーで逃亡してたけどドラマー雪が負傷のため離脱、新メンバーSAKIに出会った!みたいな内容だった。

そーいえば、2022年の1月には、MSSの新メンバーお披露目ライブも観ていた。
新メンバーとか新曲とか、なんかテンション上がるよなぁ。

特に82刑は、雪の離脱が発表されてから新メンバー加入までかなり早かった気がする。
逆に言うと、SAKIはこの短期間で相当な数の曲を仕込んだことになるわけだ。
(結果的に17曲演奏してたんかな?)

今回のワンマンの表題曲である「逃亡先の地獄郷」から始まり、「初公判GUILTY」へと繋がった。
新ドラマーのお披露目に相応しいのか厳しいのかわからんけど、いきなりすごいセトリでやらされてんなぁと思って観ていたww

その後は「囚人たちの逃避行」「JUDGE」と、俺的にはちょっとしたマカ様タイム(?)だった。

ここでSEを挟んで「英雄戦犯・八式」へ。
諸般の事情によると思われるが、この曲は音源化もされてないし、対バンライブでも演奏されない。
俺としても、クアトロのワンマン以来だから、よく振りがわかってないww
ちゃんとクアトロの映像をおさらいしてくればよかったwww

その後にやった「MEMENTO」も俺はあんまり対バンライブでは観てないかもしれない。
ただ、観るたびに書いてるような気もするが、とにかくこういう曲はライブで映えるんだよなぁ。
アルペジオなんかもそうだし、個人的には82刑のライブの大きな見どころのひとつかもしれない。

さらに「舞踏会の悪夢」と続いて、このあたりは完全に世界観勝負のパートとなっていて、ワンマンならでは醍醐味だ。
あとで音源を聞き直して思ったこととして、かなりガッツリとフランジャーが効いててなかなかおもろい。

後半・新曲①

ここでメンバーは降壇して、ムービーの続きへ。

内容的には、逃亡してたけど織に帰ってきた!という感じ。
ちなみにSAKIは、逃亡を手伝った罰としてで終身刑になるらしいwww

そして、いよいよこのタイミングで、新曲MVがお披露目された。

檻の中でぱーりない!って感じ(小並感)

そのうちYoutubeとかで公開されるだろうから、それも楽しみにしておこう。

MVの後に、衣装チェンジをしたメンバーが再登壇して、そのままこの新曲「水曜日の宴」を演奏。
なかなかカロリーを消費する系だったなwww

たしか82刑のコンセプトのひとつとして、檻の中で看守に隠れて遊んだろ、みたいなのがあった気がする。
もちろんそれはライブということだ。

この新曲「水曜日の宴」はまさにそんな内容だった気がする。
ナレーションでも歌詞でも再三「この場所は僕らのもの」というテーマが繰り返されていた。

たしかにライブというのは宴に近いかもしれない。

ライブって何も特別なものではなくて、ある意味日常的なものだと思ってた節はある。
でも、コロナ禍になってから、ライブができることは当たり前ではないんだな、と再認識した。

檻の中に戻った82刑と一緒にコロナ前のライブを取り戻そうぜ、みたいな意志をなんとなく感じる新曲だったな。

ライブってのは、まさにその場にいる人たちが作る特別な宴なんだろうなぁ。

…。

…。

…みたいな曲をね、こないだちょうど作ってたから、なんか勝手にめっちゃ共感しながら観てたwww

ということで、読者のみなさん、俺の最新曲もよろしくwww

その後は、この日唯一の葉月ソロ名義曲「黎明罪と罰」をやっていた。
「起死回生RISING」「メシアライザー」と続いて、完全にてのひらえる先生による振り付け講座みたいなパートとなったwww

ちなみに俺はだいたい動けてないwwww

後半・新曲②

楽器隊によるセッションは、意外にもワルツのような三拍子曲だった。
こういうパターンもあるのかぁ、と感心しながら観ていた。

そして、そのまま新曲「FALL DEATHLEEP」へ。
この曲はBメロが三拍子になっており、上記セッションの答え合わせという感じ。

とにかく歌い出しのサビメロからかっこよすぎたな。
なんとなく全体的に歌謡曲というか、90年代V系というか、そういう雰囲気なのよね。

マカ様が作ったんだろうなと思いつつ観ていて、そのまま次の「泡沫」へ。
大きなくくりとしては似たタイプの曲なので、ワンマンじゃないと続けてやるってことはないんだろうなぁ。

本日2度目のマカ様タイム(?)で俺歓喜。

ちなみに本人はどう思ってるのか知らんけど、葉月は上記2曲のような曲がめっちゃ似合うと思う。
あと「舞踏会の悪夢」なんかもかなり良い歌を歌ってる気がする。

今回の葉月は全体的に好パフォーマンスだったと思うが、特にこのあたりはキレキレだったなぁ。
パワーが増して、かなり良い感じにメリハリがついてたんじゃないかな。

その後は「共犯BREAKOUT」「INFECTIONAL ID」「ファンファーレ」と続いて…。
もう肩が壊れちゃうよぅ…と思っていたらさらに本編ラストとして「覚」だったために、無事に昇天。
とにかくこのあたりの曲は一般的に考えてもかなり強力だと思う。

自分の曲だけYouTubeを貼ってるのは頭おかしいので、「INFECTIONAL ID」のMVも置いときますねww

ここまで攻め立てるのもまたワンマンならではなんだろう。

出し切った、俺はもう動けない。

あれ?

まだ「八つの大罪」が残ってるな…。

アンコール

ちなみにこの日は、曲間の思わず出ちゃう声は出してOK的なレギュレーションだったと思う。
だからなのか、それともそもそも82刑がそうなのかはわからないが、フロアからいわゆるアンコールをする隙はなかった。
(個人的には茶番的なアンコールをするぐらいなら最後の最後までぶっ通しでライブをしてくれ派なので好感度が高い)

その代わり、ムービーを挟んで2023年のツアーの発表があった。

そこのナレーションは、心の中の檻で自由にしようぜ、みたいな内容だった。
これもまた新曲「水曜日の宴」に繋がるような含みを持たせた言葉である。
だから俺が作った曲もそういう気持ちで(リンクなど略

ツアーは里帰り的な内容で、各メンバーの出身地での凱旋ライブのようなものが行われるとのこと。

つまり…。

全部、関西やんけ!!

基本的に遠征はしないスタイルだからなぁ…。
とりあえず東京のライブには行けるようにしたいところだ。

ちなみに新メンバーSAKIの出身地は香川らしい。

ツアー発表後に療養中の雪も登壇して、みんなで「しゅうしんけーになりたいな(かり)」をパフォーマンス。
しかし、演奏はなくてオケのみで、みんなでワチャワチャしてた感じwww

その後、MCを挟んで、雪が参加して「八つの大罪」と新曲「水曜日の宴」を演奏した。
八大都市ツアーの最後までは叩いてたんだっけなぁ。
かなり久々の演奏だ。

雪は首にコルセットをつけての痛々しい姿だが…。
俺からすると、それはさながらYOSHIKIのようにも見えた。

ところで、ここ数ヶ月ほど療養している雪だが…。
FCやYoutube、Twitterなどを見る限り、一番存在感はあったかもしれないww

特典会では、誕生日ということでマカ(12/28当日)雪(12/25)のチェキを。

と思ったけど、俺は別に誕生日じゃなくてもマカ雪のチェキを撮ってるわww

まとめ①

82刑の2022年を振り返ると、やはり八大都市ツアーが大きな出来事だった。
8公演+1公演のうち、俺は4公演を観覧した。
東京は行ったのにいろいろあって観れてないけどww

他にもけっこう良い対バンがあったように思う。
(ちなみに俺が言う良い対バンとは基本的には「格上と思われる演者との対バン」である)

葉月ソロにしても初期の82刑にしても、俺は当時の活動を知らないし、コロナ禍という特殊事情があるので比較は難しいが…。
少なくとも俺が知っている2021年の活動と比べると飛躍したように思う。

しかしながら、俺という人間は…。

応援しているとはいえ、諸手を挙げて全てを肯定するようなタイプではない。

もちろん今回のワンマンは非常に良かったが、個人的にはやはりもっとフロアが埋まって欲しかったというのが本音だ。
(コロナ禍だったとはいえ、クアトロのときも同じようなことを思っていた気がする)

収益性を考えれば物販などで採算は取れているのかもしれないし、”WWWでワンマンをやった”というのは紛れもない大きな実績だ。
でも、正直なところ、フロアの充填率が良かったとは思えない。

単純な集客数としてももちろん大事なんだけど、それだけでなく…。
会場選定や日時設定、またそこに至るまで宣伝などを考えると、フロアの充填率というのも個人的にはかなり評価ポイントとして重要視している。
評価ポイントというか、そこに至るまでの答え合わせみたいなもんだ。

俺が応援しているアーティストに対して必ず思っているのは「大きな会場でライブをするところを観たい」ということだ。
ワンマンであってもフェスであってもそうなんだけど、そこには「フロアが客でいっぱい」という状況も暗に含まれている。

上記の通り、俺は昔の葉月ソロや初期の82刑を知らない。
別にそれを知りたいとか評価したいみたいな気持ちはあんまりなくて、これからの活動が良けりゃなんでもいいんだけど。

はっちゃんは、たまにかつてのBIG CATのワンマンの話をしている。
その話を聞くたびに、そこだけはなんか”羨ましい”って感情が生まれる。

俺はそういうライブを観たいんだろう。

WWWのキャパは500人ぐらいだから、構造も加味して考えれば200から250人ぐらいでいっぱい感があるだろうか。
82刑だったらそれぐらいの人数は集められると信じているし、まぁそれはまた次回以降の楽しみにしておこう。

まとめ②

年末ということもあり、なんとなく2022年そのものも振り返ってみた。
初めて82刑を観てから丸2年が経ったわけだ。

ご覧の通り、俺は82刑のことが好きなんだが…。

だからと言って、優先はすれど別に贔屓しようという気はない。
なるべくフラットな気持ちでその都度判断をする、というスタンスでいたいのだ。

常に新しいバンドとの出会いを求めているし、いつでも推し変する気もある。
(ちなみに葉月界隈においては推し変すると刺されるらしいが、むしろはっちゃんに刺されるのはご褒美)

しかしまぁ、なかなか82刑ほど好きになるバンドには新たに出会わないもんだなぁ。
少なくともいわゆる同規模のガールズバンド(特にアイドル性があるもの)という点においては、比肩するようなバンドが見つからない。

もちろんあくまでも好みの問題なんだが、82刑は独自性というか唯一性において突き抜けちゃってるんだよなぁ。
それでいて進化や変化も感じられる。

今回、発表された新曲2曲や新メンバーSAKIについて考えても、今後のワクワク感しかない。
まだしばらく、俺の中での82刑の地位は安泰だろう。

…などと書いてる時点で、かなり盲目的になっている気もするが…。

あくまでも同規模同ジャンルという前提の話なので、もちろんそもそも他にも好きなバンドは多いので悪しからずwww
(浮気を咎められたときの言い訳常套句)

とありあえず、改めてそんなことを考えるぐらいには良いワンマンだったね。

後日、葉月ソロを観に行った時に、はっちゃんから「SAKIちゃんどうやった?」と聞かれた。

多少なりとも音楽をかじっている俺からSAKIの演奏についての感想が欲しかったのだろう。

俺は答えた。

「かわいかった!!!」

おまけ

さて、冒頭に書いたゆぅみんの新衣装について。

ライブ後MCの本人談によると、峰不二子を目指しているとかなんとか。
新衣装は簡単にいうとキャッツアイで、体にフィットした全身タイツみたいなものだ。

ボディラインが強調されているのでたしかにエロい。

しかし、硬派でおなじみの俺はこの程度では動じない。
なんならDMMで観ているゆぅみんのVRの方がエロい。

俺は新曲のパフォーマンスを観ながら、よりエロくなるように妄想を始めた。

もし仮にだ…。

もし仮に、このタイツの下が全裸だとしたらよりエロいのではないか?

もしかしたら本当に全裸かもしれない。

いや、そもそもタイツではなくて、なんならこれはもう全裸のまま踊っているのかもしれない。

現実と妄想の狭間を行き来しながら新曲を観ていた。

でも…。

よく考えたら…。

あらゆる人間のあらゆる服の下は全裸だよな…。

ということで。

あんまり新曲が頭に入ってきてないので、早く音源をリリースしてください。

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